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12月14日(金)夜8時から、『ドラマスペシャル 今野敏サスペンス 回帰 警視庁強行犯係・樋口顕』をオンエア! これまで5回放送された≪樋口顕シリーズ≫が2年ぶりに帰って来た! 主役の警視庁捜査一課強行犯係・樋口顕を演じるのはこれまでのシリーズ同様、 数々の刑事役を務めてきた"刑事ドラマのスペシャリスト"内藤剛志! 原作は本格警察小説の名手・今野敏の本格ミステリー!
あらすじ
東京・町屋の係留所に到着した船上で男性の遺体が発見され、警視庁刑事部捜査一課・強行犯係の樋口顕(内藤剛志)は現場に向かう。部下の藤本由美(片山萌美)によると被害者は食品輸入会社を経営する坂本祐介(佐藤幾優)。何かで刺された後、隅田川のどこかの橋から転落死したようだった。坂本の食品輸入会社には、数日前、フレンチレストランから肉に粘土状の欠片が挟まっていたというクレームが入っていたという。
同じ頃、東都大学の正門前で車が突然爆発する。通行人13名が救急車で搬送される事態に。その中には樋口の娘・照美(逢沢りな)の名も。樋口が病院に駆けつけると、照美は軽傷で済んだが、一緒にいたボーイフレンドの吉岡巧(福山翔大)が意識不明の状態に...。
捜査会議で公安部外事第三課・柳瀬泰彦(宇梶剛士)は、爆破事件を国際テロの可能性ありと上層部が判断、刑事部と公安部で合同捜査を行なうよう指示を受けたことを告げる。公安部管理官・梅田正之(嶋田久作)と捜査一課管理官・天童隆一(榎木孝明)は、協力しあうことを約束するが、捜査員の間には微妙な空気が漂っていた...。
そんな中、生活安全部・少年事件課の氏家譲(佐野史郎)から、元同僚の因幡芳治(尾美としのり)が、樋口に会いたがっていることを聞く。かつて樋口が捜査本部から追い払うような形で警察を辞めた因幡。その後海外を放浪し、国際テロ組織に入ったとの噂もある男が、なぜこのタイミングで自分に会いに来るのか? 樋口は不思議で仕方がない。
今回の爆破では軍用プラスティック爆薬C4が使用されたことが判明する。またテロ組織"国際戦線"が「事件を起こしたのは我々の同志だ」という声明を系列サイトで発表。国際テロの可能性がさらに高まる。
樋口と藤本は、坂本の会社にクレームを入れたレストランへ。シェフの市川雄作(志賀廣太郎)らから、粘土状の欠片を受け取り科捜研にまわすと、爆破事件につながる驚きの事実が判明する。
吉岡の意識がいまだ戻らない病院では、犯人らしき人物を目撃した照美の事情聴取が行われていた。しかしテロの関与を疑う柳瀬に、ショックを受ける照美。母の恵子(川上麻衣子)は怒りを露わにする。
イランの日本大使館に勤務する中東情勢に詳しい牧田詠子(黒谷友香)も捜査に加わり、調べを進める中、爆破テロの容疑者として、防犯カメラに映っていた中古車販売店アルバイト・小野寺佑(夕輝壽太)が逮捕される。面通しをした照美も「たぶんあの人だ」と証言。紛争地域トルキスタンへの渡航歴もあり、国際テロを疑うが、本人は完全否定。実際アリバイもあった。一方、樋口と氏家は因幡に呼び出され、深夜の埠頭で10年ぶりの再会を果たす。因幡は敵なのか? 味方なのか?
次第に繋がり出す2つの事件。坂本の死と爆破事件にはどんな関係が...? 刑事と公安の駆け引きが繰り広げられる中、警察官たちはテロの真相を突き止めることはできるのか?
出演者
樋口顕...内藤剛志
氏家譲...佐野史郎
樋口恵子...川上麻衣子
樋口照美...逢沢りな
天童隆一...榎木孝明
ゲスト
因幡芳治...尾美としのり
牧田詠子...黒谷友香
市川雄作...志賀廣太郎
柳瀬泰彦...宇梶剛士
藤本由美...片山萌美
塩崎祐司...俵木藤汰
梅田正之...嶋田久作
戸倉英二...本田大輔
長澤敦...鶴田忍
小野寺佑...夕輝壽太
【原作】
今野敏『回帰 警視庁強行犯係・樋口顕』(幻冬舎刊)
【脚本】
大石哲也
【監督】
児玉宜久