空気から水をつくるウォーターサーバーに世界が注目:未来世紀ジパング

9月5日(水)放送の「日経スペシャル 未来世紀ジパング」(毎週水曜夜10時~)は、世界中で問題となっている「水不足問題」を取り上げる。日本では記録的な猛暑、大雨に見舞われた今年の夏、異常気象は世界中で猛威を振るっていた! 世界の水を取り巻く最新事情、驚きの新ビジネスをレポートする。

アメリカを襲う水不足の恐怖

ここ数年、毎年のように異常気象の被害を受けるアメリカ、人々の生活にも大きな影響を与えていた。西海岸カリフォルニアでは相次いで起きた山火事でこれまでに数千棟の民家が焼失し、多数の死者が出る事態に。

地元の消防局によると、カリフォルニアでは最高気温が50度を超えた地域もあり、降水量は例年の4分の1ほどで、ここ3カ月ほとんど雨が降っていないという。記録的な高温と日照りが、未曾有の山火事を引き起こしていた。取材班が山火事で被災したという女性と共にその現場に向かうと、幹線道路のすぐ横まで焼けて黒焦げの光景が。女性の家があった場所は、そこに家があったこと自体わからない程。

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「水をつくる」国家プロジェクト


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世界的に水不足が叫ばれる中、その解決のヒントが中東の国にあった。取材班が向かったのはイスラエル。聖地エルサレムや死海で有名なこの国は60%が砂漠などの乾燥地帯で、以前から水不足が深刻な国だった。加えて今年の異常気象でさらに厳しい状況かと思いきや、町には水飲み場が整備され、郊外の家庭では節水する様子が全く見られない。実はこの水、海水を飲み水にしたもの。イスラエルでは水道水のおよそ55%が、海水を利用しているというのだ。

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イスラエルの水道局を訪ねると、そこは海水を淡水にする工場だった。この施設だけで1日に6億リットルの飲み水を作っているという。今やイスラエルの水事業は、国家プロジェクトとなっていて、最新技術に加え徹底的なコスト削減を実現。中国、インドなど40カ国に輸出され、400もの工場を作るビッグビジネスとなっている。


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さらに写真のオフロード車には水ビジネスの先端技術が注ぎ込まれていて、世界各国の軍隊から注文が相次いでいるという。

何もないところからできた水?


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そしてイスラエルでは、さらに驚きの技術を持つベンチャー企業も誕生していた。なんと空気から水を作るというのだ。大気中の空気から不純物を取り除き、これを冷却、空気中にある水分を結露させると、最終的に水になる仕組みだという。この原理を利用した家庭用のウォーターサーバーも開発されていて、海外からも問い合わせが殺到している。

番組ではさらに「砂漠で農業」、「氷山ハンター」など、水に関する新ビジネスを紹介。世界中で進化する"水"事情を徹底取材した「日経スペシャル 未来世紀ジパング」は今夜10時放送。お見逃しなく!

9月10日(月)朝9時59分まで「未来世紀ジパング 傑作選」として、無料見逃し配信サービス「ネットもテレ東」で限定配信中!

●2018年4月11日放送「池上彰&鎌田靖の世界激変SP ニッポンそして世界は"独裁者"とどう向き合う!?」 ※鎌田靖初登場!


●2018年6月6日放送「世界一のビーチを襲う"ごみ問題"~ニッポンの技術で救えるか?~」


●2018年7月25日放送「最終決戦!『ニセ物』vs『本物』 米中貿易戦争の真相!」

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