下心なしでも2ショットNG...もう社内飲みで失敗しない!
セクハラ、パワハラ、マタハラ、パタハラ...etc、自分ではそんなつもりがないのに相手を傷つけてしまい、問題になるケースが多い昨今。なかなか息苦しく、生きづらい世の中だが、"もしも"の時に備え、対処法を学ぶことも賢く生きていくための知恵の一つ。さまざまなケースを踏まえながら、専門家によるわかりやすい解説を紹介していく。
もしもこんなハラスメントがあったら...

【CASE 5】飲み会が憂鬱!アルコールハラスメント
これは、某大手の老舗チェーンスーパーで起きたハラスメント。
広報課で行われていたバーベキューの最中、一人の女性社員が突然泣き出した。彼女は、課の飲み会に参加することが苦痛だったようで、翌日から会社に来なくなってしまう。
報告を受けたコンプライアンス室は、アルコールハラスメント、いわゆる"アルハラ"案件として調査を開始。まずは、女性社員から話を聞くことに。
課長が中心となっている飲み会は2週間に一度、居酒屋か焼肉、最近は月イチペースでバーベキューも加わったという。彼女は、その飲み会で酒に酔った男性社員から暴言を吐かれたり、抱きつかれたことがあるわけでもなく、仕事が終わったのにプライベートの時間を犠牲にしてまで参加しないといけないことに我慢の限界がきたらしい。しかも、課内で一番年下ということもあり、買い出しや調理の手伝いを課長から頼まれることが多かったという。
一方、コンプライアンス室は課長とも面談。彼は、「職場の親睦を図ろうとしただけ」と主張するが、同じタイミングで広報部の社員たちに聞き取り調査を行ったところ、つらい思いをしているのは件の女性社員だけではないことが判明。みんな、課長が主催する飲み会に少なからず負担を感じていたようだ。その事実を知った課長はショックを受け、二度と部下たちを誘わないと宣言する。
彼が飲み会を開く目的には課内のコミュニケーションを円滑にしたいという考えがあったが、実はもう一つ独身男の秘めたる思いも...。それは、飲み会がつらいと泣き出した女性社員との距離を少しでも詰めたいというものだった――。
※今回紹介した【CASE5】の事案は、テレビ東京開局55周年特別企画ドラマBiz「ハラスメントゲーム」(毎週月曜夜10時)第5話で放送されたものです。
第5話は、現在「ネットもテレ東」で配信中です(11月19日月曜 夜10時53分 配信終了)。
飲み会や食事会は、本来楽しいものであるべきだが、そこに上司と部下、先輩と後輩といった力関係が働き、無理強いしてしまうとハラスメントの対象に。職場の雰囲気を良くすることも大事だが、今と昔では個々のライフスタイルや考え方が変わってきたため、なかなかみんなで一緒にというわけにはいかなくなっているのかもしれない。"アルハラ"や、最近耳にするようになった"呑みハラ"を防ぐためにはどうすればいいのか。その対処法を、ドラマBiz「ハラスメントゲーム」で監修を務める白井邦芳氏(ゼウス・コンサルティング株式会社代表)に聞いた!
加害者がハラスメントに気づいていないのが実情
――飲み会への出席を強要することはアウトだと思いますが、買い出しやおつまみを調理させたりすることもハラスメントになるのでしょうか。
「『こんなことでハラスメントになるの?』と思うかもしれませんが、アメリカでは今、ハラスメントの種類が100以上あると言われています。とにかく、何かの行動や発言、あるいは発言を聞かなかったことによって特定の人が嫌な思いをした場合、"ハラスメントになりますよ"というのが本来の筋。そうなると、加害者側である個人や集団が、自分たちの行動や発言がハラスメントにつながっているのかどうかに気付いていないケースが多いのが実情ですね」(白井氏 以下同)
――「上司と部下がお酒を飲みながら議論を交わす!」昔は当たり前の光景でしたが...。
「昔はできるだけ上司と部下が共有の場を持って、"みんなで仲良くやっていこうよ!"とするのが慣わしでしたよね。そういう場で、部下たちが何か悩んでいないかを探り、もし悩みが出てきたとしたら是正しようということを上司は考えていたんです。でも今は、それがなかなかやりづらい環境になってきました。上司がそういうことをやる上でもコンセンサスが必要になってくる。ITが発展してメールやLINEなどでやりとりすることに慣れてきたという点も"関係ない"とは言えません。実際に会わないと、部下の顔色だったり、話している時の声のトーンが分からないですし、不自然な態度にも気付くことができない。そういうコミュニケーションが不足することによって、ハラスメントが起きやすくなっているのではないかと思います」

――飲み会での「一気」「宴会芸」「お酌」も御法度ですか?
「上司の肝いりで開催された飲み会などで"一気"や"宴会芸"を強要されれば、パワハラにもなりますし、女性だからという理由で"お酌"を強要されれば、ジェンダーハラスメント(性別により"社会的役割が分かれる"という考えに基づく嫌がらせ)になるでしょうね。実際、そういう事案も増えています。また、企業などで最近多く見られるのが、専門職によるハラスメント。例えば、新入社員や異動してきた社員など、パソコンをはじめとするIT機器の操作に不慣れな人に対してIT言語をやたら使い『こんなことも知らないんですか』と嫌がらせを行うIT技術者のテクノロジー・ハラスメント(テクハラ)などが散見されます。法務やコンプライアンス室など、専門性の高い部署に所属している人は従業員への指導にも細心の注意を払ったほうがいいと思います」
例え下心がないとしても、飲み会で女性社員を介抱したり、帰りに2ショットになるだけでもセクハラになり得る可能性があるという。
ハラスメントの数は想像以上に多く、今もなお増え続けているのかもしれない。自分は気軽に誘ったつもりでも、相手にとってはものすごく負担になっているのかもしれないと想像したり、その人の態度や言動で気付くことが大切。これは、飲み会だけではなく、誰かに何かを教える"指導"の時にも同じことが言えるようだ。ITによりいろいろなものが便利になってきたが、相反するように人と人とのコミュニケーションに関しては薄れているといっても過言ではない。しっかりと正面から向き合い、お互いに仕事がしやすい環境を作っていくことが重要なのかもしれない。
そして今晩放送する、テレビ東京開局55周年特別企画ドラマBiz「ハラスメントゲーム」第6話は...。

水谷逸郎(佐野史郎)をパワハラで訴える決意をした秋津渉(唐沢寿明)。だが高村真琴(広瀬アリス)らの聴取に対し水谷は事実を認めない。そんな中、コンプライアンス室に人事の小泉光一(石井正則)が訪ねてくる。リストラに応じない職員をリスハラにならずに退職させる指導をして欲しいという。特に元上司である浅村裕也(杉本哲太)への通告に悩んでいた。一方、矢澤(古川雄輝)は秋津の一連の行動に何か裏があるのではと疑い始め...。
「ハラスメントゲーム」のLINEスタンプが発売に!

テレビ東京開局55周年特別企画ドラマBiz「ハラスメントゲーム」(主演:唐沢寿明)のLINEスタンプが好評発売中! 唐沢や広瀬アリス、古川雄輝、市川由衣、滝藤賢一、石野真子、佐野史郎、高嶋政宏などレギュラーキャスト陣全員が登場し、唐沢演じる秋津の名言「クズ中のクズですね」をはじめ、「セクハラです!」「パワハラ?」「家庭内モラハラじゃない?」などハラスメントに立ち向かうセリフやドラマ内で登場した日常で使える言葉が多く採用されている。
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