年金は月30万円、さらに「ボーナス」まで…日本と同じ“経済停滞国”イタリアの高齢者が恵まれているワケ:世界の給与明細

誰もが気になる「給料いくら?」というシンプルな質問を世界中で調査し、日本と世界のお金事情を比較しながら、その国独自の文化や現状を深掘りするバラエティー番組「世界の給与明細~日本と比べてどうなの?~」。「テレ東プラス」では、9月6日に放送された番組の中から「高齢者も多く、給料も上がらないイタリア (秘)年金ボーナス制度とは?」の内容を振り返る。

【動画】高齢者も多く、給料も上がらないイタリア (秘)年金ボーナス制度とは?

日本同様、経済が停滞し続けるイタリア


取材班が訪れたのは、日本から9700キロ離れたイタリア。同国には日本と共通点がある。約30年のあいだ経済が停滞気味なことだ。

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主要国で平均賃金を比べてみても、アメリカやドイツ、カナダなど、ほかの国が右肩上がりなのに対して、日本とイタリアは長く横ばい。現地でペンキ塗りの仕事をする男性の月給は約32万円で「週に60時間は働いてるよ。でも生活はギリギリだ」と話す。

日本の平均年収478万円に対し、イタリアは約642万円。1ユーロ約185円という円安・ユーロ高もあり、日本よりかなり高く感じる。ところが、同じユーロ圏のフランスは約819万円、ドイツは約1014万円。ヨーロッパの中で比べると、イタリアの賃金水準は決して高くないのだ。

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また、イタリアは日本と同様、高齢化も進んでいる。65歳以上の割合は、アメリカの約18%に対し、日本は約30%、イタリアは約25%。ともに主要20カ国の中で上位に位置する。

年金額を聞くと「約30万円だよ」 ボーナスまで


一方で、高齢者の就業率を見ると、日本は4人に1人が働いているが、イタリアは20人に1人と少ない。そこで、イタリアの高齢者がどのくらい年金をもらっているのか調査した。

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テーブルを囲んでトランプを楽しむお年寄りに話を聞くと、「月に約26万円だ」「約30万円だよ」「約46万円」と次々に答えが返ってきた。

さらに驚きの“特典”もあるという。男性の一人は言う。「12カ月分の年金のほかに、ボーナスで1カ月分もらえるんだ」

別の男性は「言い方を変えれば、年金支給額を13分割しただけなんだけど、別個でもらえるのはうれしいね」と話した。

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この年金受給額について日本人に感想を聞くと、ある女性は「ひと月に? イタリアに引っ越したくなっちゃった」。事務の仕事をしているという年収約400万円の女性(60)は「(年金は)多分、15万円しかもらえない」と嘆いた。

ただし、イタリアでは現役世代の負担も日本より重い。一般的な会社員の場合、日本の厚生年金保険料率(労使合計)が約18%なのに対し、イタリアは約33%。倍近い水準となっている。
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