<再掲>ウソを見破る方法は? 0.2秒の”マイクロジェスチャー”に着目:サイレント・ヴォイス
「私、ウソがわかっちゃうから」
ウソをつく瞬間に0.2秒間だけ現れる、その人固有の"マイクロジェスチャー"を読み取り被疑者のウソを見破刑事がいる!? 金曜8時のドラマ「サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻」(毎週金曜夜8時放送)。主人公の楯岡絵麻(栗山千明)は、行動心理学を駆使し、被疑者の自供率100%を誇る取り調べのスペシャリスト。"エンマ様"と呼ばれる絵麻には、ウソなど通用しないのだ!
本当に100%ウソを見破ることなどができるのか!? 第1話「YESか脳か」を振り返り、検証してみよう。
100%ウソを見破ることはできるのか!?
女児誘拐事件が発生。警察は3回目の脅迫電話で逆探知に成功し、被疑者・崎田博史(佐伯大地)を確保するが、崎田は黙秘を続け、誘拐された美優ちゃんの安否は未だつかめず。
さらに、女児誘拐事件と同時期にバラバラ殺人事件が発生し、人員不足のため誘拐事件の捜査は後手後手に。そこで、絵麻が取り調べを行うことになる。
《今回の被疑者》
崎田博史(28歳)
女児誘拐の被疑者。
母親は男と駆け落ち、父親は借金を作り夜逃げ。家も売られ学校も退学。家賃滞納でアパートを追い出され、バイトもクビになり、現在はネットカフェ難民に。

"朝カフェ婚活"に行ってきたという絵麻は、刑事とは思えない華やかなファッションで颯爽と登場。ところが、「そのTシャツかわい~どこで買ったの?」「彼女は? モテそうなのに~」と取り調べとは全く関係ないトークばかり。これには記録係の刑事・西野(白洲迅)も、「まるでキャバクラの客とホステスじゃないか!」と心の中でツッコミを。

しかし、これはただのキャバクラトークではなかった。絵麻に乗せられ饒舌に話す崎田の言動を、じっくり観察していたのだ。これを【ノンバーバル理論】という。
【ノンバーバル理論】
言葉ではなく、表情や行動で相手の心理を読み取る考え方。
例1:脚を開いて胸を張る姿勢は、自らを大きく見せようとする縄張りの主張。
例2:外側を向いているつま先は、早くここから立ち去りたいという心理の表れ。
例3:上を向くつま先は、犬の尻尾と同じで、喜びを表す。
絵麻はこのような崎田のノンバーバル行動から、心理を読み取っていた。キャバクラトークで楽しく話している時はつま先が上を向いていたが、核心に触れるとつま先が外側を向くのを見逃さなかった。

突然、「美優ちゃんのこと知ってるよね? キミが誘拐したんでしょ?」と問う絵麻。崎田は「してない!」と首を横に振るが、絵麻はウソだと見抜く。本人も気付かないくらい一瞬だけうなづいたのだ。これを【マイクロジェスチャー】という。
【マイクロジェスチャー】
人間がウソをつくとなどに、約0.2秒だけ表れる微細運動。
※感情の強弱により表れるマイクロジェスチャーに段階がある。
人間は脳の思考を司る「大脳新皮質」によりウソをつくことができるが、その前に感情を司る「大脳辺縁系」が一瞬正常な反応をすることで起きる。
ウソをついていないことを確かめるには!?

また、絵麻は、崎田に「美優ちゃんは生きてる」と言わせ、【なだめ行動】がなかったことから、この言葉にウソはないと確信。
【なだめ行動】
人間はウソをつくとき少なからず不安や緊張がともなう。その心理的ストレスを、唇をなめたり、貧乏ゆすりをしたりして解消しようとする行動。
※単なる癖かどうかの見極めが必要。
これまでの会話で、崎田はウソをつくときは唇と何度かなめていたが、「美優ちゃんは生きている」と言ったときは、なめていなかったのだ。

さらに、崎田に3回の脅迫電話を聞かせ、1回目・3回目と、2回目の反応が違うことから共犯者がいることを指摘。その際の崎田の【3つのF】の行動から、絵麻は共犯者の存在を確信し、崎田を追いつめる。
【3つのF】
危険を察知した動物の行動は、3つの段階を踏むといわれている。まず「Freeze(フリーズ)」=硬直、次は「Flight(フライト)」=逃走、3つ目は「Fight(ファイト)」=戦闘。
ウソがバレた崎田は、の電話は別の人間がかけていると指摘されて"硬直"し、絵麻から体を遠ざけ心理的に"逃走"、追及の手を緩めない絵麻に対し「てめぇ、ぶっとばすぞ!」と恫喝し"戦闘"の行動をとった。

共犯者はネットカフェで知り合った三原千種(安藤輪子)だと突き止めるが、三原は逃走をはかり転落し昏睡状態に。全ては崎田から聞き出すしかない。
絵麻は、崎田のウソを暴き、美優は無事救出される。さらに、2人の目の共犯者の存在を指摘するが...その姿はなかった。
美優の父親の会社をリストラされ恨みを持っていた三原が主犯、崎田は従犯ということで事件は解決に向かう。
...が、絵麻はすっきりしない。「なぜ2人目の共犯者をかばうのか」との問いに対する、「誰もかばってない」という崎田の言葉にウソはない。しかし、崎田には「安堵」と「歓喜」のマイクロジェスチャーが。実は、この誘拐事件は、ある事件と関係があった!? ヒントは西野の入れ替わったシャーペン!?
事件の真相は、期間限定で配信中の「ネットもテレ東」で!
今週の西野の心の声
はちゃめちゃな取り調べをする絵麻に振り回される西野の顔芸&心の声も見どころのひとつ。そこで、毎週イチオシのツッコミを紹介していきます。

取調べ室に戻った西野は、絵麻と被疑者がイチャイチャするところを見て、心の中で突っ込みを。「どういう状況~~~~!」(「どんだけ~!」みたいに)
身体が近いと心も近い!?
次回5月9日(土)放送の第2話「近くて遠いディスタンス」は、火災事故を装った殺人事件の真相に迫る。被疑者は、被害者の友人であり人望も厚い人気の歯科医・福永善樹(津田寛治)。身体的距離と、心理的距離の関係についての行動心理学を駆使して、絵麻が被疑者を追いつめる!

※※2018年10月12日に公開した記事の再掲です。

