モンゴルの知られざる実態...大草原にごみの山:未来世紀ジパング

6月5日(水)放送の「日経スペシャル 未来世紀ジパング」(毎週水曜夜10時)は、番組が取材を続ける世界のごみ問題。第8弾となる今回は、相撲と大草原でお馴染みの親日国「モンゴル」を取り上げる。雄大な自然の裏に隠されたごみ問題や大気汚染など、モンゴルが直面している知られざる現実を伝える。
大草原を蝕むごみ問題
大草原や遊牧民など自然のイメージが強いモンゴル。しかしその裏には、日本人が知らない現実を抱えている。草原を進んでいくと、煙が立ち込める場所が。そこにあったのは、なんとごみ山。番組ナビゲーター・鎌田靖の目に飛び込んできたのは、動物の死骸に、日本メーカーのテレビなど。えさを求める牛たちの姿まで...。モンゴルでは、ごみが原因で死んだと見られる家畜が年間800頭以上もいる。さらにごみを食べた家畜の肉を食べたり、乳を飲んだりすることによる人体への影響も懸念されている。鎌田もこの光景を目の当たりにして「綺麗な景色の自然が豊かな国という印象だったが、本当にショック」と驚きを隠せない。
首都ウランバートルでは、市民のごみを捨て場としてコンテナが利用されている。中をのぞくと満杯、しかも分別は一切されていない。取材班が収集車を追跡すると、街の外れに広大なごみ山が現れた。ここがウランバートルのごみ処理場...。焼却設備もなければリサイクル施設もなく、ただごみを捨てるだけなのだ。
驚くことに、すぐ近くにはモンゴル式の白いテント「ゲル」が並ぶ集落がある。そして、収集車からごみが吐き出されると、瓶や缶、ペットボトルなどを拾い始める人たちが。彼らはお金に換えられるごみを集めて生計を立てているのだ。

日本式ごみの分別をモンゴルへ
草原に散乱するレジ袋を減らそうと、モンゴルでは、一部のレジ袋を使用禁止に。禁止令を店が守っているか抜き打ち検査をするため、国家機関の"レジ袋Gメン"まで誕生していた。特製の計測器で、レジ袋の薄さを厳密に図り、0.035ミリ以下のものを取り締まる。女性Gメンは「検査もしているので、ほとんどの店が決まりを守っているはず」と話すが、取材ディレクターが街の商店に立ち寄ると、明らかに薄いレジ袋が...。果して規制は守られているのか? 取材班は独自調査に乗り出すことに。
一方で、日本を手本にした取り組みも動き始めている。
草原の国で大気汚染!日本の技術で救う
さらに番組では、大気汚染による肺炎に苦しむ子供たちを、日本の"排ガス低減の技術"で救おうとする男性に密着。実はウランバートルは、冬には「世界最悪の大気汚染」の街となる。石炭を暖房に使う石炭から出る煙と、急激な人口の増加による自動車の排ガスが原因。ウランバートルでは、5歳未満の子供の死因の2位は、肺炎なのだ。
世界の様々な問題解決への糸口を探る「日経スペシャル 未来世紀ジパング」は、今夜10時放送。お見逃しなく!
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