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「ノーベル賞受賞はたった5つの分野に集中」米研究者が"偏り"を指摘

アメリカのスタンフォード大学の研究チームは、
過去に、科学の分野でノーベル賞を受賞した研究内容を分析したところ、
研究テーマに大きな偏りがあったとする調査報告を発表しました。

研究チームは、
1995年から2017年の間に発表された6,300万本の論文と、
同じ期間にノーベル賞を受賞した科学者が発表した論文を分析しました。

こちらがその結果です。
赤で囲んだ部分が、
全6,300万本の論文を、物理学や生物学など各分野で色分けして
マッピングしたものです。

一方、黄色で囲んだ部分が、ノーベル賞を受賞した論文を表しています。

ピンクの点が、生理学・医学賞、
青の点が、化学賞、
紫の点が物理学賞を受賞した論文で、
色づけられている場所に偏りがあるのが見て取れます。

具体的には、114の科学分野のうち、
素粒子物理学、細胞生物学、原子物理学、神経科学、分子化学という5つの分野が、
調査期間中に受賞したノーベル賞の半分以上を
占めていることわかったということです。

ノーベル賞の受賞が特定の分野に偏っている理由は明らかになっていませんが、
研究チームは、
「この不平等さによって排他的な文化が生み出され、
研究分野を理由に、一部の科学者が二流と見なされてしまう危険性がある。」
と指摘しています。

※引用元
●論文:PLoS ONE
Ioannidis JPA, Cristea I-A, Boyack KW (2020) Work honored by Nobel prizes clusters heavily in a few scientific fields.

●プレスリリース:EurekAlert!
Nobel prize-winning work is concentrated in minority of scientific fields.

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