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食欲の秋。ついついおいしいものを食べすぎてしまう季節だが、気をつけたいのが体重増加! 食べた分はしっかり運動して体形維持に努めたいものだが、運動を続けるのにハードルを高く感じる人も多いはず。そんな人でも気軽に自宅でエクササイズが楽しめるツールが誕生した。
タブレットの前でスクワットをする男性に連動し、タブレットの中でもスクワットしている人の映像が。鷲見玲奈キャスターが「こういう(カメラが人を)認識するのって、今までにやったことなかったでしたっけ?」と問いかけると、「似たような技術がありました」と答えたのは、スクワットをしていたKDDI総合研究所メディア認識グループの田坂和之さん。
今までも、赤外線センサーで体の動きを捉える機械はあった。では、それとは一体何が違うのか? こちらは、タブレットのカメラやスマホのカメラでトレーニングができるという。AIを使った画像技術で、カメラだけで人の動きを捉えるというものだ。タブレットの前でスクワットをしてみると、「PERFECT!」の文字が。
「いい姿勢でできている」ことを表しているよう。レベルを上げて、鷲見キャスターが片足をあげながら片脚をひねるような動作を入れると......「BAD」の文字が。うまく動けていないのを検知しているよう。ちなみに一度だけ悪い姿勢をとっても「BAD」は出ないが、2回続けて悪い姿勢をとると「BAD」が出てしまうとか。その理由は、「やる気を損ねてしまわないように」という優しさ。
ただ「PERFECT!」や「BAD」などが出るだけではなく、「もっと足を上げてください」「つま先より膝が前に出ないようにしてください」など適格なアドバイスをくれるので、質のいいトレーニングができそうだ。
では、どうやって人の動きを認識しているのかというと、ポイントが3つある。1つ目が色の特徴を捉えているところ、2つ目が動きの特徴を捉えているところ、3つ目が人の骨格の特徴を捉えているところ。カメラが色と動作から人と背景を識別しているのだ。そして骨格の位置を推定して体の動きを判断する。この技術は、赤外線センサーと精度はほとんど変わらないという。
「今回は健康サービス、トレーニングサービスをご覧いただきましたが、いろいろなサービスを集約してスマホのみで実現できる世界を目指しています」と田坂さん。
スマホやタブレットが一つあればエクササイズが自宅で続けられる便利なサービス。「食欲の秋」を満喫したあとは、このサービスを使って「スポーツの秋」を楽しみたいものだ。
【商品名】
宅内行動認識AI
【商品の特徴】
赤外線センサーではなくカメラで体の動きを識別できる
【企業名】
KDDI総合研究所
【住所】
埼玉県ふじみ野市大原2-1-15
【価格】
未定
【発売日】
2019年度末 サービス開始予定
※その他、先週の「WBS」"トレンドたまご"では、以下のトレンドを紹介!
●曇らないゴーグル "930XED"
レンズが発熱し、レンズの中についた水分が蒸発して"絶対"に曇らないゴーグル
●車いすの転倒を防止!"ピタッとストッパー(仮)"
車いすのブレーキかけ忘れによる転倒を防止、ピタッと止まる補助器具
●そしゃく音を聞かせる"そしゃく感改善装置"
やわらかい食べ物でもそしゃく音を聞かせることができる
●箸のようにつまめるトング"とんぐばし"
支点の位置を変えることで菜箸のように食材をつまめるトングで、先端は目立て加工で滑り止め