天使すぎる女医と美人女看護師インタビュー:命売ります

三島由紀夫原作『命売ります』がBSジャパンにてドラマ化が決定し2018年1月13日より放送されます。三島文学の中では数少ないエンターテインメント要素が多い作品ではないしょうか。しかしながら、コミカルな要素がある反面、生と死ついての深い考察、主人公の次第に変化する心理的な描写は読み応え抜群です。
〜ストーリー〜
自分の人生行く先を悟ってしまった男が始めたのは、"命を売ること"
"命を売る男"と"企みをもつ依頼人たち"との駆け引きは、毎回思わぬ展開へ......!!
「また、今回も死ねなかった・・・・」"死にたい"と思っていた男は、死の淵に立たされた瞬間、
"生きたい"という人間の持つ本能的欲求に、皮肉にも目覚めていくのです。「生」への執着心、渇望、「生きる」ということ―。命を軽んじていた男が、命の重さを突きつけられる、山あり谷ありジェットコースター展開!先の読めない究極の人間ドラマ!
1話では「裏社会の男と不倫する妻と、寝てほしい」と言う依頼を見事に遂行するも、死にたいことを逆手に取られ死ぬことが出来ず、2話では「吸血鬼の母親に殺されてください」という依頼を遂行しそうになるも逆に守られて死ぬことが出来ませんでした。今回は第3話の現場に潜入してきました。
病院用のハウススタジオってあるんですね。ナースステーションもちゃんとあります。
そこでは美味しそうな出演者の方々の差し入れがありました。そんな中スタッフさんに教えていただくまで気付きませんでしたが右奥のホワイトボードに壇さんのお茶目なイタズラが!?

壇さんロシアに行っていることになっていました(笑)現場ではスタッフさんを和ませたり笑わせたりとさすがの気配りでした。
この日は天使すぎる女医こと城山愛理役を演じる壇蜜さんに突撃インタビューして参りました。
----『命売ります』という作品の印象は?
「命売るんでしょうけど売れないから話が続くんだろうなと思いました。ただどうして売れないのかというストーリーが毎回あってそれが楽しいんだろうなって思いました。」
----命を売るという不思議なストーリーに対しての感想は如何でしょうか?
「ずいぶん昔に出来た小説なのにとても今っぽい感覚なんだなと思いましたね。誰かとつながりたいから命を売るわけですから。誰かに止めてもらいたいのかとどめを刺してもらいたいのかはわからないですけど、同じような境遇の人たちが集まってくる。不思議なのは命を売っているはずなのに絆が生まれているんですよね。死にたいという行動を起こしている中で生きるための力を得ているのかもしれませんね。」
----城山愛理という役柄の女性を客観的に見てどう思いますか?
「どんな人でも愛されたいとか大切にされたいと思っていると思うんですよね。で、その術を勉強して自分のものにしていくか、人は人、自分は自分とほっぽらかしちゃうか、みんな嫌いって拗ねちゃうか大きく3パターンあると思うんですよね。愛理は(最初のパターンで)人から好かれることとか人から評価を得ることで自分自身成長しているタイプなのかなって思いますね。羽仁男の死にたいという気持ちと愛理の人から評価されたい気持ちがぶつかると二人にとって新しい作用が出るんだろうなと思います。
----今回対峙している由紀さんに対してはどうですか?
「対峙しているけど二人は磁石で言うと同じ極。由紀も愛理に対して憎いと思う部分を自分でも欲していると思うんです。共通する部分があるからいやらしい、気持ち悪いって思ってしまうと思うんです。おんなじ物が欲しいから嫉妬するんですよ。だから本当はいい友達になれるのにって思いましたね。」
----とても濃厚なラブシーンを演じられていますがどんな気持ちで演じられていますか?
「見栄えを気にします。普通あまり見ないじゃないですか、人のラブシーンって。なので見た人があー先生がこんなことしてる!ってなるように見栄えを気にします(笑)自分というよりカメラに写っている自分っていうのが気になります。ラブシーンって特に相手と近くて自分では分かりづらいから客観的にどう見えているかかなり気にします。」
このあと話していた壇蜜さんの言葉がとても印象的で3話の見どころを凝縮していると思いました。
「人のものを欲しがる人は可愛いんですよ。人のことが羨ましい人もやっぱ可愛いんですよ。役柄では人のことが大嫌い!とか憎たらしい!とか言っているんですが実はそれはとっても可愛い人が画面には写っているんですよ。でもその可愛い人はその可愛いに気付けずに終わるのかそれとも可愛いに気付いて自分を見つめ直していくのか是非見てもらいたいです。なので真のヒロインは愛理ではなく由紀さんだと思います。」
とても思慮深いコメントをいただけたと思いました。ドラマを見ていただくと壇蜜さんの仰ることがとてもスムーズに入ってくると思います。
続いて壇蜜さんが真のヒロインと仰る由紀役谷村美月さんにお話お伺いしました。
----『命売ります』とい作品の印象は?
「斬新だなとも思いつつ、三島さんの作品は小難しい印象がありましたがこんなファンタジーなお話もあるんだなと思いました。」
----そのファンタジーな内容にどう思いましたか?
「最近いろんなニュースがあるのでもしかしたら割と身近にあるのかもなって思いました。読んでみて私自身はファンタジーに受け止めましたね。」
----由紀という役柄に対してどう思いました?
「最初読んだ印象はよくわからない人だなと思いました。女子校だったんで女性特有のいざこざなのかなってイメージはしやすかったんですけど、自分が演じているっていうのはまた別な気がしてイメージがしづらかったですね。セリフを覚えていくうちに自分が思っていることを言葉は違うけど自分が思っている気持ちは似てるなと思いました。」
----共演者さんとコミュニケーションありましたか?
「中村さんとは以前がっつり共演したことがあるのですがお互いあまり喋る感じではないんですが今回もそんな感じでした。」
----壇蜜さんお印象は?
「とても良く喋っていただいて楽しいです。テレビで見ると性格悪そうなのかと思ったらとってもいい人でした。」
独特の雰囲気をまとい、至って真面目にお答えいただいた谷村さん。ドラマの中ではキレッキレでしたが谷村さん自身はとても独特の感性をお持ちのキャラクターのようでとにかくキュートな方でした。

人間の真の姿と濃厚ラブシーンととても贅沢な時間を過ごせると思います。是非『命売ります』第3話御覧ください。
【番組タイトル】連続ドラマ J 三島由紀夫「命売ります」 全 10 話
【放送局】 BSジャパン BS7ch<全国無料放送>
【放送日時】 1月27日(土)夜9時 (ドラマ自体は毎週土曜夜9時放送)
【出演者】 中村蒼、前田旺志郎、田口浩正、YOU、田中泯 ほか
【原作】 三島由紀夫『命売ります』(ちくま文庫)
【脚本】 小山正太、大林利江子、加藤公平、神田優
【監督】 金澤友也、河原瑶(4 話、6 話)、石井満梨奈(5 話)
【番組 HP】 http://www.bs-j.co.jp/inochiurimasu/
【番組ツイッター】https://twitter.com/BS7ch_Inochi