テレビ東京開局50周年特別企画 松本清張「強き蟻」

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      「強き蟻」今夏放送決定!

      米倉涼子が 4人の男を翻弄する人妻に

      今夏、開局50周年特別企画として米倉涼子主演のドラマ、松本清張「強き蟻」を放送します。ヒロイン・伊佐子を演じる米倉涼子が、テレビ東京のドラマに出演するのは今作が初めてです。
      原作は、1971年に文藝春秋から刊行された、清張・著の同名長編小説。己の目的のために、夫の寿命を緩やかに縮めようと企む伊佐子を中心に、欲まみれの男女が入り乱れ、犯罪が犯罪を呼ぶ異色のサスペンスです。
      狂気にも似たしたたかさと、男を魅了する危うさ…。伊佐子は、「悪女」と「童女」の絶妙な共存によって、目の前の現実と対峙していきます。そして、『墓の前 強き蟻いて 奔走す』――原作に記された西東三鬼の句の様に、命を懸けて生きることの難しさと力強さを全身で表現する伊佐子と、“未必の故意”という薄らとした殺意は、物語に誰にも予想がつかない驚きの結末をもたらします。

      出演者【NEW】

             
       

      テレビ東京開局50周年特別企画 ドラマ「強き蟻」

       

      主演 沢田伊佐子役
      米倉 涼子
      誰もが見惚れる美貌の女性。かつて東銀座の普茶料理屋の女将だった。
      三年以内に夫の信弘が死亡し、十億円の財産を独り占めすることを強く望んでいる。

      [コメント]
      今までテレビ東京さんとはご縁がなかったので、素晴らしい機会を頂けて光栄に思っています。内容も、さすが松本清張!と思わせる展開で、脚本を読んで面白い、そして演じて面白い、ということで、役者にとってこの上ない喜びでした。

      私が演じる主人公・伊佐子は、手段を選ばずのしあがろうとする、一見悪い女性に見えます。しかし、ここまで自分の欲望の為に動くのなら・・・と、応援したくなるキャラクターでしたし、逞しさ、可愛らしささえ感じました。人物それぞれの欲望が渦巻き、その中で主人公・伊佐子が男性に強く向かっていく逞しさは見どころです。また、共演させていただいたキャストの皆さんや衣装も豪華で、テレビ東京開局50周年に相応しい作品だと思っています。

      松本清張作品は、作品ごとにそれぞれの色があるので一概に魅力というと難しいのですが、松本清張作品と出会えたことにより、芝居の面白さをより感じることが出来ましたし、とても大切なものです。作品でお世話になるたびに、松本清張さんのお墓参りを欠かさずさせていただいているので、またそろそろ伺わなければ、と思っています。 

             
       

      テレビ東京開局50周年特別企画 松本清張「強き蟻」

       

      沢田信弘役
      橋爪 功
      伊佐子の歳の離れた夫。大日本光学株式会社の技術担当役員。
      知り合いの塩月に連れられた普茶料理屋で伊佐子と出会い、結婚した。

      [コメント]
      Q:ご自身の役どころや、台本を読んだご感想を教えてください。
      すべては見てのお楽しみなので詳しくは話せませんが、「沢田信弘」もまた「強き蟻」なんだと。説明になっていないのでご覧になって下さい。「なるほど」と思ってもらえるのでは。 松本清張さんの本は少し設定をいじるだけで、いつの時代も通用するものですね。 

      Q:もし、実際身近に伊佐子のような女性が存在するとしたら、いかがですか。また、伊佐子を演じた米倉涼子さんの印象を教えてください。
      米倉さんが私の排尿を補助するシーン(ご想像下さい)があって、「この役は橋爪さんじゃなければ私、出来なかったわ」と言ってもらったんですけれど…。これって誇らしいの? って思いましたね。

             
       

      テレビ東京開局50周年特別企画 松本清張「強き蟻」

       

      佐伯義雄役
      高嶋 政伸
      佐伯法律事務所の弁護士。
      伊佐子の愛人・石井寛二が起こした事件を揉み消すべく、塩月に雇われた。裁判に勝ち、塩月の叔父とのコネクションを作ろうと野心を燃やす。

      [コメント]
      Q:ご自身の役どころや、台本を読んだご感想を教えてください。
      野心家で、一見ギラギラしていますが、内心はとても小心者。大金の為とはいえ、心の奥底では殺人計画に怯えている。

      Q:もし、実際身近に伊佐子のような女性が存在するとしたら、いかがですか。また、伊佐子を演じた米倉涼子さんの印象を教えてください。
      できれば、お友達にはなりたくありませんねぇ(笑)。
      米倉さんは本作品のすべてを把握され、普通の人の2倍の速さで演出を飲みこまれていました。僕などは米倉さんについていくのがやっとで、印象としては“ジェットコースター”の様な方でした。

             
       

      テレビ東京開局50周年特別企画 松本清張「強き蟻」

       

      塩月芳彦役
      宅麻 伸
      帝国食品の副社長。代議士の叔父をもつ。
      伊佐子が信弘と結婚する前までは愛人関係にあり、現在も伊佐子から相談を受けるパトロン的存在。

      [コメント]
      Q:ご自身の役どころや、台本を読んだご感想を教えてください。
      それなりに育ちもよく、年齢に並行して身分相応。自分の立場を熟知して観ているため、地位にも全く驕らず、冷静に生きている男。台本を読んだ後の感想としては ゆえに、静かに捨てられる男。

      Q:もし、実際身近に伊佐子のような女性が存在するとしたら、いかがですか。また、伊佐子を演じた米倉涼子さんの印象を教えてください。
      男を捨てるには、ある意味どこかに最高でなければならない定義がある。虎視眈々と言う言葉がぴったり当てはまる、こういう女性がいたら、騙されて当然。
      米倉涼子女史、松本清張原作にこれほど相応しい女性はいないと感じた。観ているだけで魅了される女優!男を捨てる女と捨てられた男…この女性だったら騙されてもいいなと思ってしまった。

             
       

      テレビ東京開局50周年特別企画 松本清張「強き蟻」

       

      石井寛二役
      要 潤
      サッカー選手で伊佐子の愛人。
      自宅で元彼女・福島乃理子が死亡する事件を起こす。乃理子は、伊佐子を恨んでの自殺だったと脅し、自分に弁護士をつけるよう伊佐子に要求する。

      [コメント]
      Q:ご自身の役どころや、台本を読んだご感想を教えてください。
      人間の欲を強く描く松本清張作品の中では、もしかしたらまともな感覚を持った人なのかもしれません。男の僕からすると、台本を読んでいる最中に何度も背筋が寒くなった作品でした。

      Q:もし、実際身近に伊佐子のような女性が存在するとしたら、いかがですか。また、伊佐子を演じた米倉涼子さんの印象を教えてください。
      米倉さんは伊佐子のキャラクターとカブる事がありました。僕がとあるシーンで監督の演出したお芝居で悩んで、なかなか表現出来なかったのを、何度かやって本番でようやくオッケーをもらった時に褒めてくれたのは、まさに伊佐子と石井の関係のようでした。
      きっと、伊佐子のような人が身近にいたらどっぷりハマっていたでしょうね。

           
       

      伊沙子を取り巻く女たち

      宮原素子役
      比嘉 愛未
      塩月の紹介で、信弘の自叙伝の口述筆記を担当する速記者。


      沢田妙子役
      笛木 優子
      信弘の前妻との娘。画家の卵で、信弘からは自分の個展への援助などを受けている。
      伊佐子は信弘の財産目当てで結婚したと疑わず、つねに対立している。


      椿サキ役
      かたせ 梨乃
      信弘の前妻の代から沢田家で住み込みで働く家政婦。
      信弘を強く慕っている。
       

       

      プロデューサー コメント

      プロデューサー 中川順平 コメント

      テレビ東京開局50周年のスペシャルドラマは、米倉涼子さんを主演に迎えての松本清張「強き蟻」です。主人公・伊佐子は、夫の遺産を狙う、いわゆる悪女です。したたかで逞しく、その徹底して本音で生きる覚悟と潔さが、痛快でカッコ良ささえ感じます。それでいて心の奥底に孤独を秘め、無邪気なかわいらしさも失わない女性です。

      そんな複雑で多面的な主人公を、今、最も輝いている米倉さんなら、最高に魅力的に表現して下さると確信しました。過去にも、米倉さんと清張原作の組み合わせはありました。しかし2014年版は、光をあてたダイヤが七色に輝くように、米倉涼子のいろんな顔が見られる、魅力全開の新たな主人公像です。

      もちろん伊佐子の周囲で欲望に蠢く男達、女達のキャスト陣も、50周年に相応しい豪華な方々にお集まりいただいています。松本清張「強き蟻」に、ご期待下さい。

      あらすじ

       かつて東銀座で普茶料理の店を営んでいた沢田伊佐子(米倉涼子)は、そこで出会った31歳年上の会社役員・沢田信弘(橋爪功)の後妻として嫁いだ。伊佐子は、夫が長年勤める会社の新役員懇親記念パーティーに向かう車中で、信弘の役員待遇がどうなるのか気を揉んでいる。信弘は、渋谷区松濤に居を構える200坪の家を所有しているが、生活に関わる金銭はすべて家政婦・椿サキ(かたせ梨乃)に管理される生活だ。もちろん伊佐子はこれに納得していないが、彼女には胸に潜めたある企みがあった。それは、3年後に信弘の資産十億円を“未亡人”となって独り占めすること。その日に向けて、伊佐子は夫の寿命を緩やかに縮めようと、密やかな計画を練っていた…。

       また、伊佐子は信弘の妻を演じながら、夫以外の男性とも関係を持っていた。信弘をパーティーに送り届けたあと、伊佐子は年下の愛人・石井寛二(要潤)のもとへ向かう。しかし、部屋に入ると、そこには頭から血を流しベッドに横たわる女性の姿が…。石井の元彼女・乃理子だ。石井曰く、喧嘩して揉み合った際に乃理子が頭を強打した挙句、石井が目を離した隙に睡眠薬で自殺を図ったという。すぐさま薬を吐かせ、乃理子が一命をとりとめたことを確認した伊佐子は、早く救急車を呼ぶよう石井を促し、自宅へと戻る。しかし、その日の夜、石井から“乃理子が死んだ”との連絡が入る…。

       事件によって、石井との関係が明るみになることを恐れた伊佐子は、かつて夫と共に伊佐子の店の常連で、パトロン的存在だった食品会社副社長・塩月芳彦(宅麻伸)に連絡。事件を揉み消すべく、石井の弁護士の手配を懇願する。代議士の叔父をもつ塩月は、野心溢れる若手弁護士・佐伯義雄(高嶋政伸)を呼び、伊佐子を助ければ叔父を紹介すると約束して、石井の担当弁護士につかせることに。

       疲弊して伊佐子が帰宅すると、信弘と地味な風貌の速記者・宮原素子(比嘉愛未)が楽しそうに現れる。信弘が自叙伝を作るため、塩月の紹介で宮原に口述筆記をお願いしていたのだ。また、信弘の前妻との娘で、画家の卵をしている妙子(笛木優子)も訪れており、伊佐子に対して不信感を抱く妙子は、『あなたが結婚したのは父ではなく財産』と言い放つのだった…。

       ある日、伊佐子は塩月との密会中に、石井の件に関する報告を受ける。なんと、石井が逮捕されたというのだ。塩月曰く、殺人罪に問われる石井を、佐伯は『無罪にする』と自信を見せていると言うが…。

      番組概要

             
        タイトル : テレビ東京開局50周年特別企画 松本清張「強き蟻」
        放送日 : 今夏放送予定
        主演 : 米倉涼子
        原作 : 松本清張『強き蟻』(文春文庫刊)
        製作 : テレビ東京

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