世界最大の露天風呂にオーロラ...絶景の宝庫!アイスランド:未来世紀ジパング

8月29日(水)放送の「日経スペシャル 未来世紀ジパング」(毎週水曜夜10時~)は、世界中から訪れる観光客の増加と驚異的な経済成長で注目を集める国「アイスランド」を取り上げる。近年7.2%もの経済成長を遂げた、その躍進の秘密を探る。
世界中の人が訪れる、新観光大国
北大西洋に浮かぶ国・アイスランド。人口35万人程の小さな島国だ。今この国が世界でも人気の観光スポットとなっている。人口の6倍にもあたる年間220万人の観光客が訪れるその理由は...魅力的な観光スポットの数々だ。

巨大な滝・グトルフォス。現地の言葉で「黄金の滝」を意味するこの滝は氷河が溶け出したもの。また高温の湯が10メートルもの高さで噴き上がる現象は間欠泉と呼ばれる自然現象で、マグマで温められた地下水が水蒸気の勢いで噴き出しているのだ。冬にはオーロラが空を飾り、世界最大の露天風呂・ブルーラグーンも人気。

国土の23%が氷河に覆われ、大きな活火山があるアイスランドは自然が生み出す絶景の宝庫。そして増え続ける観光客に対応するため町は今も発展を続けている。氷河を再現した施設やクジラの博物館など続々と新たなレジャー施設が生まれ、ホテルは今まさに建設ラッシュだ。

国家破たんの危機を乗り越えて
そんな絶好調のアイスランド経済だが、わずか10年ほど前には国家破たんの危機に瀕していた。発端は2008年のリーマンショック。そのあおりで国内のメガバンク3行が経営破破たんし、通貨も暴落、政府が非常事態宣言を出す事態に追い込まれた。
さらに追い打ちをかけるように2010年には国内の火山が大噴火。火山灰がヨーロッパを覆い、各国の航空機が大混乱に。
しかしこの火山の噴火を逆手にとり、アイスランドは世界中に国をPR。観光立国として舵を切っていく。これが奏功し、観光客が急増、わずか数年で破綻の危機を乗り越えたのだった。
今回番組では、ナビゲーターの鎌田靖が駐日アイスランド大使館を訪れ、その驚きのV字回復の秘密を探る。

大地のエネルギーが国を救う
アイスランドの経済的躍進には、観光と並びもう一つの理由が...。その秘密はアイスランド南部のクヴェラゲルジという小さな町。街中のいたるところで目にするのは、農業用ハウス。これは、地熱を利用した熱湯をハウス内に張り巡らされたパイプに流し込み、室内の温度を管理している"地熱ハウス"なのだ。この地熱を利用したハウスによって、様々な植物を1年中出荷することが可能となり、産業がなかったこの町を花の大生産地へと押し上げた。

実はこの地熱が、国をも支える重要なエネルギーとなっている。地熱発電とは、地中深くから高温の蒸気をとりだし、その蒸気でタービンを回して発電する。燃料費がかからず、CO2も排出しないクリーンなエネルギーだ。番組では、アイスランド南部にある世界最大の地熱発電所「ヘトリスヘイジ地熱発電所」の仕組みを大公開する。

アイスランドではこうした地熱発電所が8か所あり、使用電力の3割を賄っている。残りの7割は氷河が溶けて流れ出す大量の水を使った水力発電。なんと再生可能エネルギーで、電力の100%を賄っているのだ。そして今こうした安価に利用できる電力を武器に海外の企業誘致にも次々と成功している。中には一万台のコンピュータを24時間稼働で保管するサーバルームとしての利用も。

日本の"地熱"は動き出すのか?
同じく世界有数の火山国である日本はどういった地熱の活用をしているのだろうか。くしくも国内で23年ぶりという大型地熱発電所が来年稼働を始めるという。向かったのは秋田県湯沢市。来年5月に稼働予定の山葵沢地熱発電所を取材した。

さらに番組では、「平均年収1000万円以上」というアイスランドの漁業に密着。衰退する日本漁業との違いを明らかにする。日本と同じ島国であるアイスランドが起こす奇跡に迫った「日経スペシャル 未来世紀ジパング」は今夜10時放送。お見逃しなく!
9月10日(月)朝9時59分まで「未来世紀ジパング 傑作選」として、無料見逃し配信サービス「ネットもテレ東」で限定配信中!
●2018年4月11日放送「池上彰&鎌田靖の世界激変SP ニッポンそして世界は"独裁者"とどう向き合う!?」 ※鎌田靖初登場!
