3人産んだら「税金」は一生払わなくていい…他国の“異次元政策”に日本の子育て世代が本音:世界の給与明細

誰もが気になる「給料いくら?」というシンプルな質問を世界中で調査し、日本と世界のお金事情を比較しながら、その国独自の文化や現状を深掘りするバラエティー番組「世界の給与明細~日本と比べてどうなの?~」。「テレ東プラス」では、5月24日に放送された番組の中から「出生率30%アップの秘密 ハンガリーは子ども3人産むと所得税ゼロに(※)」の内容を振り返る。

※今年1月からは、子ども2人以上の家庭にも段階的に拡大

【動画】出生率30%アップの秘密 ハンガリーは子ども3人産むと所得税ゼロに

消費税は世界最高の27%、なのに出生率は30%アップ


取材班は、少子化対策が進んでいる国の給与明細を調査するため、ヨーロッパ中央部に位置するハンガリーを訪れた。同国の国土は日本の約4分の1で、人口は約950万人。平均年収は欧州連合(EU)加盟国の中で下から3番目となる約300万円で、消費税率は27%と世界最高だ。

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物価の安さから観光客が殺到している点など、現在の日本と共通する部分も多い。一方で、大きく異なるのが出生率だ。ハンガリーはかつてEUで出生率が最も低い国だったが、2011年からの10年間で出生率は1.61まで上昇し、約30%アップした。日本の2024年の出生率は1.15で、その差は大きい。

なぜ、ここまで改善したのか。街で子ども連れの女性に話を聞くと「ハンガリーでは、子どもを産むほど国から補助を受けられる」という。実際に現地の家庭を訪ねると、少子化対策の鍵となる数々の制度が見えてきた。

税制優遇により月収が13万円アップに


取材班が訪れたのは、タマスさん一家。40代の両親と学校に通う子ども3人の5人家族だ。夫のタマスさん(49)はエネルギー関連会社に勤め、月収は約29万円。妻のオルシャヤさん(51)は麻酔専門看護師で、月収は約46万円だ。ハンガリーの平均月収約25万円と比べると、高収入の家庭といえる。

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その大きな理由が、所得税の優遇制度だという。妻・オルシャヤさんは「ハンガリーでは子どもを産むと所得税が減税されるの。3人産むと生涯、所得税が免税になるのよ」と説明する。

実際にオルシャヤさんの給与明細を見ると、通常差し引かれる所得税の欄の横に「優遇」という項目があり、同額が記載されていた。相殺されることで、所得税は実質ゼロになっている。

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さらに驚きなのは、夫にも税制優遇が適用される点だ。ハンガリーでは、子どもが3人以上いる家庭への支援が特に手厚く、母親は所得税が生涯免除、父親も所得税などが年間最大120万円免除される。この制度は今年1月から、子どもが2人以上いる家庭にも年齢に応じて段階的に拡大される予定という。

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こうした制度によって、一家の月収は約13万円増えたという。タマスさんは「職場のみんなに嫉妬された!」と笑う。「お前は税金引かれないから、残業で稼がずにさっさと帰れって」。

このハンガリーの制度について日本の子育て世代に伝えると、30代夫婦の妻は「じゃあ3人欲しい」とコメント、20代夫婦の夫は「(所得税がゼロになれば)生活が楽になるし、子育てもしやすくなる」と、うらやむ声をあげていた。
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