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第188回
猪熊夫婦の駐在日誌2
家路

テレビ東京 3/23(水)20:54〜22:48
BSジャパン 3/20(日)21:00〜22:54
原作
佐竹一彦「駐在巡査」(角川書店)より
脚本
坂田義和
監督
吉田啓一郎
キャスト

猪熊 靖子(猪熊の妻)
猪熊喜三郎(駐在・巡査部長)
五十嵐博信(小学校校長)
船津 良輔(千葉県警銚子西署刑事課署長)
関 哲雄(千葉県警銚子西署刑事課・警部補) 
五十嵐 洋子(五十嵐の妻)
中村 義郎(靖子の父)
里村 幸男(町の住人)
中村 美佐子(靖子の母)

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研ナオコ
地井武男
竜雷太
柴俊夫
金田明夫
姿晴香
坂上二郎
鶴田忍
石井トミコ
あらすじ

 千葉県勝浦市鵜原、のどかな海辺の田舎町に猪熊喜三郎・靖子夫妻が住んで3年。もともと靖子の故郷であるこの町には、靖子の両親、幼馴染がおり、靖子はここに異動希望を出してくれた優しい夫に感謝している。2人に子供はいないが、仲がいいことで町でも評判の夫婦だ。靖子は喜三郎の体脂肪を気にして、甘い物を食べるのを禁じている。


 そんなある日、林道で一部が白骨化した男性の死体が埋められているのが発見された。土中には一緒にバッグが埋められており、バッグの中には、スケッチブック、絵の具など画材のほか、血糊のついた包丁が発見された。スケッチブックには“五十嵐浩一”の名。町の小学校校長・五十嵐博信の息子の名だった。


 浩一は高校卒業後、画家の勉強をしようと東京に出ており、両親の五十嵐博信・洋子とはしばらく連絡を取っていないという。死体の年齢が20-30歳、身長、足のサイズ、血液型など浩一と一致する点が多く、町の人々は「あの校長の息子が殺されるなんて…」と驚き、靖子も昔からの親友の洋子の思いを考え、心を痛める。


 検死の結果、遺体は3ヶ月前に埋められ、助骨には刃物で刺された傷があった。猪熊喜三郎は県警の刑事たちに「駐在のくせに」とバカにされながらも、地域住民とのネットワークや靖子からの情報を武器に捜査に当たる。


 県警の刑事・森田らは、東京の浩一の自宅を調べ、度々ここを訪ねてきた女性がいることを突き止める。それは浩一の高校の同級生で恋人の野崎美穂だった。美穂は東京の広告代理店で働いていたが、最近鵜原に帰ってきていた。喜三郎は森田から美穂の住所の道案内役を頼まれ、美穂の自宅を訪ねる。美穂は1年ほど前から、村岡省吾という逮捕歴のある男と付き合っていたが、3ヶ月前に別れたという。美穂と浩一、村岡は三角関係にあったのか?


 ある日、パトロールをしていた喜三郎は、住民の会話から約1ヶ月前、鵜原に局地的な大雨が降ったことを思い出す。しかし埋められていたスケッチブックはそれほど痛んでいない…つまりスケッチブックは、大雨の後、1ヶ月前以降に埋められたのではないか?何者かが死体を浩一と思わせようとしたのではないか?


 そんな中、遺体のDNA鑑定の結果が出る。凶器の包丁についていたのは確かに浩一の血だったが、遺体は浩一のものではなかった。凶器は浩一を指しているのに、遺体は浩一のものではない…一体これはどういうことなのか?


 謎がますます深まる中、神社の境内で男性の他殺体が発見される。殺されたのは、浩一の高校の同級生、牧原だった。牧原は高校時代、浩一が絵画コンクールで受賞した作品を「盗作だ」と告発した人物だった。


 8年前の盗作事件、三角関係…犯人は浩一なのか?浩一は生きているのか?やがて意外な犯人が浮かび上がる。その謎を解く鍵は、喜三郎の大好きな“甘い物”、そして天気に隠されていた。