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血の気の多い"キャバ嬢"の愛人とは、どのように別れたらいいでしょうか?
《キャバ嬢の愛人と別れる方法》
1:キミのことをすごく好きだということ
2:妻にバレてしまい、かなりキレているということ
この2つを誠心誠意伝えるべし!
太宰治最期の小説、既婚者の男が恋人たちと別れるために奮闘するナンセンスコメディ『グッド・バイ』が現代に蘇る!? BSジャパンで放送中の真夜中ドラマJ「グッド・バイ」(毎週土曜深夜0時~/テレビ大阪 毎週土曜深夜0時56分~)は、豪華なキャスト・期待のスタッフ陣を迎え、羽生生純原作の同名漫画をドラマ化。
既婚者にもかかわらず複数人の恋人がいる無自覚なダメ男・田島毛収(大野拓朗)は、太宰治の小説『グッド・バイ』のように恋人たちに「グッドバイ」することを決意。高校時代の先輩・別所文代(夏帆)は、小説に登場する"恋人と別れる手伝いをする妻役の女"として巻き込まれることに。
キャバ嬢の恋人とのグッドバイに臨んだ第3話をおさらい。
第1の恋人・美容師のりりこ(佐津川愛美)と、自分は全く手を汚すことなく別れることができた田島毛。続いて第2の恋人・キャバクラ嬢の遥(佐藤玲)22歳と別れようとするが、小説が2番目の対決を前に終わっているのを知ってうろたえる。「自力で考えるしかない」という別所に背中を押され、田島毛は一人で遥の元へ向かう。
別所からのアドバイスは2つ。「遥のことをすごく好きだということ」「妻にバレてしまい、かなりキレているということ」の2つを誠心誠意伝えること。
田島毛はアドバイス通り誠心誠意を込めて遥に別れを告げるが、遥は「バレない程度に、テキトーに会って」と全く別れる気がない。うるんだ瞳で訴える遥に一瞬飲み込まれそうになった田島毛は、別所の元に走って逃げてしまう。
「あんな都合のいいこと言われたら断れない!」と泣きつく田島毛に、別所は「断れない人生に終止符を!」とピシャリ。それでも「今回だけ助けてください。見本を見たら次から自分でもバシッと言えるようになるから」と田島毛に押され、別所はしぶしぶ協力することに。
別所は、田島毛とともに遥の元へ。
「主人がいつもお世話になっております」
案の定、わかりやすく機嫌が悪くなる遥は、何も言わずに酒を一気飲み。負けじと別所もグラスの酒を飲み干し「別れてください。お願いします」と頭を下げるが、遥の態度は徐々に悪くなっていく。
「旦那の浮気相手に頭下げるとか、カッコ悪くて見てらんねーんだけど!」
「自分よりかわいい年下の女に頭下げるって超カッコ悪くない?」
「おばさんの人生さ、旦那しかいないわけでしょ? それで旦那に浮気されてるとか。生きてて楽しい?」
ガラ悪く豹変する遥に、田島毛は唖然。しかし、別所は遥の罵詈雑言に耐え、じっと頭を下げ続ける。
...と、突然、別所が反撃に出る。
「小娘が知った口きいてんじゃないよ!」
「まともに愛されたことない人間が夫婦のことに口ださないで。私たちには私たちなりの絆があるの」
「一人の人間にちゃんと愛されてから言いいな!」
"田島毛の妻"の思わぬ態度に激高した遥は、別所に殴りかかる。そこに田島毛が割って入り、別所をかばう。
「この人はすごい人なんだ。僕にはあまりにももったいない人なんだ。だからやめて。お願い」
必死に頼み込む田島毛を、冷めた目で見下す遥。
「妻もキショけりゃ、旦那もキショいな」
遥は捨てセリフを吐き去っていく。
こうして結局無事「グッドバイ」することに成功したのだった。
女の豹変する姿を見た田島毛は気が滅入っていたが、別所は上機嫌で「次の彼女いこ!」とノリノリ。別所は妻と名乗り結婚を盾に振りかざす楽しみを覚えてしまっていた。30歳彼氏なし・別所文代は、人に大切にされる喜びを知り、快感を覚えてしまっていたのだ。
「妻のフリをが気持ちよくて調子に乗ってるなんて深層心理に気づいたら、情けなくて死にたくなる。だって恋人何年もいないんだもーん!」
《【今回の教訓】血の気の多いキャバ嬢の愛人と別れる方法》
まずは「別れてください」と頭を下げる。
それでもダメなら...
「一人の人間にちゃんと愛されてから言いいな!」
妻としての正論を、堂々とぶつけるべし!
この放送は、現在「ネットもテレ東」で限定配信中。
次回、第4話は8月4日(土)深夜0時から放送。血の気の多いキャバ嬢に続き「次は大人しめの子にしてみましょう」と田島毛が選んだのは、26歳のストリートミュージシャン・静(三浦透子)。別所は「何か裏がありそう」とつぶやくが...、無事グッドバイできるのか!?