蟹江一平が”敬三先輩”から学んだ技 親子で紡ぐ「ガイアの夜明け」の物語

――スピンオフで、主人公たちの"その後"をご覧になり、何か感じたことはありましたか?

「年齢を重ねても新しいことに興味を持って挑戦を続ける姿に、毎回グッときています。大変な時代ですが、『あの主人公はいま...』には、波乱を生き抜くためのヒントがたくさん散りばめられています。20周年のアニバーサリーとして、この企画が1年間で終わるのはもったいない気も...。
どれも秀逸ですが、印象に残っている回を一つ挙げるとすれば、#9「品川駅に出現!"巨大エキナカ"生みの親 元JR東日本 鎌田由美子さん」でしょうか。

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本編では、JR東日本駅構内の商業施設『エキュート』ができる過程を取材し、スピンオフでは、その生みの親である鎌田さんがJR東日本を退社後、どのように過ごしているかを追いました。いまや多くの人が知る『エキュート』がどうやって生まれたのか...見応えがありました」

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――スピンオフでは、鎌田さんがJR東日本を退職した後、地域の知られざる特産品を世に広める活動をしていることを伝えています。

「極端な話、あれだけの偉業を達成したのだから、大企業で高い報酬をもらって威張っていることもできますよね(笑)。でも鎌田さんは、地位や名声より、現場の第一線で活躍することを選びました。おそらく、そこに生きる価値を見出している。スピンオフには、そういった人たちがたくさん登場します。


一方『ガイア』では、主人公たちの挫折や葛藤も全て浮き彫りにします。スピンオフの登場人物たちも失敗を経験しているし、巨大な負債を抱えて地獄を見た人もいる。そうした場面も包み隠さず描くのが『ガイア』の魅力だと思います。だからそこを乗り越えた時、視聴者も感動する。

長引くコロナ禍で、強い挫折を覚えた人も多いはず。心に痛みを負った人、前に踏み出せない人にこそ、ぜひこのシリーズをご覧いただきたい。一筋の希望の光になる、背中をそっと押してくれるコンテンツだと思います」

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【蟹江一平 プロフィール】
1976年6月8日生まれ。東京都出身。1999年、連続テレビ小説「すずらん」で俳優デビュー。映画「東京タワー~オカンとボクと、時々オトン」、大河ドラマ「平清盛」、連続テレビ小説「どんど晴れ」、「ぐるっと四国 軽四キャンピングカーがゆく」などに出演。
公式Twitter

(取材・文/森田浩明)

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