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業界騒然!? 「サ道」のタナカカツキとトップサウナーがサウナ愛を語る

ドラマ

テレ東

2019.7.26 【ドラマ25】サ道

「ととのう」。そう聞くだけでムズムズしてきたあなたは立派なサウナー(サウナ愛好家)だ。

ちなみに「ととのう」とは、一般的にサウナ室~水風呂~休憩を3回程繰り返すことで得られる多幸感=一種のトランス状態で、「サウナトランス」などとも呼ばれる。サウナーの間で「ととのいましたか?」は、もはや挨拶代わり。全国には、そんなサウナに魅了された人たちが大勢いるのだ。

空前のサウナブームに沸く昨今、サウナの実態を調査・研究する「日本サウナ・温冷浴総合研究所」のリポートによると、日本のサウナ人口(月1回以上利用)は推計1000万人以上。うち週に1回以上入るヘビーサウナーは300万人以上(※「日本のサウナ実態調査2019」)。また最近では若者や女性の姿も多く見かけるようになり、サウナ自体も裸のおじさんたちがひしめき合う、まるでガマン大会......という、ひと世代前のイメージとは違ったものとなっている。

笑いのバイブル『バカドリル』(天久聖一との共著)や、ガチャポンでおなじみの"コップのフチ子"などで知られるマンガ家のタナカカツキ先生も、ヘビーサウナーの一人。サウナ好きが高じて2011年には著書『サ道』(PARCO出版)を、2016年にはサウナの伝道漫画『マンガ サ道』(講談社モーニングKC刊)を上梓。公益社団法人日本サウナ・スパ協会が公式に任命する日本で数少ない"サウナ大使"にも任命されたほどだ。

元号が令和となった今、サウナが人気の理由は何か? 灼熱の小部屋と冷厳な水風呂が、なぜかくも人を魅了し続けるのか? ドラマ25「サ道」(毎週金曜深夜0時52分放送)も話題となる中、原作者のタナカ先生、そしてディープなサウナ仲間のみなさんに聞いた。

sa_una37_20190726_01.jpg写真左から、吉田健支配人、タナカカツキ先生、金憲碩社長、マグ万平さん。

のっけから究極の質問「あなたにとってサウナとは?」


――本日は、サウナ界を切り開いてきた業界の雄、横浜は『スカイスパYOKOHAMA』(※1)の金憲碩社長。革新的なアイデアでサウナ界に一石投じる、東京は錦糸町『スパ&カプセル ニューウイング』(※2)の吉田健支配人。ともに漫画『マンガ サ道』でもおなじみの"トップサウナー"に来ていただきました。

金・吉田「よろしくお願いします!」

――そして......もうおひと方。自己紹介をお願いします。

万平「普段はお笑い芸人をやっているんですが、サウナが好きすぎるあまり東京は笹塚にある『天空のアジト マルシンスパ』(※3)で熱波師(※4)をやらせていただいてます、マグ万平と申します! ちなみに(被っている)こちらはサウナの熱から頭部を保護するサウナハットでして。こうしてサウナのお話をする時の正装なんですけど......みなさん被ってらっしゃらないじゃないですか!」

タナカ「(笑)、ゴメン、忘れた」

万平「いつも持ち歩いてください!」

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――お時間も限られていますので、のっけから究極の質問なんですが、サウナ界で一目置かれるみなさんにとって「サウナとは?」。まずそこからお聞きしたいんですけど、いかがでしょうか?

タナカ「確かに、究極やなあ......。僕は最近質問された時は"大自然、宇宙との遊び"と答えましたけど」

万平「う、宇宙!?」

「いざ聞かれると、困っちゃうよね。もはや日常になってるから」

タナカ「いったんサウナ行って、考えてから再集合する?(笑)」

万平「(笑)、シンプルに"気持ちいいもの"じゃダメですかね?」

タナカ「それ、芸人の答えとしてはどうなんかな?(笑)」

吉田「僕は"1日の節目"ですかね。サウナに入ると1日が終わるというか。リセットではなくコンティニューされるんですよ。肉体的にはもちろん、精神的にも終了する(笑)。だから僕の場合、朝、サウナに入るとか考えられないです」

万平「わかります。サウナ業界にいると職場がサウナだから。そうなっちゃいますよね」

「もっとユーザー側の意見が知りたいんじゃないの? これ読んでいる人は」

タナカ「ここ4人とも年がら年中サウナの中に居すぎて、逆にサウナのことが分からないレベルになっているんですよ(笑)」

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――2011年に発売されたカツキ先生のサウナエッセイ『サ道』のラストには"「なぜサウナに行くのですか?」と問えば「それは気分がよくなるから」と、今はそんな感じで思う"とありましたが。

万平「さっき言った僕の答えと同じじゃないですか!(笑)」

タナカ「いや、それ書いた8年前はそうやったんですけど、その後はちょっと違ってきまして。発売の翌年にサウナ大使に任命されて本場フィンランドのサウナにも行かせてもらった時に、機内で"なんで十何時間も掛けてサウナに行ってるんやろう?"って疑問に思ったんですね(笑)。で、いざ着いたら、向こうの人に『こんなとこ、何しに来たん?』って聞かれて。『サウナで来たんや』って答えながらも"確かに何で来たんやろうな?"となって」

――しかも水風呂が冷たいレベルを超え、痛かったと。湖畔のロッジにサウナがあって湖に飛び込むんですよね?

タナカ「外気はマイナス20℃やし、水温は0℃やし。湖、凍ってるしで。そんなの若手芸人の罰ゲームじゃないですか? それで"俺、そこまでサウナ好きじゃないんかな?"と自問自答しました、サウナ大使なんですけど(笑)。だから、ここ数年は"本当にサウナが好きなのか?"の、検証に入ってます」

吉田「(笑)、もはや悟りの境地ですよね」

タナカ「最近だと人が"ととのっている"のを見るだけで自分もととのったり。わけがわからんことになってます(笑)」

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――また、漫画『サ道』では「喜びとやすらぎがあるだけ」とも。

タナカ「それは大前提としてあります。健康的なメリットについてはいろいろと言われていますが、結局は気持ちいい、楽しいから入るんだと思いますね」

「疲れがとれたり、ごはんを美味しく感じたり、サウナのメリットはいくつもあります」

タナカ「ただ、もはや睡眠や食事と同列で、ないと生きられないレベルになっているんで、それはさすがにマズイなと思って。最近は、いい距離感をとっているんですよ。客観視しなきゃなと」

――金さんが思うサウナの魅力は?

「僕は父親の代からサウナをやっていて、親の証言によれば3歳からサウナに入ってたらしいんですよ。だから僕も"サウナ=空気"のようなもので。カツキさんがおっしゃったように寝たり、ご飯を食べたりするのと同じことなんですよね」

タナカ「そもそも金さんはサウナから出たことがないと思いますよ(笑)。『スカイスパYOKOHAMA』のあるスカイビルの中で育って。青春時代もスカイビルで過ごして。スカイビルの中で知り合った人と結婚して。スカイビルとともに歩んできた人やから」

「(笑)、本当はサウナの魅力をお伝えしなければならない立場なのですが、あまりに身近にあり過ぎるものだから、上手く言葉で表現できなくて。"入ったことのない方はぜひ一度、入ってみてください!"としか言えないんですよ」

タナカ「ととのい方にはじまり、サウナに求めることも人それぞれですからね。いろんなサウナに行って、自分なりの気持ちよさを見つけるしかないです」

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吉田「万平さんはどうなの? 人気の熱波師として」

タナカ「扇ぐの上手すぎて、全国のサウナからお声が掛かるんですよ」

芸人、俳優、クリエーターにサウナ好きが多い理由は?


――聞くところによれば、万平さんは「エロい風」を送る熱波師として大人気だそうですね。

万平「それで今では芸人の方が副業になってるんですけど(笑)。僕が思うに、サウナとお笑いって似てるんですよね」

タナカ「俺は似てないと思うけどな(笑)」

万平「(笑)、まま、聞いてください! お笑いの基本になる緊張と緩和がサウナと似てるんじゃないかなって思うんですよ、最近。サウナ室で血流が上がっていって、脳に大量の酸素が送られて。それがある種の緊張の状態で。そこから水風呂に入り、休憩することで緩和へと向かっていく。だから、お笑いもサウナも両方、好きになったんだなと」

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――ドラマで主人公を演じるネプチューンの原田泰造さんをはじめ、サウナーの芸人さんってたくさんいらっしゃいますよね(※5)。

万平「芸人さんに限らず、同じように舞台に立つ俳優さんとか。カツキさんのような、常に頭を使われてるクリエーターさんにサウナ好きが多いのはそのせいなんじゃないかなって思います」

タナカ「今日こうしとったらよかった。こうセリフを言えばよかった。明日はどんなふうに演じようって、ずーっと気が立ってるからサウナで沈めるって言いますよね、俳優さんは」

――ライブでドカーンとウケた時が「ととのった」瞬間に当たるんですか?

万平「その場ではなく、ライブの帰りの電車ですね。ゴトンゴトン揺られながらライブでの笑い声を思い出してととのいます。逆に、ライブでスベった時ほどサウナ室でととのうという(笑)」

タナカ「今日はととのわないでしょって時に限ってくるもんね。コントロールができない」

万平「サウナを好きになる前は、ライブでスベるとそのまま家に帰って落ち込んでたんですが、今や"今日はととのうかも!"と期待してサウナに行って。芸人なのにスベってワクワクするという、本末転倒なことになってます(笑)。で、サウナで新しいネタを考えて」

タナカ「サウナって、わりとアイデアが浮かぶよね。だから、ととのってからマンガを描く」

万平「ととのうと気持ちよすぎて忘れちゃうのが難点ですけど(笑)」

タナカ「サウナ室とか水風呂で考えちゃダメですね。ととのった後に、ゆっくりと副交感神経が立ち上がってくるんで。リラックスしてから考える。気持ちよくて忘れそうになったら、すぐにスマホのメモ帳にメモしとかないと」

サウナの今、そして未来は? さらに盛り上がる座談会の後編は、来週公開!

【脚注】
※1...スカイスパYOKOHMA
横浜市西区高島2-19-12 スカイビル14F
045-461-1126
www.skyspa.co.jp

※2...スパ&カプセル ニューウイング
東京都墨田区江東橋2-6-11
03-3846-1311
http://spa.new-wing.com/


※3...天空のアジト マルシンスパ
東京都渋谷区笹塚1-58-6
03-3378-3889
http://marushinspa.jp/

※4...熱波師
サウナの中でタオルを振り熱風を発生させるロウリュのプロフェッショナル。
タオル一枚で熱波を送るための技術や体力のみならず、
巧みな話術で参加者の心をつかんだり、美しいタオルさばきで視覚的に魅了する。

※5...サウナー芸人
サウナ専門Webマガジンにも取り上げられるオリエンタルラジオ藤森慎吾をはじめ、
博多華丸、カンニング竹山、サバンナ高橋などサウナー多数。
ちなみにサウナが好きすぎて、マルシンスパにて熱波師としても活躍するマグ万平さんは、
フィンランドへのサウナ視察も敢行し、
現在はサウナ専門Youtubeチャンネル「マグ万平のサウナTV」、mroラジオ 「マグ万平の のちほどサウナで」を開設。

【プロフィール】
タナカカツキ
1966年生まれ。大阪府出身。1985年大学在学中にマンガ家としてデビュー。
主な著書に『オッス!トン子ちゃん』、天久聖一との共著『バカドリル』などがある。
そのほか映像作品も多数手がけ、アーティストとして幅広いジャンルで活躍。
2011年、サウナを題材にしたマンガ&エッセイ『サ道』でサウナブームの火付け役となる。
日本サウナ・スパ協会が公式に任命した「サウナ大使」としても活動中。最新作『はじめてのサウナ』(リトルモア)、そしてこのドラマの原作となった『マンガ サ道』2巻(講談社)ともに好評発売中。

「泳げる水風呂」があるサウナへ


座談会で貴重な話を聞かせていただいたタナカカツキ先生原作のドラマ25「サ道」(毎週金曜深夜0時52分放送)、7月26日(金)の放送は?

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第2話「風の滝でととのう」
ナカタアツロウ(原田泰造)は、ある日を境にサウナ中毒になってから、全国のサウナに足を運んでいる。普通は禁止されている「泳げる水風呂」が備えつけられた施設を訪れ、驚きながらも喜んでいると、ナカタはふと、まだ自分がサウナに通い出したばかりの頃のことを思い出した。その日、ナカタは水風呂に長く浸かりすぎてしまいすっかり身体を冷やしてしまったため、脱衣所でダウンしていた。そんなナカタの視界に、幻のように蒸しZ(宅麻伸)が姿を現す。果たして、蒸しZが口にしたサウナの極意とは一体......!?

番組公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/sa_una37/news/index.html?trgt=2019.05.16,0
番組公式SNS:Twitter / Instagram @sado_prsauna

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番組情報INFORMATION

【ドラマ25】サ道

【ドラマ25】サ道

主人公・ナカタアツロウはサウナに興味がなく、 ある日謎の男「蒸しZ」に出逢い、サウナの本当の気持ちよさを知ってしまう。個性的なサウナ仲間との会話をベースに、都内のほか、 各地人気施設を訪れるストーリー。サウナ好きによるサウナ好きのためのタナカカツキ原作の人気漫画をドラマ化!

放送日時:テレビ東京系列 毎週金曜 深夜0時52分

出演者

原田泰造 三宅弘城 磯村勇斗 / 宅麻伸

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