ドラマ
BSテレ東
カウンターが"コの字"の店は、左右、斜め、人の顔が並び、上座も下座もないフラットな場。人と人が触れ合う"コの字酒場"を舞台にしたドラマ「今夜はコの字で」(毎週月曜深夜0時放送)が、BSテレ東にて放送中。
第5話では、部下に飲みながらの打合せを断られ意気消沈する吉岡としのり(浅香航大)が、憧れの先輩・田中恵子(中村ゆり)に誘われ、町田の「酒蔵 初孫」へ。
小田急線町田駅から徒歩1分、若者の多い表通りの喧騒が嘘のような静かな路地にある「酒蔵 初孫」。山形の地酒「初孫」を中心としたお酒が楽しめる、提灯に彩られた懐かしい佇まいの居酒屋です。
染め抜きの暖簾をくぐれば、コの字のカウンターには料理や素材がずらり。コの字に慣れてきた吉岡は、大将の調理も見えて両袖も見える真ん中の席"コの字のペストポジション"をキープし、まずはビールを1杯。
目の前のカウンターに並ぶ料理の中から、好物の「きぬかつぎ」を注文。
「きぬかつぎ」とは、里芋の小芋を皮のまま蒸したもので、ツルンと皮を剥いて食べます。こちらの店では切り口にゴマをまぶし、塩かワサビでいただきます。塩で食べればゴマが効いてうま味が増し、ワサビをつければ刺激で旨味が増し、これまた美味。
そこに合流した恵子は、日本酒と「小アジの南蛮漬け」を注文。
揚げたての小アジをタレに漬け、アクセントに菊の花を散らした南蛮漬け。小アジは小さいのに、旨味がすごい!
スッキリと飲みやすい辛口の純米酒「初孫 魔斬(まきり)」がよく合います。
お次は「フジツボ」を。くちばしのように出た部分を持って引っ張り出し、身の部分だけを食べます。初めて食べた吉岡は、「うまい! これカニですね」と感激。見た目は貝みたいだけど、味はカニ!
そして恵子は、隣席の何やら揉めている男女に、ビールとこちらの2品をごちそう。
「塩モツ煮込み」は、さっぱり塩味のスープで煮込んだモツに、ネギとゴマをたっぷりかけて。モツが口に入った瞬間スッと消え、いくらでも食べられそう。お肌にもいい!
タレを塗って焼いた大きな「つくね」は、からしをつけて。食べ応えあり!
美味しいお酒とつまみをきっかけに、本当の気持ちを打ち明けることができた男女。そんな二人を大将とコの字を囲む客たちが、優しく見守ります。思わず本音が溢れるような、人を素直にする美味しいものがある、そんなお店です。
【お店紹介】
酒蔵 初孫
住所:東京都町田市原町田6-10-19
営業時間:17:00~23:00
定休日:日・月・祝日
※メニューは日替わりです。
※店舗情報は2020年2月のものです。
「大衆酒場」と「中華そば」の暖簾のコの字酒場
2月10日 (月)深夜0時から放送の「今夜はコの字で」第6話は!?
外回り中に、大衆酒場と中華そばの二種類の暖簾がかかった変わった造りの店が気になり、ラーメンだけでもと入ってみる吉岡(浅香航大)。店内にはコの字型のカウンターが広がっていて、カウンターの中には煮込み鍋が鎮座していた。シンプルな中華そばに満足した吉岡は、早速恵子先輩(中村ゆり)に報告する。
前から行きたがっている子がいるから一緒に案内してと言われ、次の日曜に待ち合わせる吉岡。名前を呼ばれて振り返ると、お団子頭の女の子が。果たしてそれは、恵子の妹の洋子(北香那)で、3人で仲良くカネスに向かう。これでヘタレ卒業と息巻く吉岡だったが、大学生なのに酒場慣れしている洋子にタジタジ...。おまけに恵子が席を外した隙に鋭いツッコミに合って......。