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「戻ってきて! 今までの僕とは違うんだから!」
女性に愛想をつかされ、電話にも出てくれない。そんな時はどうすればいい?
真夜中ドラマJ「グッド・バイ」(BSジャパン 毎週土曜深夜0時~/テレビ大阪 毎週土曜深夜0時56分~)は、太宰治の小説に基づいて男女関係を清算していく男女の物語。既婚者にもかかわらず複数人の恋人がいる無自覚なダメ男・田島毛収(大野拓朗)は、恋人との別れを決意。高校時代の先輩・別所文代(夏帆)は、小説に登場する"恋人と別れる手伝いをする妻役の女"として巻き込まれることに。
ここで、偽装夫婦別離の危機を迎えた第7話をおさらい!
恋人を増やしたことで別所に愛想を尽かされてしまった田島毛は、ショックから立ち直れないでいた。連絡をしても出てもらえず、田島毛はひたすらに電話をかけることしかできない。どうにか「恋人たちと別れる気持ちは本物」と別所に話して、もう1度奥さん役になってもらいたい田島毛は、仕事もろくに手につかずとてもつらい状況にいる。
一方、田島毛に裏切られたことで自分の恋を頑張ろうと決意した別所は、会社の先輩から紹介された海津(清水優)とデート。久しぶりのデートに気合いを入れて挑んだ別所だったが、海津とのやりとりにうまく乗れずにいた。
食事の後、海津の家に誘われた別所は、
「もしこの人の家に行ったら...
きっと差しさわりのないインテリアで、普通のビールとか飲んで、檜湯の入浴剤とか入れてくれて、おそらく普通に電気を消して、おそらく普通に...」
妙に冷静な自分に気付く。
帰り道、いつものバーに立ち寄った別所。
「私もう熱くなれないんですかね、恋愛に...
ちゃんと恋愛してこなかったから、もう熱くなるセンサー死にましたかね」
ぼやく別所に、マスター(マツモトクラブ)は信じられない言葉を。田島毛は、別所が苦労して別れさせた元カノとよりを戻したというのだ。
「別所ちゃんがいなくなったから、元に戻っちゃったよ、田島毛くん」
怒り心頭の別所は、すぐさま田島毛に電話。さらにマスターからの助言で、2人は直接会って話をすることに。
「熱くなれる相手は大事にした方がいい」
実は、仲たがいした2人を会わせるためのマスターの作戦だったのだ。
別所は、田島毛が元カノとヨリを戻したことを責めるが、どうも話が噛み合わない。マスターにハメられたと気付いた別所は、とりあえず田島毛の話を聞くことに。
田島毛は、別所に会えなくなった数日に考えたことや、反省したことを話し、残り2人の恋人と別れるためのアポを取ったことを伝える。
「新しい人間になりたいんです。
そう思わせてくれたのは別所さんなんです。
もう一度だけチャンスをください」
懇願する田島毛に、「私も熱くなりすぎた」とほだされる別所。
「本当に真面目に別れるのね?
私がいることで、新しいあなたになれるのね?」
別所の問いに、田島毛は自信を持って「はい」と答え、思わず涙を浮かべた。
残り2人の恋人と別れるための計画を練っていた別所と田島毛。ウトウトする田島毛を見て、別所は複雑な思いに駆られる。
「どんな奥さんなんだろうね。あんたがそんなに大事にしたい人」
そして田島毛もまた、会社の先輩と仲良く別所のことを遠くから眺めていて......。
《【今回の教訓】すれ違う男女を向き合わせる方法》
時には第三者のアシストも必要。
この放送は、現在「ネットもテレ東」で限定配信中です。
そして、次回、9月1日(土)放送の第8話は、学習塾の先生をしている第4の愛人・桃子32歳(田中千絵)とのグッドバイに挑む。「ちょっとかき乱しちゃおうかな...」と不敵な笑みを浮かべる少々手強そうな大人の女性・桃子...どうやってグッドバイするのか!?