年金月額86万円のデンマーク 一方、日本では「何のために働いてきたのか」の嘆き:世界の給与明細
誰もが気になる「給料いくら?」というシンプルな質問を世界中で調査し、日本と世界のお金事情を比較しながら、その国独自の文化や現状を深掘りするバラエティー番組「世界の給与明細~日本と比べてどうなの?~」。「テレ東プラス」では、6月14日に放送された番組の中から「年金月額86万円! 高齢者が世界一幸せな国デンマーク、その秘密は…」の内容を振り返る。
【動画】年金月額86万円! 高齢者が世界一幸せな国デンマーク、その秘密は…
番組では、世界各国の年金制度を比較しながら、将来への不透明感が増す日本の年金制度の課題や在り方について議論。取材班は、高齢者の幸福度が世界一ともいわれるデンマークを訪れ、実態を調査した。
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デンマークの人口は約602万人で、日本の約20分の1。年金制度の評価が国際的に高く評価されている国だ。さっそく街で出会った、公務員を退職した67歳の夫婦に年金額を尋ねると、妻は「それぞれ74万円ずつもらっているわ」と答えた。
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物価が日本の約1.5倍でも「年金月86万円」
番組では、世界各国の年金制度を比較しながら、将来への不透明感が増す日本の年金制度の課題や在り方について議論。取材班は、高齢者の幸福度が世界一ともいわれるデンマークを訪れ、実態を調査した。

デンマークの人口は約602万人で、日本の約20分の1。年金制度の評価が国際的に高く評価されている国だ。さっそく街で出会った、公務員を退職した67歳の夫婦に年金額を尋ねると、妻は「それぞれ74万円ずつもらっているわ」と答えた。

夫婦合わせると月額148万円を受給していることになる。物価が日本の約1.5倍であることを考慮しても、かなり高額だ。また、街で話を聞いた別の人々からも「年金を約86万円もらっている」「お金の心配をせずに暮らせることが一番幸せだ」といった声が聞かれた。

なぜ、これほど手厚い年金給付が可能なのだろうか。その背景には、消費税25%、所得税37~55%という高い税負担がある。
また、デンマークでは基礎年金(国民年金)の財源を税金のみで賄っており、日本のように保険料を徴収していない。このような制度設計の違いを背景として、日本の基礎年金の満額受給額が月額約7万円であるのに対し、デンマークでは約40万円と、5倍以上の水準となっている。
さらに、国民の約9割が加入する企業年金や、日本の「iDeCo(イデコ)」に近い個人年金が加わり、3階建ての手厚い年金制度が成り立っているのだ。
「老後の不安はない」一方、日本では…
では、高い税負担を背負う現役世代は、この制度をどのように受け止めているのか。月収は約400万円だが、税金などを差し引いた結果、手取りが約150万円になるという夫婦に話を聞くと、夫は「老後の不安はない。みんな年金をたくさんもらえるし、幸せだ」と、不満を感じていない様子だった。

また、小学校教師として働く61歳の男性(月収約100万円、手取り約65万円)は、「高い税金を払うことで、自分だけでなく社会のためにもなる。それはとても良いことだと思う」と話した。
一方、日本はどうか。街中で年金について話を聞くと、受給世代の男性は「今もらっている年金はクソみたいな金額。月17万円だよ」と不満を口にした。また別の男性も、「一生懸命働いてきたのに年金が少ないと、何のために働いてきたのかと思ってしまう」と嘆いていた。
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