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100万円トイレやダイエットも! 中国で起きている「キレイ革命」の全貌:未来世紀ジパングスペシャル

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テレ東

2018.12.12 日経スペシャル 未来世紀ジパング

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2018年を象徴する「日中関係の激変」。習近平(しゅう・きんぺい)国家主席体制になって以来、険悪だった日中関係は一気に友好ムードが進んだように見えるが、果たしてそれは事実なのか?

そんな疑問を解決するために、SHELLY、鎌田靖、片渕茜アナウンサーが上海へ! 上海の街中を訪れ、さまざまな沸騰現場を取材した「未来世紀ジパングスペシャル~激変!中国SP『日中友好ムードは本当か?』~」(テレビ東京系)が、12月12日(水)夜10時より放送される。

上海は今や、世界を代表する一大金融都市に...。1990年代前半、農村や古い住宅街だった地域が、わずか25年ほどで最先端の高層ビル街へと変貌を遂げたのだ。今回のスペシャルでは、そんな激変の舞台・上海の様々なビフォーアフターが登場する。

そこで「テレ東プラス」編集部では、上海ロケを終えたばかりの鈴木嘉人プロデューサーを突撃取材。上海の今をその目でとらえた鈴木プロデューサーに、リアルな感想を聞いた。

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ホテル並みの公衆トイレにSHELLYがビックリ!

――実際に、今の上海を歩いてみていかがでしたか。また、日本と中国が互いに歩み寄りを見せているのはなぜなのでしょうか?

「習近平氏が国家主席になって以降、様々な国家プロジェクトを始めた影響が大きいことをリアルに感じました。例えば、上海で健康ブームが起きているのも、政府が『健康中国2030』プロジェクトを打ち出したから。少子高齢化社会への対策として、年輩の男性や女性も運動をしていて、スポーツジムが急拡大している。日本のダイエット産業なども参入していますね。

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日本から見た中国は13億人が暮らす巨大市場ですが、中国から見た日本は"お手本"なんですね。経済規模では追い越していても、社会の成熟度から見ると、まだまだ日本に刺激を受け続けている。例えばトイレが有名なTOTOは営業利益の3分の1が中国となっていますし、北京や上海ではリフォームブームが起きていて、日本人建築士が大人気になっていたりと、日本企業と中国の関係は第2ステップに来ていると感じました。政治的に友好関係が進めば、さらに第3のステップに進むのではないでしょうか」

――習主席の政策では、2017年に宣言した「トイレ革命」もあるそうですね。「なぜトイレ?」と思ってしまいますが、現地は今、どんな様子なのでしょうか?

「『トイレ革命』の莫大な予算で、現在、中国全土に7万ヵ所以上の公衆トイレを建設・改修せよ、という政策です。対外的な『中国のトイレは汚い』というイメージを払拭したいという思いもありますが、日本などを旅行してきれいなトイレを体験した国民たちからの不満の声も上がっている。ロケでは、出演者3人が、ある面白い公衆トイレを取材しています。2階建ての吹抜けでガラス張りというホテル並みの豪華さで、もはやそのトイレは観光スポットと化しています。顔認証システムや、各トイレに入ってからの時間表示もあるのですが、それぞれがいったい何のためなのか...。3人も衝撃を受けた発見がたくさんありますよ」

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――改善しているのは公衆トイレだけで、一般家庭のトイレは昔のままなのでしょうか?

「一般家庭においても、TOTOのブランドが非常に人気があります。都市部では億ションが増えていて、日本ではあまり売れないような100万円もするトイレがよく売れているんですよ。良いトイレを付けられるかどうかが格差の象徴となるわけです。日本と大きく異なるのは、トイレとバスのユニット式が多いため、横のフォルムにこだわること。上海のTOTOのショールームには、様々な価格帯のトイレが50種類以上も並んでいて、休日には大混雑しているくらいなんですよ」

カメラによる超監視社会の功罪

――お話を聞いていると、中国が非常に変化して生活スタイルも日本や欧米に近づいているのを感じますが、中国ならではの変化というのはありますか?

「街の中で監視カメラの存在感がすごくて、超監視社会になっていますね。どこへ行くにも見られていて、行動がマーケティングなどにも活用されています。ですから我々の取材も全部見られているわけで...。上海へ出演者が飛び、全編ロケで、表にはあまり出ないような事実を取材する番組というのは他にはないんじゃないでしょうか。まさに今の中国を映す番組になったと思います」

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――中国は日本をお手本にしているという話がありましたが、反対に日本が中国から学ぶことはありますか?

「日本は民主主義で政治批判もできて、プライバシーにもうるさいので、監視社会には抵抗が強いです。でも中国の人たちは、個人情報を国が持っていることは分かりきっていて、それでも健全に生きていれば何も問題はないとも考えている。一方、監視はテロ対策や犯罪防止に役立つ側面もあります。日本は『東京オリンピック2020』を控えて、雑踏の中から不審人物を探し出すようなシステムの構築が急務となっています。中国は、すでにそれが完成しているわけで、技術については学ぶことがあるかもしれないですね」

鎌田靖が上海の映画村で受けた衝撃

――冒頭の話に戻りますが、結局、中国の日本に対する友好ムードは本物なのでしょうか?

「今回の番組でよくわかるのは、政治のスタンスによって『反日』か『友好』かが決まるということです。象徴的なのは、鎌田さんが取材した上海の映画村。以前は抗日ドラマを盛んに作っていたのが、最近になって減少しているんです。日中戦争時代の「抗日」ドラマの出演者や撮影スタッフに聞いたところ、鎌田さんも衝撃を受けるような答えが返ってきました。今は国策で友好的になっているけど、方針が変わればまた反日になるかもしれない危うさは感じます。アメリカとの貿易戦争もあり、世界経済の鍵でもあるので、今後も中国には注目していかなければと感じました」

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――最後に、「日経スペシャル 未来世紀ジパング」(毎週水曜 夜10時)の今後の抱負をお聞かせ下さい。

「僕は、番組の立ち上げから7年間担当していますが、他の報道番組とは違う、全く新しい切り口や目線というものをずっと大事にしてきました。僕らがやったことを、他の局が後で真似していることもありますが、僕らは絶対に真似しない。常に新しいネタを追っていきます。そしてニュースのようにストレートではなく、別の目線から、今沸騰している現場を伝えていきたい。今回上海を訪れた出演者たちも『どんどん外へ出て行きたい』と言っているので、そうした機会も増やしていけたらと思っています」

日本にとっても常に重要な位置を占め続けている中国。そんな中国の"今"を体感することができる「未来世紀ジパングスペシャル」。ぜひ注目していただきたい。


【番組概要】

「未来世紀ジパングスペシャル~激変!中国SP『日中友好ムードは本当か?』~」

放送日時:12月12日(水)夜10時

放送内容:2018年を象徴する「日中関係」激変の現場を、出演者がスタジオを飛び出し徹底取材。実はSHELLYが中国を訪れるのは今回が初めてだ。その舞台は中国経済の中心地、上海。かつての「反日」が蔓延していた時代を経て、今の「日中友好ムード」は本当なのか。

そんな今の中国を見る上でキーワードとなるのが「キレイ革命」。習近平政権が掲げる数兆円規模の国家プロジェクトだ。生活からトイレ、人々の外見まで、中国が必死に「キレイ」になろうとする理由とは...。さらに「日中友好」の裏側にある真実にも迫る。

過去の放送回を見るなら、テレビ東京ビジネスオンデマンドへ!

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番組情報INFORMATION

日経スペシャル 未来世紀ジパング

日経スペシャル 未来世紀ジパング

『未来世紀ジパング』は、「明日が読めない日本」で「明日はこうなる」と読み切る 『経済番組』

放送日時:テレビ東京系列 12月12日(水) 夜10時

出演者

【MC】SHELLY、片渕茜(テレビ東京アナウンサー)【出演】 鎌田靖(ジャーナリスト)

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