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第164回
捜査一課長・神崎省吾
椿の入れ墨をした女

テレビ東京 8/11(水)20:54〜22:48
BSジャパン 8/8(日)21:00〜22:54
原作
高橋治「殺意の断崖」〜椿の入墨より〜(文藝春秋)
脚本
西岡琢也
監督
吉田啓一郎
キャスト
神崎省吾
笠井清美
伊丹鉄也
松谷明子
神崎園子
小野志津枝
神崎千鶴子
青木孝則
金田敏夫
恩田和巳
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渡瀬恒彦
川上麻衣子
田中実
中島ひろ子
伊東ゆかり
宇津宮雅代
遊井亮子
斉藤洋介
片桐竜次
不破万作

あらすじ
 静岡県警刑事部捜査一課長・神崎省吾の家にある日、可愛がっている部下の伊丹が結婚相手・笠井清美を連れて来る。清美の顔を見た神崎は驚く。


数ヶ月前、静岡市内で警官殺しの事件が起きた。その捜査の際、神崎と伊丹が出会ったのが、スナックの店員・笠井清美。清美は暴力団幹部の愛人であり、太ももに椿の入れ墨をしているという噂だった。


その清美と伊丹がいつのまにか付き合い始め、「媒酌人をお願いしたい」と神崎に申し出てきたのだ。しかし神崎はこれを固く断る。以来、伊丹と神崎の仲はギクシャクし、交流もなくなった。


 それから1年ほど後、静岡県にある奥浜名湖自然歩道の市杵島(いくつしま)神社で、老人ホーム『浜名湖ケアセンター』の理事長・橋本武司が殺害された。捜査一課長の神崎省吾は、第一発見者・副理事長の金田敏夫や被害者・橋本の身辺を洗わせる。


 殺された橋本の家から、一通の脅迫状が見つかった。そこには「私の父は、あなたたちの悪行を暴こうとして殺された」と書かれていた。差出人は"笠井清美"だった。 


 6年前に自殺をした清美の父親は、表向きは、老人ホームの経営に失敗したということになっているが、実質は橋本達に騙され、死に追いやられたも同然だった。


 警察は伊豆の旅館で仲居として働く清美に事情聴取をする。清美は、橋本が殺害された日の4月10日と翌11日に休みを取っていた。そして「10日は朝堂ヶ島を出て、2時過ぎに静岡で人と会い、三時半頃相手と別れて堂ヶ島へ戻った」と話すが、誰とどんな理由で会ったかは話さない。


 一方、清美が捜査線上に浮上し、事件の担当からはずされた伊丹は、神崎に「彼女は何もしていない」と断言する。そして、清美が伊豆で仲居として働いていたのを知らなかったにも関わらず、「ずっと付き合っていた」と言い、わざわざ休暇を取ってまで捜査に首をつっこむなど奇妙な行動をとり始める。彼は誰を庇い、何を知っているのか?


 やがて、清美が沼津インターに残したチケットの指紋から、清美が沼津にいた時間が証明される。その時間から殺害現場の浜松に移動するのは不可能との判断で、清美は容疑者から外される。


伊丹と会った清美は、「あと1ヶ月待って欲しい」と、謎の言葉を残す。「あと、1ヶ月」。1ヵ月後に何が起こるのか・・・。


 重要参考人の清美が外れた今、捜査は振り出しに戻る。犯人割り出しに躍起になっている青木達は、浜名湖ケアセンターで、従業員である松谷明子が、意外な人物と人目を隠れて会っている様子を目撃。その人物とは・・・。


明子の言動に不審を抱いた神崎は、明子の過去を調べ始める。そして偶然にも、明子と清美の境遇は酷似していた。両者の符合は何かを示しているのか? それとも単なる偶然か?


捜査が一向に進展しない中、神崎と伊丹は、全ての発端は、6年前に橋本達に殺された、笠井健三の事件にあると踏み、当時の場所へ赴く。 


そこには、元警察官の佐川がおり、当時の事件の真相を知っている様子だが、中々口を割らずにいた。しかし神崎たちは次第に神崎達は衝撃的な事実を知ることになる・・・。
愛を望んだ故に孤独を知り、強すぎる思い故に、幸せから離れてしまった、女性の悲しい過去・・・。


「幸せになりたい」。事件はこの願いから始まった。