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「メガネ」より「目の健康」を売れ!独自路線で、みごと8年連続赤字という苦境から脱した「メガネスーパー」。復活を実現したアイケア戦略の全貌に迫る!
2000年代以降、コンタクトやメガネの低価格化の波が押し寄せ「数は売れても利益は出ない」という状況に苦しんだメガネ業界。そんな業界にあって「眼鏡を売る」より「目の健康を売る」という独自路線で危機から復活を遂げた「メガネスーパー」。独自の販売スタイルで、老眼やメガネの不調整からくる健康障害に悩む中高年から絶大な人気を博し、みごと8年連続赤字という苦境から脱したメガネスーパーの華麗なる復活劇に迫る!
「メガネ」より「目の健康」を売れ!復活を実現したアイケア戦略の全貌
低価格をうたうチェーン店が増えるメガネ業界の中で、一式平均価格3万5千円という高値を維持しているメガネスーパー。店内を覗いてみると...平日の昼にも関わらず、40代以上の中高年が連日のように詰めかけていた。その理由こそ、星﨑が独自に構築した「トータルアイ検査」にある。
メガネスーパーでは、眼科医が使っている検査機械を導入し、お客の目の詳細なデータを把握。目にかかる負担を軽減させるメガネを提案しているのだ。しかも、この検査を受けた客の多くが、目や体の疲れを感じなくなったと答えるという。独自の販売方法で価格競争から脱し、業績をV字回復させたメガネスーパー、その独自戦略を生み出した星﨑改革の全貌を追った!
指示待ち社員がやる気のある社員に!星﨑流 社員意識改革
かつてメガネトップやメガネの三城と並び「眼鏡チェーン御三家」とも呼ばれたメガネスーパー。しかし、2000年代に入るとJINSなどのライバル店との価格競争に巻き込まれ、売り上げが低迷。赤字に転落する事態に陥った。そんな危機的状況のメガネスーパーの再建を託されたのが、現社長の星﨑だ。
これまで幾多の企業を再生してきた"再生請負人"とも呼ばれるが、その星﨑が就任したメガネスーパーで目にしたものは、「やらない理由を探して行動しない幹部と本社の指示でしか動かない、指示待ちスタッフ」の姿だった。だが、星﨑は、そんなメガネスーパーの従業員を、積極的にアイデアを出す人材に変えたという。「指示待ち社員」を「やる気社員」に変えた星﨑流・意識改革の本質を取材した!
アイケア難民の健康を救え!感動の出張訪問サービス
「目の健康」に不安を覚えている人は、シニア層に多い。しかし、身体を動かすのが大変だったり、遠くて、メガネ店に来店できない人もいる。そこでメガネスーパーが始めた新戦略が「アイケア難民」を救う取り組みだ。2年前に専門のチームを作り「眼鏡の出張訪問サービス」を行うようにしたという。
依頼先の老人ホームなどの談話室に、メガネや補聴器など150種類の商品を持ち込み、スタッフが出張訪問。店にある機材も持ち込み、得意の手厚い「アイケア検査」を行っている。客の目の健康のためなら、たとえ依頼者が1人であっても受け付ける出張訪問サービス。メガネスーパーの未来のビジネスモデルを追った。