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日産がEVなど電動化に5年で2兆円 トップが語る巻き返し策とは?<WBS>

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テレ東

2021.12.6

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日産の内田誠社長

日産自動車は世界で初めてEV(電気自動車)の量産に成功し、市場に投入したパイオニアですが、今は販売台数でアメリカのテスラに大きく水をあけられています。群雄割拠の世界のEV市場で再び日産は存在感を示すことはできるのか、日産の内田誠社長がテレビ東京の単独取材に応じ、その戦略を語りました。

日産は11月29日、オンラインで2030年までの戦略として、EVを中心とする電動車の開発や生産に今後5年間で2兆円を投資すると発表しました。

電動化に2兆円規模の投資をしていく狙いについて、内田社長は「日産は『事業構造改革計画/NISSAN NEXT』を掲げ、今年ようやく黒字化の見通しも立ってきました。日産が次にどこへ向かっていくのか、会社としての価値をどういうふうに提供していくのか。こういった思いから」と話します。

日産は4つの新たなEVのコンセプトカーも披露。オープンカーやピックアップトラックなど、これまでにないモデルを作る計画です。

実は、こうした新たな形のEVを作る上で、日産が期待を寄せる技術があります。EVではこれまで電池を大量に積む必要があることから、車体の設計に制約がありましたが、日産は「EVのゲームチェンジャーとなる全固体電池の自社開発を進めていく」と発表しました。

現在、EV用電池で主流のリチウムイオン電池は電池の中に液体が入っていますが、これを個体に置き換えたのが全固体電池です。完成すれば、電池の性能が大幅に向上すると同時に、小型化も一気に進むとされています。

「全固体電池ができるとバッテリーが非常に薄型になってくるため、いろいろなタイプの車を提供できる。この点はわれわれも力を入れてきましたし、2028年には量産化して、お客様に全固体電池のEVを提供できるようにしたい」(内田社長)

全固体電池を巡っては、トヨタ自動車をはじめ様々な企業が開発に挑んでいますが、自動車用で実用化時期を明言したのは日産が初めてです。こうした技術を生かし、2030年までにEVを15車種、市場に投入する計画です。

日産は2010年、世界で初めて量産型のEV「リーフ」を発売しました。

「本当に苦労しました。いち早く電気自動車を手掛けて、お客様に受け入れてもらえるポイントを勉強してきました」(内田社長)

日産はEVのパイオニアでしたが、今では王者テスラに販売台数で大きく差をつけられています。

「(リーフは)11月で累計55万台販売になっていますが、これでよいのかと言われるとまだまだだと思っています。日産のプレゼンスを高めていくので、期待いただきたい」(内田社長)

カルロス・ゴーン元会長の時代に拡大路線を推し進めた日産。しかし、内田社長は販売台数だけを追い求める経営からの転換が急務だといいます。

「価値だと思います。台数を伸ばすのも当然ですが、日産の自動車を買ってよかったとより多くのお客様に言っていただく。こういう面では、販売の質の向上を進めてきました。過去の反省を踏まえて、日産自動車の価値の提供を変えてきました。日産の電気自動車も、お客様に受け入れられるように、(新型EVの)アリアも、軽自動車のEVも出すので、見てもらいたい」(内田社長)

※ワールドビジネスサテライト


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