『カンブリア宮殿』新MC金原ひとみ&ヒャダインが挑む“忖度なし”のトークライブ【記者会見】

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3月20日(金・祝)、4月2日(木)にリニューアルする「カンブリア宮殿」(毎週木曜よる11 時 6 分)の記者会見が行われ、新MCの金原ひとみ、ヒャダイン、小林史憲チーフプロデューサーが登壇。収録に臨んだ感想、番組の見どころから舞台裏まで語った。

【動画】「カンブリア宮殿」最新回

美術監督・種田陽平氏による新セット MC陣への期待

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スタジオには、5代目となるゴージャスな遺跡のセットが登場。今回も映画「国宝」を手掛けた美術監督・種田陽平氏がデザインを担当し、会見冒頭、小林プロデューサーがセットのコンセプトを明かした。

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「初代と2代目も遺跡をイメージした空間でした。今回、MCを変えてリニューアルするにあたり、村上龍さん、小池栄子さんへのリスペクトを込めて、初期へのオマージュ、番組の原点に帰るという思いが、この遺跡のセットに込められています。

かつての遺跡のセットは閉ざされた空間でしたが、今回はあえてオープンな空間にし、新しい風や光を取り入れるようなイメージでデザインしていただきました。種田さんのアイデアで、セットの奥には、『カンブリア宮殿』のシンボル、カンブリア紀に生息したアノマロカリスがデザインされています」。

また、初回、2回目の収録を見届けた小林プロデューサーは、「どんな感じになるかなと、私もワクワクしていましたが、初回の収録から非常に息が合ったコンビネーションで盛り上がり、ゲストを交えて笑いもあふれる。改めて、お2人にオファーして良かったなと思っています。
一方で金原さんは、膨大な資料を読み込んで台本作りから入られているので、番組には、金原さんの視点も盛り込まれています。そしてヒャダインさんは、持ち前のアドリブ力や盛り上げ力で金原さんをフォローしながら、いい塩梅に番組を進行しています」と話し、収録が和やかな雰囲気で進んだことを伺わせた。

「“ヒャダインさんが作ってくださった道を私が歩いていく…“全面的に頼っています」(金原)

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――3本分の収録を終えたとのことですが、ゲスト(経営者)とのトークはいかがでしたか?

金原「ゲストの方によってものすごく空気が変わるなと実感しました。3人で作るトーク番組ですが、その幅の広さを感じました」

ヒャダイン「やっぱり緊張はしなくて、すごく楽しかったですね。トップランナーで走り続けている人の話は、すごく柔軟で爽やか。おしゃべりも楽しいので、こちらもエネルギーをいただくし、価値観が変わる瞬間もたくさんあったので、ひたすら“楽しい”の一言です」

――これからどんな方にインタビューしたいですか?

金原「個人的には、大きな会社を経営している女性のお話を聞いてみたいです」

ヒャダイン「私は海外の経営者のお話も面白そうだなと思っています。ビル・ゲイツとか(笑)」

小林P「過去にも海外の方に出演していただいているので、可能性としてはあります。私の力にかかっていますが、頑張りたいと思います」

――改めて、お互いの印象は?

金原「この番組はヒャダインさんがいなければ成立しなかっただろうなと。プロデューサーに感謝するほど、私にとっていなければならない存在です」

ヒャダイン「金原さんは初回は緊張されていたようですが、今日の収録ではどんどん慣れて、2人でキャッチボールできるようになりました。伸びしろしか感じません」

――収録中、お互いに「救われた」と感じたシーンはありましたか?

金原「進行をヒャダインさんにお任せしているので、“ヒャダインさんがつくってくださった道を私が歩いていく“という形で全面的に頼っています」

ヒャダイン「ありがとうございます。私も私で、予習を全部金原さんにお任せしているので。いろいろ鋭い質問を投げていただけるので、非常に助かります」

――プレッシャーは感じましたか?

金原「今日の収録は、ちょっと余白を感じることができて、もう平気かなという気持ちです。最初は予想がつかなかったので不安でしたが、徐々に“ここまで自由でいいんだ“ということが分かってきました。

ヒャダイン「今日の収録で、私、台本1ページを飛ばしちゃったんですよね(笑)」

金原「でもゲストの方が『あれで気が楽になったよ』とおっしゃってくださったので、いいトラブルでした」

ヒャダイン「怪我の功名というか。3人でキャッチボールをしている感じがライブのようで楽しいです」

「経営者の皆さんは、生き方やフットワークがが“軽やか”。“私も軽い人間でいいんだな”と(笑)」(ヒャダイン)

 ――金原さんは膨大な資料を読み込み、台本作りから参加されているそうですね。

金原「覚悟はしていましたが、送られてきた資料の厚みに驚きました。テレビ東京と密な関係を築いてしまって…(笑)。メールのやり取りの量に驚いています。
でも、これまで消費者として接していて実態を知らない会社ばかりなので、読む度に学びがあり、楽しんでいます」

ヒャダイン「金原さん、言ってください。私だってやりますよ! 半分くらいはやります(笑)」

小林「負担をおかけしますが、MCの視点を台本に反映させるという番組の伝統があります。金原さんには、制作側では思いつかない視点の質問を盛り込んでいただきたいと思っています」

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――番組では、経営者にあえて“聞きづらいことを聞く”というシーンもありそうですが、“これは切り込んだ”というエピソードがあれば教えてください。

ヒャダイン「私は“聞きづらい”とは思わない……感情が死んでるんですかね(笑)。
聞きづらいことでも、トップの方はそこから逃げないと思うんです。そういう場面にしっかりと向き合ってきたからこそのトップなので。その答えも楽しみですし、私は聞いちゃいますね。時々突拍子もないことを聞くこともありますが、“まぁいいか”と。恥ずかしいとも思わない(笑)」

金原「私は“そういう視点もあるのか、たしかにそれも知りたい”と、ヒャダインさんの質問に助けられています」

小林P「収録でも、過去に不祥事があった会社の社長さんに、その件について、お2人からズバッと質問していただきました」

金原「収録でしか会わないと思うので、そこまで緊張せずに聞けるんじゃないかなと思います。せっかくだから聞いておきたいという気持ちの方が強いですね」

ヒャダイン「こんな機会はなかなかないので、知らない体で聞くのもいいかなと思います」

――収録に臨んで、想定と違ったことは?

金原「仕事量が思ったよりも多かったのが一番のギャップです(笑)。ワークフローを見た時“大丈夫かな”と思いましたが、今のところはギリいけそうという印象です。打ち合わせの多さにも驚きました。本(小説)の打ち合わせは、みんなで飲んでいるだけなので、初めての体験です」

ヒャダイン「20年間のブランディングのおかげで、社長さんが“番組に出演できる”と、我々にも敬意を払ってくださるので、すごくお話しやすいです。思っていたよりもやりやすいという印象です」

小林P「経営者の皆さんも、お2人のことをしっかり調べて、リスペクトを持って収録に臨んでいることが伝わりますよね」

――金原さんは、「編集後記」のプレッシャーはありませんでしたか?

金原「意外と自由に書けるなと感じました。経営者とのトークは、唯一無二の体験。普段とは全く違うところに触れる会話をするので、これまで自分の中から出たことのなかった言葉や表現が生まれてくると思います」

――改めて、前任者・村上龍さん、小池栄子さんのすごみを感じる瞬間も?

金原「龍さんは小説を約50年書き続け、カンブリアも20年。同じ熱量で続けられることのすごさを感じます。『カンブリア』に関しては、龍さんの視点が固定されていて、ブレないからこそ安心して見ていられる。それでいて、揺さぶりをかけてくるような魅力があったと思います。龍さんの影響を受けつつ、また別のやり方も模索しながら追いかけていきたいです」

ヒャダイン「小池栄子さんの総合力、傾聴力は本当にすごい。尊敬することばかりです。
あと、トークが盛り上がっているところで『続いてこちら(VTR)をご覧ください』と切り替えるのが難しい。情緒が…(笑)。どうやって、そこをきれいにジョイントさせようかなと。“小池栄子力”を勉強したいです」

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――MCの経験は創作にいい影響をもたらしそうですか?

金原「皆さん、同じトップでもキャラクターが全然違うんですよね。興味深い人格をお持ちの方が多いので、今後何かしらの形で生きてくるはずだと信じています」

ヒャダイン「私自身、年の割にどこか軽薄というか…自分でも嫌になる部分があるんですけど、これまでお会いした皆さんは、生き方やフットワークが“軽やか”なんですよね。羽が生えているような。“自分も軽い人間でいいんだな”と価値観が変わりました」

――これからのトップ(リーダー)に必要なものは何だと思いますか?

金原「社会が変わるスピードが速いので、柔軟に寄り添い続けること、変わることへの恐怖心を持たないことではないでしょうか」

ヒャダイン「これまでお迎えした皆さんも、柔軟で楽しい方ばかりでした。“楽しくいる”というのも重要なファクターだと思いました」

小林P「大企業もスタートアップも関係なく、トップに立つ方の人格は素晴らしい。カンブリア紀に多種多様な生物が誕生したように、今の時代に登場する多種多様なリーダーの違いを楽しんでいただきたいです。それを表現できているのが『カンブリア宮殿』ですから」

――最後に視聴者へメッセージをお願いします。

金原「どこまでできるか分かりませんが、ヒャダインさんと一緒に成長していこうと思っているので、ぜひ見守り続けてください」

ヒャダイン「前任者が素晴らしかったので比べられることもあるかもしれませんが、私はエゴサーチをしないと決めたので、その声は届きません(笑)。我々らしく新しい『カンブリア宮殿』を作っていきます。皆さんが見て、何かを学び取っていただければいいなと思います」

金原ひとみ
1983 年、東京都出身。2003 年『蛇にピアス』ですばる文学賞。翌年、同作で芥川賞を受賞。2010 年『トリップ・トラップ』で織田作之助賞受賞。2012 年『マザーズ』でBunkamura ドゥマゴ文学賞受賞。2020 年『アタラクシア』で渡辺淳一文学賞受賞。2021 年『アンソーシャル ディスタンス』で谷崎潤一郎賞受賞。2022 年『ミーツ・ザ・ワールド』で柴田錬三郎賞を受賞。2025 年『YABUNONAKA―ヤブノナカ―』で毎日出版文化賞を受賞。
著書に『パリの砂漠、東京の蜃気楼』『ナチュラルボーンチキン』等がある。

ヒャダイン
音楽クリエイター。本名:前山田 健一。1980 年大阪府生まれ。3 歳の時にピアノを始め、音楽キャリアをスタート。作詞・作曲・編曲を独学で身につける。
京都大学を卒業後、2007 年に本格的な音楽活動を開始。動画投稿サイトへ匿名のヒャダインとしてアップした楽曲が話題になる。
一方、本名での作家活動でも提供曲が2作連続でオリコンチャート1位を獲得するなどの実績を残し、2010 年にヒャダイン=前山田健一である事を公表。
アイドル、J-POP からアニメソング、ゲーム音楽など多方面への楽曲提供を精力的に行い、自身もアーティスト、タレントとして活動する。

 

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