Snow Man佐久間大介が語る“声優道”原作ファンへの愛と現場で学んだ“表現の自由”

アニメ『キルアオ』(原作:藤巻忠俊)を毎週土曜 夜11時より好評放送中!
「テレ東プラス」は、古波鮫シン(こはざめ・しん)役を演じるSnow Man佐久間大介を取材。インタビュー後編では、“声の仕事”にかける熱い情熱を語ってもらった。

※前編はこちら

【動画】アニメ「キルアオ」最新回

佐久間

すべてのベースに“愛”があります


――以前、佐久間さんは、「好きなアニメキャラクターの影響を受けて、自分の性格や発言がどんどん寄っていった経験がある」と話していました。

「そうですね。キャラクターだけではなく、先輩や好きな人の影響を受けやすいかもしれません。でもそれは、自分にとってプラスだと思っています。

内向的だった子ども時代の自分を今のように変えたのもアニメの影響が大きいです。
アニメは僕にとって、現実逃避と非日常の追体験の場。“こういう時、あの子だったらどう動くかな? なんて言うかな?”と考えて、それを実行して今の僕がいます。
普段からリアクションが大きいと言われますが、それはたぶん、アニメや漫画の影響が大きいからだと思います。

さまざまなキャラクターを演じる上でも、多くの先輩方がお手本になっています。
“このキャラクターは、あの声優さんだったらどう演じるかな?”と想像したり、“この声優さんのこの部分がめっちゃいい! じゃあ頑張って、僕も出来るようになろう!”とか。日々、そういうものをつなぎ合わせて、自分なりの正解を探しています。
誰とは言いませんが、実はシンにも僕の中で目指す声優さんがいます」

――積極的にオーディションを受けたり、ご自身の公式サイトでボイスサンプルを公開したりと、声優としても多くの努力を積み重ねている佐久間さん。ここ数年で、声優として、成長を感じた瞬間はありますか。

「キャラクターの掘り下げ方や広げ方、演じるキャラクターをより良く見せるための表現の仕方は、少しずつ学べてきたかなと思います。今までは、最初に“これ!”と決めたらブレずにいたんですけど、今は“もっと臨機応変に変えてもいいのかな?”と思えるようになりました。“もっと自由でいいんだ”ということを学び、表現の幅が広がったように思います。
それは経験だけではなく、先輩方の影響が大きいです。アフレコ現場で先輩方の背中を見て、不安に感じたことがあればお伺いして、たくさんの新しい気づきをいただくことができました。

元々アニメが好きなので、自分の中に“こうあるべき”みたいな固定概念があったんですけど、“キャラクターはディレクションされてより輝くものだ”と思いました。
さまざまな現場でディレクションを重ねてきたことで、“もっと”を知ることができたのは良かったです。表現の広がりを知れたことが成長かなと思います」

佐久間
――声優のお仕事を1歩ずつ積み重ねてきた今、改めてどんなところに醍醐味を感じていますか。

「放送された後のアニメファンの皆さんの反応ですね。 “原作ファンの方に認めてもらいたい”という気持ちが強いので、やはりその反応は気になります。
その作品が大好きな人たちに『このキャラクターが佐久間くんで、本当に良かった!』と思っていただけたら、こんな嬉しいことはない。それこそが、今の僕が感じている醍醐味です。

演じている“佐久間大介”を感じてほしいわけではなく、むしろ感じてくれない方が嬉しいです。純粋に作品としてキャラクターとして楽しんでもらえればそれが一番。
これこそが、Snow Manや俳優としての感覚との大きな違いかもしれません。Snow Manや俳優として演じる際は、自分が前面に出ていますが、声優の場合、皆さんの目に届くのはあくまでキャラクター。そのキャラクターがどう生きるかを大切に考えて演じるようにしています」

――声優としての活動が、アイドルや俳優活動で役に立っていると感じる瞬間も?

「めちゃくちゃあります。以前、アニメと映画の撮影が重なっていた時期があり、声優としてのキャラクターへのアプローチ方法を映画で使ってみたことがありました。それが奇跡的に上手くいき、“お互いにいい影響を与えられることがあるんだ”と実感したんです。

アイドルとしても役に立っていることはたくさんあって、例えば歌う時の仕草など、観ている皆さんに“刺さる”ようなスタイルを考えることができる。いい影響が出ていると思います。
声優だけではなく、漫画やアニメから得るものも多く、僕、雑誌などで撮影する際、フリーポーズを2000パターン持っているんですよ(笑)。これ全部、漫画やアニメからの引用ですから」

――インタビュー前編で「シンは一途」と話していましたが、アニメをとことん好きになる佐久間さんとリンクする部分がありますか。

「そうですね。仕事でもプライベートでもそうですが、僕の場合、一途というよりは、そこに“愛”がないとやりたくないんですよ。今いただいているお仕事も、自分が好きなことや好きな人たちであるか、そこに愛があるのかどうかを考えてからやろうと決めています。
もちろんSnow Manもそうです。僕はSnow Manが大好きだし、バラエティー番組も、スタッフさんのSnow Manへの愛を感じられるからどんなことでもやりたいと思う。すべてのベースに“愛”があります」

――アニメもSnow Manも人も仕事も、ずっとずっと好きでいられる秘訣はどこにあるのでしょう。

「僕、永遠に加点方式なんです。人の嫌なところが見えても、それも個性だし、そういう部分を見せてくれるのは、“心を開いている証拠だからいいじゃん!”と思います。
それぞれの個性を認めた上で関わっていきたいので、そこにはマイナスが生まれないんですよね。比べることをやめて、自分なりの上を目指そうと考え方を変えたら、人の見方が変わったように思います」

(取材・文/伏見香織)

【「キルアオ」作品概要】

◼ストーリー 伝説の殺し屋39歳。中学生から、やり直し。
大狼十三(おおがみジュウゾウ)は、どんなに困難な依頼も成し遂げる伝説の殺し屋。ある日、とある組織を壊滅させた十三は謎の蜂に刺され、気を失ってしまう。目を覚ますと十三は39歳の大人から13歳の子どもの姿になっていた!驚く十三の元にボスから「その姿で中学校に潜入せよ」と指令が下る。彼を待ち受けていたのは、個性豊かなクラスメイトたちとの青春スクールライフだったーー元の姿に戻ることができるのか!? 十三のもとに刺客が迫る!

◼キャスト
大狼十三:三瓶由布子
蜜岡ノレン:和泉風花
猫田コタツ:梅田修一朗
古波鮫シン:佐久間大介
天童天馬:大塚剛央
竜胆カズマ:千葉翔也
竜胆エイジ:中島ヨシキ
白石千里:種﨑敦美
鰐淵瑛里:内山夕実
大狼十三(大人):武内駿輔
オープニングテーマ:aespa「ATTITUDE」
エンディングテーマ:RIIZE「KILL SHOT」
アニメーション制作:CUE
アニメーションスーパーバイザー/シリーズ構成:鏑木ひろ
アニメーションディレクター:井出安軌
キャラクターデザイン:大導寺美穂
美術監督:権瓶岳斗
色彩設計:鈴木志穂・堀川佳典
撮影監督:松井伸哉
編集:今井大介
音楽:小西遼
音響監督:はたしょう二
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