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本格和風宿に日本製バイク・・・韓国でコロナ背景に”日本ブーム”<WBS>

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テレ東

2021.12.22

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もともとは日本が舞台のドラマセットだった「にじもりスタジオ」。韓国の若者の間で人気となっている。

日本との関係改善の兆しが見えない一方、韓国では新型コロナを背景に「日本ブーム」がいま起きています。一体、どのようなものなんでしょうか?

韓国・ソウルから車で約1時間半。山間の道を進んだ先には、日本風の街並みが広がっていました。まるで日本の温泉街のような雰囲気で、日本語で表記された提灯が並び、浴衣を着て、記念撮影を楽しむ人の姿もありました。

「にじもりスタジオ」というこの施設。もともとは日本が舞台となったドラマの撮影セットとして建てられましたが、今年9月に一般公開すると、韓国の若者を中心として人気に火がつき、連日大勢の人が訪れています。訪れた人は「新型コロナで日本に行けないのでここに来た。来てみたら、もっと日本に行きたくなった」と話します。

入場料は約2000円。着物や浴衣は、施設内でレンタルしています。また施設内には和食を提供する飲食店があり、散策の合間に本格的な寿司や天ぷら、ラーメンを堪能できます。おでんや焼き鳥、たこ焼きなどを販売する屋台もあり、韓国国内にいながら気軽に日本に行った気分が味わえるのです。

施設側には当初、悪化が続く日韓関係を背景とした批判も寄せられたといいますが、「にじもりスタジオ」統括プロデューサーの金城模さんは「日韓関係は政治的な問題であって、文化や伝統は互いに好きな人が多い。批判は気にせずやっている」と話します。

先月には新たに旅館もオープン。実際、日本で使われていた家具を取り寄せ、それぞれの部屋で使用するこだわりぶりです。備え付けの浴室は本格的なひのき風呂になっています。旅館は1泊約5万〜8万円と高額ですが、週末には満室になるほどの人気です。

施設は今後も規模を拡大させていき、地域を代表する観光スポットとしたい考えです。

「施設はまだ2割程度しか完成していない。2022年に5割まで整備し、最終的には2023年の完成を目指している」(プロデューサーの金さん)

コロナで日本製バイクも人気に

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韓国の宅配ドライバーに人気の日本製バイク。

一方、新型コロナの感染拡大以降に、韓国で販売が伸びたのが日本のメーカーのバイクです。ソウルの街中でよく目にする食事のデリバリーを行うバイクも、日本製バイクが目立ちます。新型コロナの感染拡大を受けて、韓国でもデリバリーの注文は激増。宅配ドライバーを新たに始める人も増えていて、そうした人たちに日本製バイクが人気なのです。

バイクの販売店を訪れると、並んでいたのはホンダやヤマハ、スズキといった日本メーカーのバイクです。一番人気はホンダPCX。排気量が125cc以下のスクータータイプです。

「韓国人に合うサイズで、丈夫な上にかっこいい。エンジンが本当に良くて故障することがない」(バイク販売店の金享春さん)

金さんの店では、客の10人中7人が宅配の仕事のためにバイクを購入。さらに20代から30代の若者にはホンダのスーパーカブも人気だといいます。コロナの感染拡大が本格化した2020年下半期は日本からのバイク輸入額が約22.7億円と1年前の3倍以上に増加。今年上半期も、約22.9億円と前年に比べ約1.3倍に増えています。

韓国で2019年に火がついた日本製品への不買運動では、日本のバイクも例外ではなく、男性たちがホンダやヤマハのスクーターを鉄パイプやハンマーで叩き壊しました。しかし今、韓国製のバイクと価格帯が近いにも関わらず、性能が良いとして、日本製バイクへの支持が高まっています。

「韓国製のバイクは国内市場の2割にも満たない。8割はホンダやヤマハが占めている」(バイク販売店の金さん)

国と国との関係改善が見通せない中でも、コロナをきっかけに日本の文化や製品を改めて認める動きが広がっています。

※ワールドビジネスサテライト



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