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ジャパンライフと政界

マルチ商法を展開していたジャパンライフと政治をめぐる問題です。

このチラシには、加藤厚生労働大臣がジャパンライフの山口元会長と会食し、ジャパンライフを高く評価したと書かれています。

加藤大臣は「マスコミが主催した勉強会で、山口元会長はそこにいただけ」と説明しました。
その勉強会とは、いったいどんなものだったのか?主催した人物が、テレビ東京の取材を受けました。


東京・銀座の雑居ビル。

ビジネス雑誌などを発行する出版社、リベラルタイム出版社の渡辺社長。
加藤大臣とジャパンライフの山口元会長が同席することになった勉強会を主催した人物だ。
いったい、どんな会合だったのか。

リベラルタイム出版社 渡辺社長
「政治家を呼んで、企業人20人ぐらい集めて話を聞く。中華料理店でやっているので中華料理が出てくる会合」

勉強会が開かれたのは2017年1月、ホテルの中華料理店。
当時、1億総活躍担当大臣だった加藤氏が政策について語る勉強会。
会費は3万円で、企業の経営者などのなかに、ジャパンライフの山口元会長もいたという。

リベラルタイム出版社 渡辺社長
「どこかの会合で山口元会長と一緒になって、「うちでもこんな会合をやっている」と。その時も政治家のパーティーか会合だったと思うが、「じゃあ僕も行く」という話で来た」

しかし、この勉強会が開かれるひと月前の2016年12月。ジャパンライフは一部業務停止命令の行政処分を受けている。なぜ反社会的な会社のトップを勉強会に呼んだのか?

リベラルタイム出版社 渡辺社長
「そのときは知らなかった。出席者は山口元会長の状況は知らなかったと思う。僕が知らないせいで、皆さんに迷惑かけたかもしれない」

Q加藤大臣からジャパンライフへの発言は?
「ありません。山口元会長と加藤大臣の席は近くなかった。20人ぐらい入っている部屋だから直接会話できていないと思う」

渡辺社長は、「加藤大臣は利用された」としたうえで、山口元会長が勉強会に参加した意図について、
こう推測した。

リベラルタイム出版社 渡辺社長
「(山口元会長は)自分の知らない政治家とつながりを持ちたいと考えたのかもしれない。加藤大臣とコネクションをつくりたいので、出席したのではないか」

この勉強会について、加藤大臣は...

加藤厚労大臣「勉強会で私が話をしたときに山口会長がいたということに尽きる。それ以上の関係はない」
記者「会ったのはその1回だけ」
加藤厚労大臣「会ったのではなくて、そこにいた。会ったわけではない」

ジャパンライフの山口元会長は、ほかの政治家が参加した別の日の勉強会にも参加していたという。

テレビ東京には34年前のジャパンライフの社内報が残されていた。
当時、ジャパンライフはNYに支社を構えていたようで、
「世界に羽ばたけ!」のタイトルに、ジャパンライフ社のヘリコプターが摩天楼を飛ぶデザイン。
ページをめくると山口元会長の新年の挨拶が...

ジャパンライフ・山口隆祥会長(当時)
「医療寝具という新しい産業のジャンルを日本を土台として世界へ呈示していきたい」

この社内報には当時の労働大臣・山口敏夫氏と元警察官僚のジャパンライフ相川社長らの座談会も掲載されている。

山口敏夫労働大臣(当時)
「私の健康法はジャパンライフの健康ふとんセットを使用して、疲れを翌日に残さないようにすること」

さらにページをめくると...
一面に福田赳夫元総理大臣の年頭所感まで...
ジャパンライフに関する言及は無いものの、福田元総理は山口元会長と同じ群馬県高崎市の出身。
続く「国会議員の年頭あいさつ」には当時の現職閣僚や有力政治家の顔がずらり並ぶ。
注目すべき一枚の写真。ジャパンライフ社長が通産大臣を表敬訪問したとある。
この社長は当時の営業所長研修会でこんな発言をしていた。

ジャパンライフ・相川孝社長(当時)
「新しい内閣で、中曽根内閣総理大臣以下、ジャパンライフの社長であります私の長年のお友達であり、親しくお付き合いしている先生方が22人の閣僚中、実は10人いらっしゃいます。
新しく通産大臣になった村田敬次郎先生、先方はカラオケが上手、共に歌った間柄です。
さっそく通算大臣室にお尋ねして記念撮影と考えております。
ご存じのように通産省は私どものビジネスの監督官庁でございます。」

この後、相川元社長は実際に通産省を訪れ、旧知の仲という新任の大臣と面会していたことがわかる。
80年代からのジャパンライフと政界・霞が関との"太いパイプ"...
その後のマルチ商法による被害拡大との関連は検証が必要だ。

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