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旅行や外食に使うはずだった”失われた消費”はどこへ? アートやスニーカー投資が活況

ビジネス

テレ東

2021.8.2

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コロナ禍でスニーカーへの投資が活況だ

長引くコロナ禍で旅行や外食に使うはずだったお金を意外な方法で活用する人が増えています。いったいどんなものにそのお金を使っているのでしょうか。

東京駅前にある百貨店「大丸」。1階売り場の片隅に人だかりができていました。そこにはイギリスの人気アーティスト、バンクシーの作品がありました。ここで開かれているのは、現代アートの展示即売会。日本や海外のアーティストの作品を1万円台から買うことができます。

集まった客は「コロナで在宅の時間が増えたので、より一層、家の時間を美しくしたい」「海外旅行が好きだったので、その際に美術館に行っていたけれど、それが今はかなわないので、初めて買おうかなと思った」と話します。

新型コロナで海外や国内旅行に行けず、外食も自粛ムードの今、行き場をなくしたお金を使って、アートを買う人が増えています。今回の展示会が始まって3週間ですが、7月28日時点で既に売上高は2億円以上となっています。担当者は「コロナの状況で、店全体で売り上げが半減している中、ぜひこういう機会をどんどん増やしていきたい」と意欲を見せます。

都内に住む会社員の高野修平さんは、コロナの巣ごもりで出費が減り、貯まったお金を趣味であるスニーカーにつぎ込んでいます。2018年に発売された限定スニーカー「オフホワイト×ナイキ エアジョーダン1 レトロハイOG」は当時2万2680円でしたが、高野さんはネット取引でおよそ6倍となる約13万円で購入しました。それでも損はしていないと感じています。

背景にあるのが、スニーカーを個人間で取引する専用サイト「モノカブ」。約13万円で買った高野さんのスニーカーはこの日約23万円と10万円も値上がりしていました。

「モノカブ」はスニーカーを株式のように売買するサイトで、取引されている商品は全て新品未使用です。同社の濱田航平代表は「うちがやっているのはフリマでも、オークションでもない株式の取引方法。売買履歴を全て提示して、株式のチャートみたいなものを見せています」と説明します。

「モノカブ」では、まず売り手と買い手の双方が売買したい希望価格をサイトで提示。株と同じように、一番安い売値を提示した人と、一番高い買値を提示した人で取引が成立。そのときの適正価格でスニーカーを売買します。コロナ禍の昨年、モノカブの取引件数は、1年前と比べて20倍に増加しました。余ったお金で投資を目的にスニーカーを買う人が増えているのです。

「スニーカーの新品は履いてしまうと市場から減っていくので、長期スパンで見ると値上がりしやすいのかなと思います」(濱田代表)

「モノカブ」は29日、国内最大級のスニーカー取引サイト「スニーカーダンク」を運営するSODAに全株式を譲渡したと発表しました。今後は「スニーカーダンク」との連携によりグローバル展開を狙います。


※このページの掲載内容は、更新当時の情報です。

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