平均月収10万円なのに物価高すぎ…「ポテトチップス700円」の国トンガで暮らしが成り立つワケ:世界の給与明細
誰もが気になる「給料いくら?」というシンプルな質問を世界中で調査し、日本と世界のお金事情を比較しながら、その国独自の文化や現状を深掘りするバラエティー番組「世界の給与明細~日本と比べてどうなの?~」。「テレ東プラス」では、8月23日に放送された番組の中から「平均月収10万円で日本より物価が高い国トンガ なぜ生活が成り立つ?」の内容を振り返る。
【動画】平均月収10万円で日本より物価が高い国トンガ なぜ生活が成り立つ?
取材班が向かったのは、日本から約8000キロ離れた南太平洋の島国「トンガ王国」。オーストラリアとニュージーランドの北東に位置し、国土は東京23区より一回り広いが、人口はその約100分の1。わずか10万人ほどが暮らす小さな国だ。
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さっそく、現地の給料事情を聞いた。銀行員の女性(34)は「月収14万円くらい」と答える。日本の銀行員の平均月収約56万円と比べると、4分の1ほどだ。
警察官の男性(30代)にも尋ねると「月に約8万4000円」。危険を伴う仕事だが、日本の警察官の平均月収約35万円と比べ、こちらも4分の1ほどにとどまる。
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トンガの平均月収は約10万円。日本と比べればかなり低いが、だからといって物価が安いわけではない。
商店をのぞくと、日本のスーパーなら約200円のポテトチップスが約700円。サーモンの切り身は一切れ約1300円もする。庶民の台所である野菜市場でも、キャベツ1玉が約350円、ピーマン2個が約350円と割高だ。
【動画】平均月収10万円で日本より物価が高い国トンガ なぜ生活が成り立つ?
平均月収は約10万円、それでも物価は日本以上?
取材班が向かったのは、日本から約8000キロ離れた南太平洋の島国「トンガ王国」。オーストラリアとニュージーランドの北東に位置し、国土は東京23区より一回り広いが、人口はその約100分の1。わずか10万人ほどが暮らす小さな国だ。

さっそく、現地の給料事情を聞いた。銀行員の女性(34)は「月収14万円くらい」と答える。日本の銀行員の平均月収約56万円と比べると、4分の1ほどだ。
警察官の男性(30代)にも尋ねると「月に約8万4000円」。危険を伴う仕事だが、日本の警察官の平均月収約35万円と比べ、こちらも4分の1ほどにとどまる。

トンガの平均月収は約10万円。日本と比べればかなり低いが、だからといって物価が安いわけではない。
商店をのぞくと、日本のスーパーなら約200円のポテトチップスが約700円。サーモンの切り身は一切れ約1300円もする。庶民の台所である野菜市場でも、キャベツ1玉が約350円、ピーマン2個が約350円と割高だ。
給料は安く、物価は高い…それでも生活できるワケ
なぜ、これほど物価が高いのか。実は、トンガでは国内で生産できるものが限られ、多くの商品を輸入に頼っている。島国のため貨物船などで運ぶ必要があり、その輸送コストが価格に上乗せされてしまうのだ。
生活に欠かせないガソリンも決して安くない。鉄道などの公共交通機関が少なく、車が日常の足となっているが、ガソリン代は日本の2倍近く。警備員として働く女性は「子どもが7人いて、金がかかる」と嘆く。

追い打ちをかけているのが物価高だ。中東情勢の悪化などを背景に、今年5月のインフレ率は日本の数倍に達し、庶民の暮らしを圧迫しているという。
給料は安いのに物価は高い。なぜ、それで生活が成り立つのか。
大きな支えとなっているのが、海外で働くトンガ人からの仕送りだ。海外にはトンガ国内の人口と同じ約10万人の出稼ぎ労働者がおり、その仕送りはGDP(国内総生産)の約4割を占めるという。
夫が1年間、オーストラリアへ出稼ぎに行っているという女性は「(夫の仕事は)オレンジの収穫と畜産関係。(向こうでの稼ぎは)月に100万円は超えるわね」と話す。

先ほどの7人の子どもを育てる女性も、夫が海外で働き、月に約80万円を稼いでいるという。「そのおかげで、なんとか生きていけるの」
平均月収は日本よりかなり低いのに、物価は決して安くない。南太平洋の小さな島国の暮らしは、海の向こうで働く家族によって支えられていた。
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