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「日本はまだまだ男性社会。『女は使えない』と言われる一方で、『女なのによく頑張った』と言われることもある。そちらの割合を増やしていくしかない」栗原美和子ドラマプロデューサーが語る”働く女の現在地”:ハル~総合商社の女~

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テレ東

2019.11.18 【ドラマBiz】ハル ~総合商社の女~

女性が活躍しやすい環境が整い、若い人たちが何を発揮してくれるのかに期待しています


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──栗原さんは、女性の雇用が大きな転機を迎えた1987年にフジテレビに入社。それから30余年が経った今の現状をどうご覧になっていますか。

「私がフジテレビに入社したのは、男女雇用機会均等法が施行された翌年。この新しい法律とともに社会人生活を歩んできたわけですが、30数年前は制作の現場に女性スタッフがほとんどいなかったので、たしかに今、女性の人数は増えました。でも管理職となるとまだまだ少ないですし、部長会議であるとか、どこへ行っても紅一点である場合は相変わらず多い。今回の晴もまたそういう状況にあります」

──まだまだ男性社会の中、女性であることで苦労されることも多いのでは?

「私は入社した頃から、例えば女性のお茶汲みなどをあまり否定的にはとらえたことはないんですね。男性の方ができることは男性がやったらいいし、女性の方が得意なことは女性がやったらいい。『女は使えない』『女のくせに生意気だ』と言われる一方で、『女なのによく頑張ったね』と言われることもあるわけで、そちらの割合を増やしていくしかないんだなと悟りました。もはや半分あきらめていると言いますか(笑)、この国では真の意味での男女平等は難しいと思っているので、女性であることを逆手に取って考えた方がいいのではないでしょうか。かつての私もそうでしたが、男性社会であればあるほど女性は目立つから、それはそれで利用すればいいと思います」

──晴のような女性がさらに増えていくであろう将来。今後の社会はどうなっていくと予想されますか?

「優秀な女性が認められ、女性の管理職が増えていく中、男性の方が生きづらくなるんじゃないかなと思います。実際、女性の方が心身ともにタフなんじゃないかな? 女性への見方はなかなか変わらないでしょうけど、そのうち『男のくせにそんなこともできないのか?』『男なのにだらしない』なんて言われそう(笑)。だから、女性が活躍しやすい環境が整いつつある中で、若い人たちが何を発揮してくれるのか、どう自分の価値を示していくのかに期待しています」

──では最後に、世の中の働く女性にメッセージをお願いします。

「私は自分ができないしやれてもいないので、主婦の方、お母さんたちを一番リスペクトしています。子どもを育てながら家事をやり、中には外で働いている方もいらっしゃる。もう尊敬しかありません。じゃあなぜそれができるのか…やはり自分の存在を求めてくれる家族がいて、必要とされているからこそ頑張ることができるんですよね、きっと。企業で働く私たちも、誰かが求めてくれていると信じていますし、必要としてくれている人たちに応えたいと思うからこそ頑張ることができる。“自分の存在がきっと誰かのためになっているはず”という小さな思いの先に、社会貢献などといった大きな目的があればいいと考えます。それぞれ働く場所が違うだけであって、みなさん一人ひとりが素晴らしい働く女性です。そういう女性が“明日からまた頑張ろう!”と元気になれる…。『ハル』がその力添えになれたらうれしく思います」

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【栗原美和子プロフィール】
1964年生まれ。福岡県出身。早稲田大学卒業後、1987年にフジテレビ入社。バラエティ番組の制作を経て、プロデューサーとして『ピュア』『バージンロード』『人にやさしく』『不信のとき』など、連続ドラマで数々のヒット作を世に送り出すほか、『これが乙子の生きる道』(ポプラ文庫)『産まない女』(幻冬舎)などの小説やエッセイも執筆。 現在は出向し、「共同テレビ」第1制作部部長を務める。

(取材・文/橋本達典)

そして今夜10時放送! ドラマBiz「ハル~総合商社の女~」第5話の内容は…。

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ある休日の昼。海原晴(中谷美紀)は涼(寺田心)を連れ、和田寿史(藤木直人)と食事をするが、どこかぎこちない。そんな3人の様子を、部下の川上周平(加治将樹)が偶然目撃してしまう。デートにしか見えないその様子に、川上は慌ててその場を離れたものの、衝撃が頭から離れない…。

翌朝、経営企画部に「ベトナムでの認知度アップ」という新たな議題が持ち上がる。グループ会社の五木鉄鋼が初めてベトナムへ進出することになり、このミッションを円滑に進めるため、ベトナムで五木鉄鋼を広く認知させる戦略を考えて欲しいという下命だ。矢島智明(渡辺邦斗)は、日本で活躍するベトナム出身の著名人とスポンサー契約を結んではどうかと提案。妙案だと賛同した晴は、グェン・ランを候補に挙げる。10歳で来日し、瞬く間にその才能を開花させ、17歳でプロ棋士になった今話題のベトナム人天才女流棋士だ。ならばスポンサー契約だけでなく、五木鉄鋼主催の将棋トーナメントを開催し、そのイメージキャラクターに就任してもらうのはどうか…という、矢島の新たなアイデアも加わり、ランをメインに据えたプロジェクトが動き始める。

ランがエージェント契約を結んでいるため、晴は代理人の寺尾紀之(野間口徹)と交渉を開始。融通が利かなそうなタイプの寺尾をみて、青柳悠馬(白洲迅)は晴に、あまりグイグイいくべきではないと意見するが、晴はお構いなしに新たなプランをどんどんぶつけていこうとする。とその時、晴に寺尾から思いがけない連絡が。なんと最大手飲料会社アラタビバレッジから、ランに対してスポンサー契約など五木と全く同じ提案があったという。そこで2社によるコンペにしたいと…。しかも思わぬ強敵が現れた矢先、晴の強引さがあだとなる事件が発生。晴は珍しく弱気になってしまう。

現在、第4話を「ネットもテレ東」で配信中です!

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番組情報INFORMATION

【ドラマBiz】ハル ~総合商社の女~

【ドラマBiz】ハル ~総合商社の女~

「ラーメンからロケットまで」ありとあらゆるビジネスを取り扱う総合商社を舞台に、主人公の晴が社内の各部門が抱える様々な問題に挑み、日々奮闘する姿を描きます。保守的な副社長派が牛耳る停滞した空気の中、データ主義を嫌い、「私は楽しく仕事がしたい!」と公言する晴が、常識を覆すやり方で毎回難題を解決!

放送日時:テレビ東京系列 毎週月曜 夜10時

出演者

【出演】中谷美紀 藤木直人 白洲迅 / 忍成修吾 山中崇 加治将樹 渡辺邦斗 寺田心 / 奥田瑛二

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