驚異の進学実績【鴎友学園・頌栄女子学院・洗足学園】女子校のメリットとは?「競争より“共闘”で伸びる」

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首都圏を中心にますます過熱する「中学受験」。今回は、根強い人気を誇る「女子校」の魅力と強みに迫る。
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難関女子校、人気の秘密は「圧倒的な進学実績」と「女性同士の連帯」

少子化に加え共学校が増えたこともあり、女子校の数は減少傾向に。それでも惹かれる家庭は少なくない。
「男性脳、女性脳で教え方が違うのはよく聞く」(小4・保護者)、「女性で活躍する卒業生がいるので、将来像がイメージしやすい」(小6・保護者)。
【鴎友学園女子中学高等学校】

女子新御三家の一角「鴎友学園女子中学高等学校」(1935年創立)。
「園芸」を必修科目にするなど、受験科目以外の授業、幅広い学びを提供している。
音楽教諭を経て校長になった柏いずみ先生も、鷗友の卒業生だ。
「居心地が良すぎて満足しているというのが私たちの時代だったが、今は『外へ、外へ』と言うようにしている。(卒業生には)野生動物の保護活動のために親を説得して南米ペールに行った人、カンボジアで小学生の教育にあたる人…アクティブ、タフというところが進化している」。
【頌栄女子学院中学校・高等学校】

毎年、難関私立大の合格者を多数輩出している「頌栄女子学院中学校・高等学校」(1884年創立)。帰国生が多いのも大きな特徴だ。
共学校出身の塚田智矢子教頭先生は、女子校に勤めることを決めたきっかけについて、こう話す。「大学時代の友人ですごく素敵な子がいて、私立の女子校出身だった。こういう子を育てる教育ができると思って入ったら、ドンピシャリ。男の子の目を気にせず、さまざまなことができる」。
【洗足学園中学校・高等学校】

ここ5年ほどで進学実績を大きく伸ばしている「洗足学園中学校・高等学校」(1924年創立)。今年は、東京大学に26人が進学、国公立大学には、卒業生全体の約4割にあたる91人が進学した(2026年3月卒業生)。
「(東大に入りたいという生徒も)増えてきている。進学指導よりも進路指導。先輩たちが東大に行く、チャレンジをするとなると、『じゃあ私も!』という相乗効果が生まれる。“不合格を恥じるよりもチャレンジしなかったことを後悔するのでは?”という空気感がいいなと思っている」(学年主任・石川千佳子先生)。

子どもの中学受験をきっかけに、20年前から受験情報を発信している教育アドバイザー・鳥居りんこさんは、これまで100以上の学校を取材してきた。
「3校とも“自由闊達に女の子が羽ばたいていく”ということをやっているが、忘れてはならないのが驚異の大学進学実績。“入れたらいいよね。でもなかなかね”という位置にいる3校」。

鳥居さんは、3校が人気を集める点をこうひも解く。1つ目は、男女で異なる学びの感覚で、成長スピードを踏まえ、徹底的に女子に合わせてくれること。2つ目は、性別で役割を決めつけず、できる人が担う「ジェンダーフリー」な環境。
そして3つ目は「シスターフッド」。鳥居さんいわく、生涯にわたって続く女性同士の連帯のことを指すという。
各校の“教育の強み”とは?

鴎友の強みは「バイアスを取っ払う」。「女子だから、こういう環境だからとか、“○○だからできない”というバイアスを取っ払う。あなたは何でもできるよという価値観。あなたの心がたなびくもの、心が揺れるものに向かっていきなさいというのが、すべての学習において大切。
女の子は目に見えるもの、触れるものに興味・関心を示す。理科は課題だけをやるのではなく、“面白い”を捕まえる時間。中学1年生の理科は『生物』のみで、2年生から『化学』『物理』『地学』が始まる」(柏先生)。

この日、中学1年生の理科の授業をのぞいてみると、生徒たちが何やら口に入れていた。
実はこれ、自分の細胞を取り出し、顕微鏡で観察する授業。「生物のことを驚きをもって知る」という実践的な内容だった。こうした新鮮な体験の積み重ねが、自ら学ぶ姿勢を育むという。

頌栄の強みは「多様性」と「国際性」。「生徒の約5分の1が帰国生。多様な文化や価値観を持ち込んでくれるので、いろいろな人がいて当たり前、大人しい子がいても浮かないというところにもつながる。英語が好きで興味を持っている生徒も多い。留学プログラムを用意しているので、それを求めて受験する人も多くいる」(塚田先生)。

洗足の強みは「長時間授業」と「文理を超える」。「試行錯誤して落ち着いているのが、1コマ65分の授業。理科の授業でいうと、実験で失敗をして結果が出て、考察して発表までを1つにすると65分がちょうどいい。生徒は中学受験で鍛えられている」(石川先生)。
「文理を超える」は、文系・理系の隔たりをなくすということ。「高校3年生まで、文系でも数学は必修科目。将来の可能性を高めるために、世の中に出た時、苦手な科目がないようにしたい。数学人材は、経済、情報…シンボリックなものになっている」。
さらに、鷗友学園が「自立したタフな生徒」を育てるために行っていること、進学実績がアップした頌栄女子学院が廃止したものとは? この続きは「テレ東BIZ」で!

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