佐藤浩市「見た後は、賛否を含めていろんな意見があると思います」:テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル「Aではない君と」

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9月21日(金)夜9時から放送する、テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル「Aではない君と」(テレビ東京系)。本作は、第37回吉川英治文学新人賞を受賞した作家・薬丸岳の同名小説を初めて映像化。少年犯罪や加害者と被害者双方の苦しみ、贖罪のあり方という重いテーマを軸に展開するヒューマン・サスペンスドラマです。



最愛の息子は、本当に殺人を犯したのか...


そこで今回「テレ東プラス」編集部が、9月16日(日)に開催されたドラマの試写会&舞台挨拶を独占取材! 加害者の父親・吉永圭一を演じた佐藤浩市、吉永をサポートする"お母さん弁護士"神崎京子役の天海祐希、そして原作者・薬丸岳が出席した会見の模様をお届けします!


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【衣装協力(天海祐希)】セルジオ・ロッシ ディウカ 1DKジュエリーワークス


試写会が終わり、客席ではハンカチで目を押さえる人が目立つ中、佐藤、天海、薬丸が登壇。観客と一緒の席で作品を見ていたという薬丸は、「実は今日で4回目なんです」と、何度も出来上がった作品を見ていることを告白。「また泣いてしまいました。登壇する前に見ない方がよかったかな(笑)」と照れながらも率直な感想を。その言葉を受けた佐藤は「我々は、やったことをすぐ忘れられる特殊な才能があるんですけど(笑)、楽屋で『このシーンの時はきつかったな』と思い出しながら見ていました」と振り返り、天海も「作品を見ていただいたお客さんや、一緒に作ったスタッフの皆さんに喜んでもらえて本当にうれしいです」と感想を語りました。


佐藤は、今年5月に公開された薬丸原作の映画「友罪」でも加害者の家族役で出演。「たまたま薬丸さんの作品が続いていますけど、同じ加害者家族という設定でも事件との向き合い方が全く違いました。今回は鉛のようなドラマ。"公共の電波であるからこそ、速い球も遅い球もあっていいのではないか"という意味で、こういう作品をやらせていただけたことは役者としてうれしいです」と手応えを感じている様子。一方、常に前向きな姿勢で吉永を支える弁護士・神崎京子を演じた天海は、「とても受け止めることに力がいるドラマで、私の役が出てくるシーンだけ唯一希望の光が見えるんです。物語に流されすぎず、そして抗いすぎないように、見てくださる方がホッとひと息つけるようなシーンになればいいなと思いました」と、演じる上で心掛けていたことを話してくれました。


佐藤、天海はもちろんのこと、他にも杉田雷麟(らいる)、戸田菜穂、市川実日子、山本耕史、八嶋智人、寺島進、安田顕、仲村トオル、山﨑努ら豪華キャストの共演が実現。MCから撮影現場の雰囲気について聞かれた佐藤は、「もう忘れました(笑)」とおどけて見せるものの、天海が「ずっと役と向き合っている浩市先輩の姿を拝見していて、とても勉強になりました。一つひとつ、シーンをきっちり積み重ねていらっしゃって。息子役の杉田くんとチャーハンを食べるシーンは大変だったんですよね?」とナイスアシストを。


そのフリに対して佐藤も何か思い出したようで「16歳って、子役というには微妙な年頃なんですよ。そんな彼が脚本に描かれている"慟哭する"というシーンをどんな風に解釈するのか。これは大変難しいことだと思っていました。実際、彼の中で一線を越えられないものがあったので『どうしたんだ。大丈夫か。苦しいのか』という僕のセリフをずっと出さなかったんです。当然『何で佐藤さんはセリフを言ってくれないんだろう?』と思うだろうけど、5分ぐらいずっとそのままにしていました。慟哭という言葉に込められている思いや意味合いをどう解釈して、どう表現するのか。そこが勝負だと思ったので時間をかけさせてもらいました」と、感動的な撮影秘話を明かしてくれました。


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会見では、観客からの質問コーナーも!


佐藤と天海が出演している作品は欠かさず見ているという女性が「今回の現場で、お互いにいつもと違う一面を見たなと感じたことはありますか?」と質問すると、佐藤は「決して変な意味じゃなくて、天海さんはプロなんですよ。プロフェッショナルとして、いつもの天海祐希がそこにいるんだけど、全然違う天海祐希も少し見せてくれました。それと、作品のことばかり考えていると自分自身に救いがなくなってしまうから、できるだけ本番まではスイッチをオフにしたいなと思っていたんです。天海さんはそういうところを理解してくださるので、そばで軽口を叩いていても『佐藤さん、邪魔!』なんてことは言わずに(笑)、ずっとおそばにおいてくださっていました」とコメント。それに応えるかのように天海も「とにかく、浩市先輩の気持ちの切り替えはすごい! もちろんお芝居も素晴らしいですし、私は尊敬する先輩の足を引っ張らないように、必死にやっていました」と語り、会場を沸かせました。


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会見のラストは、薬丸が「できるだけ多くの人に見てほしい」とアピールし、天海も「何が良かったのか、何が悪かったのか。いろんなことを問いかける作品になったと思います」とメッセージを。


2人の言葉を受けた佐藤は「見た後は、賛否を含めていろんな意見があると思いますが、こういう作品をテレビという箱の中でやるということに意義を感じてくださったからこそ、山﨑さんをはじめたくさんの方たちに出演していただけたのだと思っています。演者や制作スタッフの思いが詰まった作品をぜひ見てください。よろしくお願いします」と語り、力強いコメントで締めくくりました。


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【作品あらすじ】
大手建設会社に勤める吉永圭一(佐藤浩市)に、前妻・青葉純子(戸田菜穂)から突然電話が入る。離れて暮らす中2の息子・青葉翼(杉田雷麟)が同級生への殺人容疑で逮捕されたと言う。ネット上には翼の実名や個人情報がさらされ、困惑した吉永は弁護士の長戸光孝(八嶋智人)を訪ねる。早速接見するも沈黙を貫き通す翼。父にも心の内を明かさない。記者・中尾 (山本耕史)からの情報で、翼が少し前に起こした万引き事件をおさめたのが被害者の父で弁護士の藤井智康(仲村トオル)だと判明。そんな恩人の息子を殺したというのか...。翼の沈黙が災いし、"逆送"、つまり公開の法廷で刑事審判を受ける可能性が高まっていく。現状を打破すべく、長戸はお母さん弁護士・神崎京子(天海祐希)を紹介。神崎は献身的に吉永親子に向き合うが、翼は反抗的な態度を取り続ける。やがて神崎は保護者が弁護士同様の立場となる『付添人制度』の存在を知り...。息子の心の叫びに、改めて耳を傾け始める吉永。はたして翼は本当に殺人を犯したのか?


中学生が抱える複雑な心の闇、加害者そして被害者家族を襲う葛藤...殺人事件の顛末はいかに? テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル「Aではない君と」は、9月21日(金)夜9時放送! ぜひご覧ください。

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