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第181回
信濃のコロンボ事件ファイル7
見知らぬ鍵

テレビ東京 1/19(水)20:54〜22:48
BSジャパン 1/16(日)21:00〜22:54
原作
内田康夫 「軽井沢の霧の中で」より「見知らぬ鍵」(角川文庫)より
脚本
佐伯俊道
監督
江崎実生
キャスト

竹村 岩男
竹村 陽子
岡部 和雄
大森 修治
峰岸 小夜子
東野 健一郎
西野 弘美
木下
吉井
千原

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中村梅雀
原日出子
松村雄基
里見浩太朗
遊井亮子
田中健
神戸みゆき
宮下直紀
加藤純平
鈴木ヒロミツ
あらすじ

 交番の巡査から刑事に抜擢され、長野県警捜査1課の警部として活躍する竹村岩男。数々の難事件を解決してきた"信濃のコロンボ"としての手腕を買われ、以前の上司で長野県警刑事部長に昇格したばかりの大森からある事件の再捜査を任される。それは、すでに所轄署が自殺と断定した事件だった。


 白樺湖の湖畔で仰向けに倒れ、胸の上で手を合わせた男の死体が発見された。残されていた遺留品から身元は、大都銀行八重洲支店に勤める峰岸雄司であることが判明。妻の峰岸小夜子によって身元が確認された。死因は睡眠薬を大量に飲んだことによるもの。服用していた睡眠薬は、本人が会社の医務室から受け取ったものだった。峰岸が仕事で大きな失敗をした直後だったことや現場の状況などから、事件を担当した諏訪湖署は自殺と断定し、捜査本部を解散した。


 しかし、小夜子は出世に興味のなかった夫が仕事絡みで自殺するわけがなく、さらに車の中に積まれていた白樺の枝は、草木染めをしている自分への土産だったに違いないと主張。長野県警刑事部長の大森は竹村にもう一度事件を洗い直すよう命じる。県警の再捜査を快く思わない諏訪湖署の刑事に、あからさまに邪険にされながらも、竹村は捜査を開始する。


峰岸雄司の車からは、死の直前に利用した軽井沢のガソリンスタンドの領収書が発見された。その日、東京から「外回りに行く」と行って八重洲の銀行を出たまま、自宅へも銀行へも戻らず、軽井沢へ行っていたのだ。しかし白樺湖へ向かったはずの峰岸が、途中軽井沢に立ち寄るのは遠回りになる。さらに、助手席からは犬"ジャックラッセルテリア"の毛も発見されていた。峰岸は犬好きだったが、小夜子が重度の気管支炎を患っていたために犬は飼っていなかった。


 やがて小夜子へ遺留品が返されるが、その中のキーホルダーに普段はついていない見知らぬ鍵がついていた。いつも玄関先の目のつく所に置いてあり、当日の朝にはいつも通り3つしか鍵はなかったはずだと主張する小夜子。


 一方、東京では大都銀行に勤める立原恭子が自宅で死体となって発見された。竹村の盟友・警視庁捜査一課のエリート・岡部警部が現場に駆けつける。恭子は峰岸と同じ支店で働くベテランの行員で、死後3日は経っていた。部屋からは『不倫の清算のため、恭子を殺して僕も死にます・峰岸雄司』というワープロ書きの遺書が見つかる。事件を担当する警視庁捜査1課の岡部は、竹村が峰岸の再捜査をしていることを知り、互いに協力しながら捜査を進める。


 大都銀行の上司は、峰岸と恭子が不倫の関係であったことは知らないと話す。しかし峰岸の同僚の臼井は、峰岸についてある出来事を語った。それは、半年ほど前に若い女(西野弘美)が銀行を訪れ、「峰岸を出せ」「人殺し!」と騒いだ事件。その女・西野弘美は父親が経営していた町工場への融資を、峰岸に打ち切られたことを逆恨みしていた。その時、窓口で対応したのが恭子だった。さらに支店長の東野は、後日、腕を絡ませて歩く二人を見たと証言する。


 一方、軽井沢で捜査を進める竹村は、犬と一緒に入店できる喫茶店に、峰岸が殺された日の午後、女と犬"ジャックラッセルテリア"と一緒にいたという目撃証言を得る。その女こそが西野弘美だった。何故2人が会っていたのか? 


 竹村は小夜子とともに東京へ行き、謎の鍵が恭子の部屋のものかを確かめに向かう。しかし、その鍵は恭子の部屋の鍵ではなかった。心から安堵する小夜子。だが、それではこの鍵は一体どこの鍵なのか…。


 その日、東京に戻った小夜子は、心配して家を訪れた臼井に"見知らぬ鍵"の話を漏らす。その夜、小夜子の家に何者かが侵入し、その鍵が盗まれた。一体、誰が…。やはりそれは犯人に迫る重要な物証だったのか? 数少ない証拠と巧みな偽装。"信濃のコロンボ"は事件の真相を解き明かし、真犯人に辿り着けるのか!?