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頭の毛は(欲しいと)思うところと違うところが伸びますね(笑)
この春、30周年を迎える「WBS(ワールドビジネスサテライト)」(毎週月~金曜日夜11時~放送中)が、4月から生まれ変わります! メインキャスターの大江麻理子とともにニュースをお届けする解説キャスターとして、日本経済新聞編集委員の滝田洋一さん、日経ビジネス編集委員の山川龍雄さんが新たに番組に加わります。
そこで、今回「テレ東プラス」編集部は、滝田洋一さんを突撃取材! 1981年日本経済新聞社入社、2008年にはボーン・上田記念国際記者賞を受賞された敏腕記者で、現在は日本経済新聞編集委員として経済と金融を取材。
新聞界のレジェンド・滝田さんがテレビのキャスターに...。華々しいデビューに向け、プロのスタイリスト&ヘアメイクの技で大変身! 番組のポスター撮影のため、キャスターへと生まれ変わる瞬間に密着しました。
緊張した面持ちでメイクルームに現れた滝田さん。変身前の気持ちをうかがうと「人生これまで生きてきてこんな風になるとは全く想像もしていませんでした。一言で言うと"お恥ずかしや"という気持ちでございます」と恐縮しながら、「記者としては自分がどう見られるかなんて意識していませんでしたが、これから画面に映るために準備をしなければ。別人になるような気がします」と心境を。初めに変身前の姿を撮影させていただきます。
(変身前の滝田さん。このままでも素敵ではありますが......)
こちらが普段のファッション&ヘアスタイルの滝田さん。ファッションのポイントを伺うと「我が妻に選んでもらうものに従っているだけでございます。自分で選ぶような才覚がありませので」とのこと。
早速、"キャスター"への変身スタート! まずはヘアメイクさんによるヘアカットから。散髪は「会社の側の理髪店で馴染みの方におまかせして切っていただいています」と、ヘアスタイルにも無頓着な滝田さん。普段のスタイリングで苦労している点は、富士額のため前髪の分け際が難しいことと、後頭部は毛量が多いものの頭頂部はボリュームが出ないことだそうで、「頭の毛は(欲しいと)思うところと違うところが伸びますね」と悩みを相談します。ヘアメイクさんは滝田さんの話を聞きながら頭の形、髪質、毛量をチェックし、春らしい軽やかなヘアスタイルを目指すことになりました。
滝田さんも感じているように、男性のヘアスタイルで一番の悩みは髪のボリューム。ヘアメイクを担当した坂口等さんに対策を聞いてみました。
「男性は年齢が上がっていくと、生え際や頭頂部が薄くなられる方が多いようです。そのため髪を長く伸ばして隠そうとすると、髪の毛も細くなりボリューム感もキープできなくなります。短くする方がボリューム感もキープできてスタイリングもしやすくなり、よりスタイリッシュに見えます。より若々しい雰囲気が作れるんですよ。メガネをかけている人なら短髪の方が顔まわりもスッキリして清潔感があります」(坂口さん)。
コンシーラーでシミを消し、眉カット!
まずは後頭部の重みを軽くするためサイドとバックをかなりカット。滝田さんは「このくらい短いのは、中学校の頃に坊主頭にして以来です」と変化を楽しんでいるようです。さらにトップはカットしてボリューム感を出し、前髪にも動きを加えると、若々しく活動的なヘアスタイルが完成。変身した自分を見た滝口さんは、「頭がスッキリ軽くなり、かつ頭頂部はボリュームも出て。ボリュームマジックですね。錬金術師みたいです」とプロの技に感服しながら、「次はこっそり増毛していただいて...」とジョークを交え周囲を笑わせました。
(ヘアメイク後、すっきりした印象に!)
ヘアメイクの坂口さんによると、眉にも年齢が出てしまうのだそう。
「眉毛が伸びていたらカットすると表情もキリッとします。眉のラインが下がるとどうしても目の表情が弱くなりがち。最近では男性向けの美容室やサロンなどでも、眉カットを行うところが増えています。ヘアカットの際に聞いてみるのもいいでしょう」(坂口さん)。
続いてはメイク。マッサージで血行をよくし、ファンデーションで肌色を調節、コンシーラーでシミも消し、手を加えてなかった眉をカットし整えると、「別人のようです。驚き、桃の木、山椒の木ですね」と驚きの声を。
最後はファッション。表参道、有楽町などのショップを巡り、スタイリストさんによるスタイリングで新調したスーツに着替えた滝田さんは、「スーツも靴も眼鏡も、初めてスタイリストの方に選んでいただいて、感涙に浸っております。スーツはどうしても黒に紺のストライプが入ったものを選んでしまい毎回同じようなものばかり着ていたので、やはりプロは選択眼が違うと驚きました」と新しい自分を発見しました。
そこで、スタイリストの岡部久仁子さんに、ミドル・シニア層の働く男性が陥りやすいNGファッションと改善ポイントを伺いました。
「男性の場合、基本は皆さんスーツなのであまり代わり映えがしません。ですが、全身オーダーメイドでなくても、袖口から出たシャツの長さ、ズボンの丈などにちょっとしたこだわりを持てばスッキリして全体の印象が大きく変わります。外見にこだわらない方は加齢で足のトラブルが増えるとラクな靴にしたり、メガネもただ見えれば良いと思いがちなようです。軽くてはき心地の良いビジネスシューズや、職種やその方の雰囲気にあったフレームのメガネを選ぶことですごく素敵になります」(岡部さん)。
滝田さんも奥様に選んでいただいたものを着ていたようですが、誰に相談すればよいでしょうか?
「選ぶ目を持ったプロのいる専門店で、実際に試してからの購入をお勧めします。褒められることで見た目に対する意識も変わり、もっと素敵に変身できると思いますよ」(岡部さん)
(左が変身前、右が変身後。スマートさが増して親しみやすさが増したよう!)
敏腕記者からキャスターへ大変身した滝田さんは「なるべくリラックスした表情で、わかりやすくニュースをお伝えしていきます」と、新キャスターとしての意気込みを語ってくれました。最初は堅かった表情も生き生きと...10歳は若返った印象です。滝田キャスターが伝えてくれるニュースは、説得力と親しみやすさ両方を兼ね備えたものになりそうですね。