「ママこわい...」10年前、突如行方不明になった人気子役。ラジオの生放送中”母親犯人説”を裏付ける動画が送られてきて...

リスナーから、夏南の情報が寄せられた。近所のコンビニで夏南に似た女性店員を見かけたという。

『とはいえ、小学生の頃の夏南ちゃんしか知らないので、大きくなったらこんな感じになるのかぁという想像でしかないのですが…。映像も撮りました』との情報に、「本当ですか!」と目を見開く静香。

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映像をクリックすると、たしかに夏南の面影があり、静香は「これは…夏南です!」と確信を持って言う。

「会いたい!」

花岡は、コンビニに中継隊と静香を向かわせることを提案。番組は『夏南ちゃんを探せ!』という緊急企画を立ち上げ、リスナーから情報を募集することに。

コンビニの動画は位置情報が出てしまっていため、すぐに場所が特定された。SNSがざわつき始め、リスナーが隠し撮りした写真や動画がいくつも貼り付けられている。

「リツイートの数ヤバいっす。もう3000超えてますし、トレンド入りしてます」

「スゲーな!」

MC陣とコントロールルームは色めき立つが、「10年間見つからなかったのに、映画の公開に合わせて見つかるって出来すぎじゃないですか?」と疑問視する花岡。藤森は「それは静香さんの日頃の行いよ」とたしなめる。

すると、夏南がアルバイトの面接に来たという蕎麦屋の店長から番組に連絡があり、スタジオと電話をつなぐことに。

「かわいい礼儀正しいお嬢さんで。けれど面接中に孫が帰ってきて、『夏南ちゃんだ!』って言ったら出てっちゃって。結局うちでは働いてないですけど」

「ご主人のお店はどちらですか?」

「新八王子です」

「目撃情報のあったコンビニのすぐ近くですね。やはりその近辺にいるんですかね?」

「個人情報だとか色々うるさい時代だけど、子どもは親と暮らすのが一番幸せだからね。だから連絡したんですよ」

続いて、芸能リポーターの古田剛と電話がつながった。リポーター歴40年、昔は活躍していた古田だが、最近はめっきりテレビで見ない。花岡が調べたネット記事によると、芸能界のタブーに切り込みすぎて、「オダプロ」から圧力をかけられたという。

昔から面識があり、「お〜懐かしい。『ゴシップ一つで白飯三杯』の古田さん、ご無沙汰してます」と挨拶する藤森。

「お久しぶりです。夏南ちゃん探してるんですか?」

「そうなのよ。昔よく古田さんも夏南ちゃんを取材してましたよね? もしかして何か情報を知ってるとか?」

「いや、そうではなくて…もしかしたら、そっとしておくのもいいのかなと思って」

「そっとって、夏南ちゃんを? そりゃないでしょ」

「けど、10年ということは彼女ももう大人ですし、もし静香さんに会いたかったら、自分から会いにきてるんじゃないですかね?」

「でも、母親の静香さんが会いたいって言ってるんですよ」

「そうですけど…夏南ちゃんの捜索って、もともと静香さんが打ち切りをお願いしたんです。これ以上、迷惑をおかけするわけにはいかないっていう理由でしたけど、本当は…」


古田がそこまで言いかけたところで、遮るように「ご無沙汰です」と静香が通話に参加する。

「夏南をよく取材していただいて、本当にありがとうございます。もしまた夏南が見つかったら、以前のように取材をお願いいたします」

「いや、はい、また…そうですね。おかげで今はもう仕事もだいぶ減らされたんで…」

「私も、まだ間接的にオダプロとはつながっておりますので、ぜひ」

「…えっと、藤森さん、1つだけ映像をお送りします。何かのヒントになるかもしれ
ないんで」

番組公式SNSに、古田のアカウントから動画が送られてきた。幼い頃の夏南が、絵本を抱えながら「いろはにほへと」の童謡を歌っている、どこか不気味な映像だ。

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「なんか隠れた音のメッセージが入ってるとか? なんでこんな映像送ってきたんだろう」とあやしむ五十嵐(今井隆文)。

すると、花岡が「これ見ました?」とパソコンを持ってコントロールルームにやって来る。見せたのは、先ほどの静香の会見動画。「母親犯人説を裏付ける動画」というコメントとともに貼り付けられているが、花岡によれば、こちらは放送された映像の元素材だという。

「サイズが違うんですよ」

「ああ、4:3だろ? デジタル放送が始まる前の」

「これ、4:3でもないんです。16:9で撮影したけど、横がカットされてるんです」

「えっ、なんのために?」

「気づきません? 端っこ見てくださいよ」

元素材の映像を再生すると、端に赤いランドセルが映っていた。

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「峯岸静香は学校に送り出した後って言ってたもんな」

「そうなんですよ。本当に学校に送り出した後なら、ランドセルがあるのはおかしいですよ」

「だけどなんで、今になって元の素材が出回ってるんだ?」

「事務所辞めたからじゃないですか? 僕、そういうバイトしたことありますよ。所属タレントにとって不利益な映像とかを消すバイト」

「じゃあ、峯岸静香が夏南を行方不明にした…とか?」

「どうですかね。でも、この赤いランドセルの謎は聞いてみたくないですか?」

「でも事務所とまだつながってるって言ってたぞ」

「そんなのウソですよ。聞きましたもん、事務所とギャラで揉めたって。僕、ぶっこんできますわ」

「やめろよ、もしオダプロからクレームきたらどうすんだよ。フリーのお前じゃ責任取れないだろ!」

嬉々としてスタジオに戻る花岡。果たして、夏南失踪事件の全貌とは!?

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【第5話】
中継スタッフ小野寺(樋口日奈)の20歳の誕生日。ということでリスナーのハガキにあった『婚鎮祭』に行くことに。『婚鎮祭』では、20歳の女性しか乗れない特別な神輿があり、乗れるのは儀式で選ばれた女性だけだという。そして、選ばれた女性には素晴らしい未来が待っているといわれている…。山奥にある村に到着すると、村長をはじめ村人たちが手厚く小野寺を迎え、早速、儀式の準備をしようと急かす。

今まで一切外には漏らさなかった秘密のお祭りだが、今日は取材を受けるという…その矛盾に花岡は違和感を覚えるが、儀式は進んでいく。儀式の衣装に着替えにいった小野寺が一向に戻ってこない。村人の様子も何かおかしい…。そう、実はこの村の儀式には、とんでもない恐ろしい目的があったのだ。さらに、番組スタッフ・MCの本性が暴かれることに。

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