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真夜中ドラマJ「グッド・バイ」が、BSジャパンにて7月14日(土)深夜0時より放送スタート。
太宰治の未完の遺作『グッド・バイ』が現代によみがえる!? 豪華な期待のスタッフ陣を迎え、羽生生純原作の同名漫画をドラマ化。
ゲスなモテ男・田島毛収が、太宰の「グッド・バイ」をもとに、次々に愛人を清算していくドタバタ愛憎劇。主人公の田島毛を演じる大野拓朗、田島毛に振り回される面倒見の良い高校の先輩・別所文代を演じる夏帆の共演で、太宰流のユーモアを現代によみがえらせるオリジナル・変調コメディをお届け。
第1話をここでおさらい!
ある日、別所文代(夏帆)は、高校時代の部活の後輩・田島毛収(大野拓朗)と偶然再会する。ウェブデザイナーとして働いている文代は、最近結婚について考えるように。30歳で独身、そして行きつけのバーまで作ってしまった自身の将来を案じているのだ。
文代の愚痴を聞いていた田島毛は、「僕は一途に、たった1人の幸せだけを切に......」と語る。そんな田島毛の姿に「結婚したのか? おめでとう! 子供もいて、それでいて奥さんへの愛を語る......。いいねぇ、いい男になったねぇ!」と文代は暴走気味に讃える。
そんな中、バーでやけ酒をしていた女性が、文代に泣きついてくる。その様子を見ていた田島毛は、文代の聞き役が得意なところは高校時代から変わっていないと話す。そんな田島毛の意味ありげな表情に、文代は「何か聞いてほしいことがあるのか?」と話を聴き始める。
最初はたじろいでいた田島毛だったが、現在、単身赴任中で妻子とは離れて暮らしていて、彼女が4人いるということを告白する。田島毛には悪いことをしているという自覚が強くあるようで......。
文代のスマホに、トイレに立ったはずの田島毛から「別所さんと久しぶりに会えて、本当に心から嬉しいです!」というメッセージが入る。トイレから帰ってきた田島毛に文代は「こういうこと普通にやっちゃうから、いろんな女が『私だけ特別かも』とか思っちゃうんだよ」と叱るが、田島毛は素直に気持ちを伝えただけだという。文代はそんな田島毛に太宰治の小説『グッド・バイ』を重ねる。そして文代は「あんたも太宰を見習って、"グッド・バイ"しなさい」と言い残し、帰ってしまう。
残された田島毛に、同じカウンターで飲んでいた女性・桃子(田中千絵)が声をかける。桃子は、文代と田島毛のやりとりをずっと横で聞いていたのだった。田島毛は「いや、あの人のことだから、きっと考える時間をくれたんだと思います。考えなきゃ」と焦るが、女性はその田島毛を見て「子供みたい」と言い笑う。
その後、帰宅した文代のもとに、田島毛から電話がくる。「あれから考えました。やっぱ、本当に一途な人になりたいなって」と恋人4人と別れることを文代に宣言したのだった。何度も文代に対して感謝の言葉を述べる田島毛に、文代は「言葉が軽いんだよ」と伝える。しかし、田島毛のまっすぐさが高校時代から変わっていないことに、安心もしていた。
しかし、そんな電話をかけてきた田島毛の横には、先ほどまでバーで一緒だった桃子が寝ていたのだった。恋人たちにグッドバイすると決めた矢先に、もう1人恋人が増えてしまった田島毛は、ベッドの中で太宰治の『グッド・バイ』を読み耽っていた。そして、面倒見の良すぎるほどの文代を巻き込み、本格的に恋人たちと別れる手段を考える......。
この放送は、現在「ネットもテレ東」で限定配信中です。
次回、第2話は7月21日(土)深夜0時から放送。最初に別れを切り出す恋人は小説と同じく美容師のりりこ(佐津川愛美)にした田島毛は、文代に妻のフリをしてもらうことに。果たして、上手く別れられるのか? お楽しみに!