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第163回
捜査検事・近松茂道4
偽装〜昇仙峡に舞う殺人事件

テレビ東京 8/4(水)20:54〜22:48
BSジャパン 8/1(日)21:00〜22:54
原作
高木彬光「偽装」(角川書店)
脚本
扇澤延男
監督
鷹森立一
キャスト
近松茂道
望月徹
篠崎みどり
沼沢雅代
浅川律子
依田明彦
沼沢秀一郎 
杉山浩志
椎名圭太
篠崎あかね
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高橋英樹
石橋蓮司
柏木由紀子
水野久美
中原果南
中野英雄
相島一之
河原崎建三
丸岡奨詞
小松みゆき

あらすじ
看護士の篠崎あかねが遺体で発見された。


捜査陣は失恋による自殺と見なしていたが、この事件を扱うことになった、捜査一課の望月だけは、「絶対に犯人を探す」と、真剣な表情であかねの母・篠崎みどりに強く語る。 


望月は、あかねと恋人関係にあった、病院長の跡取り息子でもある、沼沢秀一郎を容疑者と疑う。しかし、捜査検事の近道は引っかかるものを感じる。


 あかね殺しの事件に、異様な熱意を見せる望月は、沼沢のアリバイを当たるが、彼には完璧なアリバイがあった。しかも、別れの言葉を切り出したのは、あかねからだったと言う。


連日の聞き込みにも関わらず、まったく手掛りが掴めない望月は、暴力的なまでのしつこさと、尋常ではない取調べを続ける。望月はこの事件に対し、なぜここまで犯人検挙に躍起になるのか?


実は、望月が篠崎みどり母娘と会うのは今回が初めてではなかった。「私はあなたを一生恨みます」。10年前、みどりが望月に放ったこの一言を、彼はずっと忘れられずにいた。10年前、篠崎母娘と望月の間に何があったのか・・・。


 一方、近道は別のことが気にかかっていた。


あかね殺しの犯行には一貫性がない。この『一貫性のなさ』が示すものとは?


その後、秀一郎に医療ミスを隠蔽している疑いが持ち上がる。あかねと総看護士長の谷田良美はそれを知る人物と思われた。そんな折、今や唯一の手掛りである、谷田良美が殺害される。遺留品の携帯電話には、秀一郎へ送った携帯メールの履歴があった。


疑惑の目が秀一郎へ集まる中、近道だけは、釈然としないものを感じる。「犯人は別にいる」。望月にきっぱりそう言い切る近道。


望月達の懸命な捜査にも関わらず、重要参考人である秀一郎のアリバイが成立し、あかね、良美の両人とも殺せないことが判明した。


迷宮入り寸前の捜査。誰もが諦めかけていた時、近道が衝撃的な発言をする。「望月は真犯人を知っているはずだ」と。真犯人を庇っている・・・。それが本当だとしたら、刑事である彼がなぜ?そしてその真犯人とは・・・?


真犯人を見つけ出したい近道と、それを阻止したい望月の間で、静かな炎が揺れる。二転三転する犯人像と殺害理由。あかねは一体誰に、どんな理由で殺されたのか?そこには驚くべき真相が隠されていた。


 弱者を救えない法律。道徳と愛情の狭間で苦しむ親。そしてそれを救いたいひとりの男。


自分のすべて犠牲にしても守り抜きたいもの。人はそれを手にした時、弱くなるのか、それとも強くなれるのか・・・。