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BSテレ東
「あなたには私がいなきゃいけない」「ずっと側にいるからね」
こちらのことなどお構いなし。自分の気持ちを押し付ける勘違い入ったしつこい女性と別れるための方法とは?
《しつこい女性撃退法》
・思い出話にノらない
・ハッキリ伝えたいことは話す
・予想外の場合はとにかくガムシャラに頑張る
既婚者の男が恋人たちと別れるために奮闘する、太宰治のナンセンスコメディ『グッド・バイ』が現代に蘇る!? 豪華なキャスト・期待のスタッフ陣を迎え、羽生生純原作の同名漫画をドラマ化。
既婚者にもかかわらず複数人の恋人がいる無自覚なダメ男・田島毛収(大野拓朗)は、太宰治の小説『グッド・バイ』のように恋人たちに「グッドバイ」することを決意。高校時代の先輩・別所文代(夏帆)は、小説に登場する"恋人と別れる手伝いをする妻役の女"として巻き込まれることに。
ここで、思い込みの激しいしつこい恋人とのグッドバイに奮闘した第5話をおさらい!
3番目の恋人、ストリートミュージシャン・静(三浦透子)と、あっさり別れられたと思った田島毛。ところが、静は別れる気などなく、田島毛は「本当は自分を愛している」と思い込んでいるヤバい勘違い女だった!
別所は一人で静の元へ出向き、田島毛ともう会わないで欲しいと話をつけようとするが、ぶっ飛んだ思考の静のペースに巻き込まれてしまう。
「何だこの人は...圧巻だ。もうどう太刀打ちしたらいいんだよ~」
田島毛の元には、静から別所と撮ったツーショット写真が送られていた。
「どうして1人で会いに行ったんですか!?」
別所のことを心配する田島毛。
「きっとスムーズに別れてくれないよなと思って......そしたらタジマゲドン(田島毛)が嫌な思いすると......だから自分で片付けようとしたら...」
別所も田島毛を思っての行動だった。
そんな別所に、田島毛はこれまでになくハッキリと意見を述べる。
「別所さんに傷ついてほしくないんです。絶対に僕を頼るって約束してください!」
田島毛は約束の小指を差し出し、別所も受け入れることに。
翌日、田島毛は別所とともに、静と会う。
張り詰めた空気の中、話を切り出そうとする田島毛に、静は空気を読まない発言を。
「初めて会った日と同じネクタイだ。絶対それだった」
「なんでそんなん着けてくんじゃい! なんで覚えてんじゃい!」
心の中で両者にツッコミを入れる別所。
困惑する田島毛と別所などおかまいなしに、静は2人の思い出をマイペースに話し始める。別所は田島毛の足を蹴り、田島毛も我に返って作戦を書いたメモを取り出す。
「思い出話には決してノらないこと!!」
「はっきりと別れを伝えること!!←田島毛の口から!!」
田島毛は静の言葉を遮り、はっきりと「別れてほしいんだ」と告げ、頭を下げる。
...と、突然、静は立ち上がり、田島毛の腕を引っ張り2人で部屋を出て行く。
計画通りコトが運ばなかった場合のメモは...
「予想外の場合はとにかくガムシャラに頑張るゾ!!」
2人の後を追う別所が屋上にたどり着くと、そこは修羅場だった。
「別れるとか言ったら、飛び降りるから!」
静は屋上の柵を乗り越え叫んでいた。
「こんないかにもな展開ある!? ウソでしょ!?」
思わず立ちつくしてしまう別所。
「じゃあ月イチでいいよ! 月イチで会うって約束するなら、飛び降りるのやめるけど、どうする?」
激高する静に押され、田島毛は思わず「わかった」と答えてしまう。
静はしめたとばかりに、「電話はちゃんと出て。LINEは1時間以内ね」と田島毛に次々に要求を押し付ける。さらに別所にまで、ありえない要求を。
「たまには2人で会いましょう。私、月イチしか会えないからストレスたまっちゃうし、相談のってもらいたい」
「この人は同じ人間ですか...?」
あっけに取られた別所は声も出ない。
と、突然、別所は田島毛の頭を殴る。
「またこんな若い子たぶらかして! もう病気なの...誰かれかまわず!」
別所は土下座しながら、田島毛を"誰にでも『好き』とか『かわいい』とか言ってその気にさせてしまうしょうもない男"に仕立てあげ、静への愛情はないことを伝える言葉をまくし立てる。
「その気はないんだから! あやまらないと!」
別所は、田島毛も一緒に土下座させようとする。
...が、田島毛は「文代、本当にごめん」と、別所にキスをする。静を完全に置き去りにして愛を確かめ合う2人。バカらしくなった静は、そそくさと屋上を後にするのだった。
《【今回の教訓】しつこい女性撃退法》
とにかく相手にしないこと!
なんとか静との「グッドバイ」に成功した2人。別所は、田島毛の「(別所のことを)守りたかった」という言葉をかみ締めていた。
ところが、いよいよ最後の1人と別れる相談をしようとしたところ、とんでもない事実が発覚。実は、別所の知らないところで恋人がもう1人増えていたのだ。
「私が奥さん役として頑張ってる最中に、新たに出会った女とSEXしてたってこと?」
別所は、自分でも驚くことに涙がこぼれてしまう。
「勘違いしないでほしい。別に女として何かされたいわけじゃない。一応女なんだよ、私だってさ」
店を出た別所は「もう奥さんのフリはしない。私は私の幸せだけを考えて生きてやる」と決意。恋人たちとの前に、田島毛と別所が「グッドバイ」してしまうのだろうか!?
この放送は、現在「ネットもテレ東」で限定配信中です。
次回、8月18日(土)放送の第6話は特別編。田島毛と別所の人生を振り返り、モテる人がモテて、モテない人がモテないわけを考える。現代に生きる男女に送る、恋の手引きは必見!