第一回戦
東京から約3時間ほどバスで移動して到着したのはキャベツの名産地群馬県嬬恋村。
一回戦の食材は地元のおばちゃんたちが作ってくれる特製「ロールキャベツ」。一面に広がるキャベツ畑の中で、雄大な山々をバックにスタートした一回戦。
150グラム入っていた皿が次々に積まれていく。王者不在の中、だれが勝つか予想もつかない今大会。食べた数のもっとも少ない1名が敗退となる。名物選手も無名の新人も入り乱れ、互角の戦いを見せる。初戦で奇しくも破れてしまう一名は一体?
第二回戦
有名な温泉地で行われた第二回戦。勝負は他の温泉街ではなかなか見ることができない湯滝の前を貸し切って勝負が行われた。一回戦を勝ち残った7名は、二回戦の会場へ移動する間にもしっかりとおやつも食べつつ、続いての二回戦に臨む。二回戦の食材も地元の名物。フレッシュ獲りたての名産品をカラリと揚げた一皿。
1皿に2個150グラムが盛られ、味変には塩とタレが用意された。45分間の勝負のあと一名の脱落者が決定する。とある選手が1回戦に続いてトップをとる。大食い新時代の到来を予感させる食いっぷりが目を引く一方、最下位争いは熾烈を極めた。
第三回戦
炎天下の中行われた三回戦、これに勝ち残れば海外に行けるとあって選手たちは勝負を前にしてもいささか浮足立っている様子。今回の食材はずばり「日本の朝食」。
平成18年に新しく作られた品種の獲れたて食材に「朝食の定番」をトッピングして一杯200グラム。一見食べにくそうだが、30分経過あたりまでは誰もスピードを落とさない。しかし順位は激しく入れ替わりを見せていた。大食いの戦術として最後の一人にならないようにと計算して食べることがある。つまりトップ集団は後半戦になるとペースを落として食べるような状況が見受けられるが、今回は拮抗する状況が続き誰がトップで誰が遅れているのかわからないほどのデッドヒートが繰り広げられた。45分間の熱戦を制し海外に行けるのはどの5名なのか。後半戦、注目されていたある選手に異変が起きた…!
準々決勝
みごと海外行きの切符を手にした5人。
むかったのは「東京から一番近いヨーロッパ」と称され、最近注目を集める某国。
世界遺産めぐりやコスプレなどを楽しみ、一日胃の休息日をとった選手たちは、いよいよ準々決勝に臨んだ。今回の食材はこの国の名物料理。1皿に5本、200グラムが盛られた。創業34年のお店の一品で、フレッシュな野菜を使った自家製ソースが選手たちの食欲をそそる。食材をかみちぎるアゴ力が必要と思われたが、絶妙な焼き加減でやわらかく仕上げられているため、選手たちは驚くべきスピードで胃に納めていく。脱落した一人はそのあとの戦いでスタッフとして働かなければならない。遅れた二人の選手が最下位になるまいと熾烈なデッドヒートを繰り広げる!タイムアップのコールが響いたその時、驚くべき事態が選手たちを待ち受けていた!
準決勝
夜。この国をいろどる美しいネオンライトの洪水をバックに行われた準決勝。
選手の気合いも十分。1皿に5個150グラム。一個一口で食べられる食べやすい食材だが、選手たちの表情は真剣そのものだ。つぎつぎと口に放り込まれ、選手の目の前には食べ終わった食器の巨大タワーが築かれた。優勝候補と目される二人の選手が激しいトップ争いを演じる中、残る二人が必死に食らいつく。が、優勝候補の一人がペースを落とし始めた!ここぞとばかりに食い下がる他の選手たち。勝負は45分間が終わる間際まで熱い展開をみせる。決勝一歩手前で一人が脱落。
決勝
決勝といえば「アレ」というおなじみの食材が今回も登場。が、今回はいつもと違う特別な具材が…。これが選手たちの戦いにどのような影響を及ぼすのか…。
最後まで残った3名の選手の中からいよいよ、大食い界の次代をになう新王者が誕生する。これまでの試合展開を見る限り誰が王者になってもおかしくない状況。
制限時間は初めての60分。ジャイアント白田、ギャル曽根といった過去のスター選手たちに勝るとも劣らない食いっぷりを見せる3人!そして、誰も予想しなかった奇跡の大記録が…!