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岸谷五朗、役者人生35年「麻雀だと、まだ半チャンには行ってなくて7巡目ぐらい」:天 天和通りの快男児

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テレ東

2018.10.1 【ドラマパラビ】天 天和通りの快男児

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ざわ...ざわ...


福本伸行の伝説の麻雀漫画「天 天和通りの快男児」をドラマ化。主人公・天貴史を演じる岸谷五朗をはじめ、天のライバルで大人気キャラクター・赤木しげるを演じる吉田栄作、古川雄輝、的場浩司、でんでんら個性派俳優陣が、福本漫画から抜け出てきたような濃厚なキャラクターに扮する。


福本作品を民放で初めてドラマ化した「銀と金」(テレビ東京'17)のスタッフが集結し、麻雀に命をかける男たちの熱き戦いを描くドラマ「天 天和通りの快男児」。情に厚く、無類の勝負強さで絶対に勝負を諦めない主人公・史を演じる岸谷五朗が、本作への意気込みを語った。



麻雀には隠しておきたい本性も出てしまう


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――現場はどんな雰囲気ですか?


「猛暑の中、全員冬服を着ている設定で僕はずっと革ジャンを着ていて、冷房のない工事現場のような場所だったり...と、みんなで必死に撮影してます。ヒロインがいない、つまり女優さんが出ないドラマなので...まあ暑苦しいです(笑)。


本当に男だけですが、強烈な個性を持つ良い役者たちが集まっています。麻雀のシーンではみんな正対して卓を囲むのですが、そこに漂う、目に見えない熱量が楽しくて。そこでは人間同士の読み合いがあり、打ち方には個性とその人の一番多く持っている要素が出てきてしまう。普段の生活だと自分の短所を隠せるのに、麻雀という真剣勝負においては、それが隠せなくなるという心理描写があって、それがとても面白い作品ですね。


僕は麻雀の経験がなかったので、現場では(天を慕う雀士・井川ひろゆき役の古川)雄輝に麻雀を教えてもらっています。僕もプロの麻雀指導を受けましたが、気持ちからではなく頭から入っていった僕らと、雄輝のように本当に麻雀が好きでやっていた人間というのは全然違いますね」


――天という役柄について、どのように捉えていますか?


「原作では天のコミカルな部分が描かれていますが、ドラマでは非常にクールな部分がフィーチャーされていて、ストレートに正面から麻雀と向き合う面が強く出ています。麻雀で勝ちにこだわる天が正面からぶつかっていき、それに対して、たくさんの面白いキャラクターが、あらゆる方向からいろんな作戦を持って戦いに来るという展開になっています」


――天として麻雀と向かい合ってみて、岸谷さんは麻雀の魅力をどんなところに感じていますか?


「もちろん、麻雀が魅力的なものというのは分かるのですが、まだ自分がそこに追い付いていなくて。必死に麻雀にぶら下がっている感じです。


ゲームとして麻雀の虜になっているかというと、まだ全然。麻雀好きな雄輝やスタッフたちは、撮休にも麻雀を打ちに行きますからね。あれだけ撮影で麻雀牌を見ていたら、もう見たくないんじゃないかと思いますけど(笑)。それほど面白いゲームなんだろうなと。本当に一度勝たないと、その快感は分からないんでしょうね」


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――麻雀はその人の隠しておきたいところも全て出てしまうということですが、もしも岸谷さんがプライベートで麻雀を打つようになったら、ご自身のどんな部分が出てきそうですか?


「天を見習いたいですけど...いろんな欲が出てきて失敗するタイプだと思います。大勝負に出て、一発でやられちゃいそうな(笑)。


僕は、ギャンブル全般まったくやらなくて、最初に舞台俳優になろうと思ったこと自体が、大きなギャンブルだと思っていて。周りのみんながきちんと就職して、二十代後半でしっかりボーナスとかもらって、貯金が何百万もある時期に、借金はあれど貯金などない、という世界に入ってきたので、これ以上ギャンブルはしないと決めたんです(笑)。芝居をやるなんて、ギャンブル以外の何物でもないですから。


芝居というギャンブルの世界に入ってから、一度もやめようと思ったことがないんですよ。極端に言うと、極貧生活の中でバイトして、芝居の稽古をして本番を踏んで...でも、家に帰るとお金がない、みたいなことが苦ではなかった。全部それも、"苦しい"と書いて"たのしい"と読むような感じで。天も一生、麻雀をやめようとは思わないでしょう。僕にとってもそれは同じで、芝居をやめようと思わないでいられた気持ちが、大きな博打の世界に入った自分を支えたものですかね」



自分にとっての最強の"役"は?


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――芝居の世界に生きる岸谷さんの人生を麻雀に例えると、今の時点はどんな段階に来ていると思いますか?


「芝居を始めて35年ですが、自分にとっては、ついこの間始めたぐらいの感覚なんです。相変わらず、いろんなものが自分の中で届いてないと思うし、舞台芸術でも、もっと走りたいし。麻雀で言うと、まだ半チャンには行ってなくて、7巡目ぐらい(笑)」


――原作でも大人気キャラクターの天才雀士・アカギこと赤木しげるを演じる吉田栄作さんとは、意外にも初共演だそうですね。


「そうなんですよ。吉田さんがクランクアップする日に、ワインでも飲もうと、一緒に飲みに行きました。天とアカギはすごい雀士なのに、僕も吉田さんも麻雀初心者で、撮影中は同じ苦しみ方をしていた者同士、助け合っていました。アカギ独特の人生観は、いろいろ苦労して真面目に俳優業をやってきた吉田栄作という役者の姿と重なるんです。だからアカギ役が吉田栄作にハマっているし、素晴らしいキャスティングだと思います」


――麻雀の"役"にかけて、自分の人生、3つそろったら(気分が)アガリ!というものは?


「まず、アルコール。ビールと赤ワインと...そんなこと言ってたら、酒の種類で3つになっちゃうか(笑)。一日が終わってお酒を飲む瞬間に、漫画みたいに『ほっ...』と口から出ます。一瞬、無になれるというか。その時間が、とても大切で。明日頑張ろうという気持ちのためにも、お酒を飲みます。


2つめは、海に行くことかな。打ち寄せる波は、一つも同じものがなく全て違うけれど、いつも波があって...そういう空と海の風景が、たまらなく好きです。何も考えなくていい場所で、そこでも『ほっ...』という言葉が出ますね。もの作りでは、いつも時間に追われているんです。舞台を作る時も、初日までに作らないといけなくて、いつも追いかけられている。だから、『ほっ...』とできる時間が大事なのかな。


3つめは、ニューヨーク。演劇の勉強のために行って、芝居を見たり、ワークショップがあったり、レッスンに顔を出したり。多種多様な人間が共存しているマンハッタンって特殊なんですよ。規模が大きくて、良い意味で利己的に生きている人間たちが輝いていたり、ルールがないようでいてあったり。救急車や警察のサイレンの音が鳴り響くノイジーな街で、そんな中でも、僕はやっぱりセントラルパークで『ほっ...』としているんです(笑)。自分がツーリストでもあるからなんだけど、居心地がいいですね」


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――最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。


「キャラクターの個性や関係性が麻雀を通じて、より深くねじれていき、それぞれの価値観が表れるという面白さがあります。麻雀好きの方にはドラマで福本先生の作品の深さを味わっていただきたいですし、人間ドラマが詰まっている作品ですので、麻雀に興味がない人にも観ていただきたいです」


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ギャンブルを通した男たちの命をかけた熱き戦い! "芝居"というギャンブルの世界に生きる岸谷五朗が、"麻雀"という新たなギャンブルの世界に挑む「天 天和通りの快男児」。
テレビ東京グループ×Paravi(パラビ)初タッグのドラマとなる本作は、テレビ東京で10月より水曜深夜に新設するドラマ枠「ドラマパラビ」(毎週水曜 深夜1時35分~)にて、10月3日(水)スタート! なお、地上派での放送後、定額制動画配信サービス「Paravi(パラビ)」にて独占配信。

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番組情報INFORMATION

【ドラマパラビ】天 天和通りの快男児

【ドラマパラビ】天 天和通りの快男児

主演:岸谷五朗!福本伸行の原点 伝説の麻雀漫画「天 天和通りの快男児」が初実写化!

放送日時:テレビ東京系列 10月3日(水) 深夜1時35分スタート

出演者

岸谷五朗、古川雄輝、でんでん、的場浩司、吉田栄作 、(ゲスト)おかやまはじめ、相島一之、田窪一世、山口祥行 、田中要次、星田英利、金子昇、永岡卓也

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