● 本選四日目

 
 


本選三日目は胃袋の休息日。
動物園でコアラに触れ合い、シドニーの休日を過ごした。

そして、オーストラリア初戦の朝を迎える。
準々決勝の舞台は“グレート”な世界遺産だという。
果たして食材は何なのか?
シドニーから2時間、バスに揺られて到着したのは、
ユーカリの森が広がるブルーマウンテンズ国立公園だった。




 
  ● 準々決勝

 
 



■食材: オージービーフ(1本150g)

■制限時間: 45分

■通過: 5名→4名
(最下位1名がお世話係へ)



15:00
戦いの舞台はそこに用意されていた。
切り立った崖の先端、大食い史上、最高の絶景だ。
絶景の中での戦いはまさに“グレート”。
そして、そこで用意されていた“グレート”な食材は……

 




中村 「オージービーフバーベキュー!」
試食した中村は一言、
中村 「ボリュームがあって歯を通すのが大変」
肉は胃にも顎にもきつい食材。
ギャル曽根の顔が曇る。それは、嵐の予感。


準々決勝は、バーベキュー45分勝負!
スタートを告げる太鼓が鳴った。
一同 「いただきます!」
オーストラリアの初戦、ここでさよならするのは誰なのか?


まずは顎力のある佐藤がガンガン行く。
しかし、菅原がトップでお代わり。
他の選手もそれに続く。
曽根が少し出遅れた。

 

 



菅原が3皿目のお代わりをする際、フォーク・ナイフを要求する。
この戦いを有利に進めるセオリーに真っ先に気づいた女王菅原。
口に入れる肉を小さくカットすることで、
噛む力と顎への負担を軽減する作戦に出た。

 

 



その菅原にピタリとつけるのは…
昨年の初出場から、一試合ごとに成長を続けている梅村。
昨年秋の最強戦では、ドクター西川や元キン山本といった男性強豪選手の戦いぶりを見て
自らのスタイルに取り入れ、魔女管原を敗退一歩手前まで追い詰めている。
今回も、菅原の作戦を見てすぐさま追随する。
本選大会3回目の出場。梅村は、確実に自信をつけていた。


一方、ナイフもフォークも使わず、肉に直接かぶりつく佐藤。
今回が初出場、試合経験はほとんどない新人。セオリーなんか知らない。
だが、驚くことに管原と互角のスピードで食べ進めているではないか。
この怪物新人の才能はどこまで底深いのか…。


中村 「初めて参戦して、オーストラリアで初戦を迎えてどうですか?」
佐藤 「感無量です。生まれて初めての海外旅行なので」

 


曽根と正司は先を見据え、マイペース。
管原・梅村・佐藤が主導権を争う。

梅村、佐藤、菅原の順に5皿を完食する。
一瞬、梅村にリードを奪われてしまった菅原。
女王のプライドに火がついた!


その頃、ギャル曽根はいまだ3皿。
ギャル曽根、唯一の弱点、それはアゴ力の弱さだったのだ。
昨年も苦手な食材に苦しみ、試合中に涙を流した曽根。
だが…
昨年と異なり、今回は弱音を吐くことはない。







【15分経過】
広大な森にナイフとフォークの音だけが響く。静かで熱い戦い。
菅原が14皿、梅村が12皿。
あいかわらず食いちぎる佐藤が、それでも12皿。

正司が10皿を完食し、唯一10皿に届いてないのはギャル曽根のみとなった。
決して満腹感があるわけではない。だが、肉がのどを通らない…。
曽根は戦い続ける。ライバルとの約束を果たすために…

一人ずつ脱落していく戦い。
トップが取れなくても一人に勝てばよい。
正司もまた、曽根に捕まらないように戦っていた。






【残り15分】
菅原が22皿で依然トップ。
最下位は曽根12皿、その前の正司は14皿。
中村「ギャル曽根危うし!」
しかし、逆転のチャンスは必ず訪れる。
曽根はそれを信じてラストスパートをかける。




残り5分。
曽根14皿。正司17皿。
差が3皿に広がる。
曽根「ヤバい」
思わず危機感を口にする曽根。正司の手は止まらない。






【残り3分】
あきらめることだけはしない。
曽根、追い上げるか!
正司、逃げ切れるか!






中村 「5,4,3,2,1、終了ー!」
終了を告げる太鼓が世界遺産の地に鳴り響く。
中村の口から結果が告げられる。


中村 「落っこち、ギャル曽根!」








★結果
第1位  菅原 30皿4.5kg
第2位  梅村 24皿
第3位  佐藤 23皿
最下位  曽根 16皿


 

 



曽根 「悔しい」
必ず決勝で戦う、そう誓った約束。
夢はかなわなかった…しかし、それが勝負の世界。


曽根はしばらくその場を動くことができなかった。