杉野遥亮「いろんなものを吸収することで良い悪いの判断がブレてわからなくなったり、”自分って何なんだろう”と思ったり...そんな順平に共感しました」:僕の姉ちゃん

――杉野さんは弟さんがいらっしゃいますが、順平とお姉ちゃんのような関係性ですか?

「全く違いますね(笑)。僕は、常に"自分がお兄ちゃんでいたい"という気持ちがどこかにあって、強がってしまうことが多いです。それはずっと変わらなくて...。もっと自分の弱いところも話せて、きちんと理解し合える関係性になれたらいいんですけど...。もしかすると、自分が思っているよりもずっと弟は大人かもしれないですよね? 意外と弟のことを知っているようで知らないことが多いのかもと、今回の作品に触れて思いました」

――弟さんは、身近なライバルのような存在?

「そうかもしれないです。高校生くらいまではよくケンカしていました。弟が偉そうなことを言うと、僕は感情が先にきちゃうので、つい『ふざけんなよ!』と怒鳴っちゃったりして...(笑)。本当は、『僕も傷つくから、そういう言い方止めてくれる?』とか言えればいいんですけど、弟に対しては、基本『ふざけんな、誰に口きいてんだ!』ですから(笑)。でも、この関係も、もう少し歳を取ったら変わっていくのかもしれません。僕もこれからは、進化していきたいです(笑)」

――今回のドラマは、食事のシーンがたくさん出てきますよね。杉野さんは、自炊しますか?

「昨年の自粛期間中はやむを得ず料理をしていましたが、基本、あまり料理はやりません。作る余裕がないというか...。料理する! となったら本気になっちゃうんです(笑)。"どうせやるなら、絶対に美味しい料理を作ってやる!"となっちゃうので、カレーなんてスパイス集めから始めないと...(笑)。こういう性格なので、なかなか仕事から帰ってきて作る、という感じにはならないんです。あと、作品に入っていると、どうしても頭の中に役のことがあるので...。不器用なのかな? リラックスできない性格なんです(笑)」


――第1話のラスト、ちはると順平の間で「最後の晩餐は何を食べたいか」という話題になりますが、杉野さんは何が食べたいですか?

「えーッ! これは悩みます...。でもやっぱり、好きだから納豆かな? いや、でも、実際は普段食べられないものを選びたくなるのかなぁ。例えば、明日お腹を壊してもいい! と思うようなものとか...?」

――お腹を壊してもいいようなもの...? 最後の晩餐なので、たしかにそれはありかもしれませんね(笑)。順平はちはるに恋の相談もしますが、杉野さんは誰かに相談することがありますか?

「信頼できる人だけに...。バレたら嫌だから、最少人数(笑)。ただ、順平のように恋愛の前段階の相談はしないかもしれないです。友だちの恋愛相談もそうですけど、結局自分次第なところがあるじゃないですか。背中を押してあげるひとことぐらいは言えるかもしれませんけど...。僕、人生の中で、お互い本当に心が通い合う人はそんなに沢山いないと思うので大切にしたいし、ありのままの自分も話したいと思います」

――ありがとうございます! テレビ東京の作品は、「直ちゃんは小学三年生」「東京怪奇酒」に続いてのご出演となります。最後に、テレ東作品に出演した感想をお聞かせください。

「面白い作品が多いです。エッジが効いているのにどこか温かい気持ちになれたり、根底に描かれているものに共感できるというか......あっ、でも『東京奇怪酒』は違いますが(笑)。今回もそんな作品になっていると思います。ピュアに会社の同僚に恋をして、四苦八苦しながら毎日生きている順平の姿や姉ちゃんのパンチのある言葉を楽しんでいただけたらうれしいです」

【杉野遥亮 プロフィール】
1995年9月18日生まれ。千葉県出身。2015年、雑誌「FINEBOYS」専属モデルオーディションでグランプリを受賞。2017年、映画「キセキ‐あの日のソビト‐」で俳優デビュー。映画「東京リベンジャーズ」、舞台「夜への長い旅路」など、ドラマや映画など話題作への出演が続く。映画「バイオレンスアクション」(2022年8月19日公開)や大河ドラマ「どうする家康」(2023年NHK)に出演する。

(取材・文/玉置晴子)

【第2話 あらすじ】

bokuane_20220802_ajouter.jpg

気になる同期・美穂子(久保田紗友)が、自分に気があるのではないかと思い、機嫌が良い順平(杉野遥亮)。仕事を終え、自宅で食卓を囲みながら姉・ちはる(黒木華)とその話をしてみたところ、ちはるから「その女、アンタの手に負える女じゃないよ」と断言されてしまう。
後日、順平は美穂子と映画に行くことになる。それを聞いたちはるのアドバイスは「女の本気度は毛でわかる」だった。素直でまっすぐな性格の順平は思わずギョっとし、女の子に幻滅するような余計なことを言わないでほしいと思いながらも、いざデートとなると、映画の中身よりも美穂子の指が気になってしまうのだった。


※2021年9月24日(金)に公開した記事の再掲です。

※このページの掲載内容は、更新当時の情報です。
x
x