話題作連投!鈴鹿央士が明かす“今の心境”と“芝居への思い…”意外なプライベートも

松岡茉優に“のまれそうになった…”デビュー作での思い出


――鈴鹿さんは、映画にエキストラで参加した際、広瀬すずさんに見出され、スカウトされたというエピソードが有名です。それ以前にお芝居に興味はありましたか?

「自分が出る側になる想像をしたことがなかったですね。もちろん、ドラマや映画は観ていましたが」

――ドラマや映画で、好きな作品はありますか?

「『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』や『ハリー・ポッター』シリーズが好きでした。僕、ハリー・ポッターに似てると言われていて(笑)」

――デビュー作となった映画「蜜蜂と遠雷」(主演:松岡茉優)で、鈴鹿さんは天才ピアニスト役を演じましたが、初めてとは思えない堂々たるお芝居でした。「すごい俳優さんが出てきたな」と。

「いえいえ…監督もいろいろ考えてくださって、関わってくださった皆さんのおかげです。初めてお芝居したのが『蜜蜂と遠雷』で、素敵なキャスト、スタッフの方々と一緒に作品を作り、お芝居が楽しいと思えてから人生が変わりました。最初の作品が『蜜蜂と遠雷』じゃなかったら、今の自分はいないと思いますし、“この作品に出会えて良かったな”と感じています。

最初の顔合わせの時、主演の松岡茉優さんと、あるシーンのリハーサルをしたんですけど、その前にマネージャーさんから『央士くん、のまれるよ』と言われて、“お芝居でのまれるってどういうこと?”と考えたんです。
いざ松岡さんと向き合ってお芝居をしてみたら、意識はハッキリしてるんですけど、松岡さんの目が宇宙のように見えて、なんというか吸い込まれるような…。自分もセリフを言うんですけど、その言葉が無力に感じられたんです。これが、“のまれる”ということか…と実感しました」
――役者さんの芝居に圧倒されるという体験だったんですね。初めての映画の現場はいかがでしたか?

「スタッフの方と映画作りの話をして、お芝居だけじゃなく、映画を作ることがすごく楽しかったです。みんなが良い作品にしようとまっすぐ向き合っている。そういう空間で過ごした時間がすごく幸せだったので、お芝居も作品作りも好きになりました」

――デビュー作が、人生の大きなターニングポイントになったと。

「もし、あの現場で誰にも何も言われないままお芝居をしていたら、最初のリハーサルの時のようになっていたと思いますが、石川慶監督が導いてくださいました。
例えば、本番前に監督から『このシーンの最後にアドリブ入れてみて』と言われて、僕がアドリブで言った言葉に松岡さんが反応してくださって…。その時に撮られた表情が本編で使われていたこともありました。自由にやらせてもらえて、それが楽しかったのかもしれないです」

鈴鹿央士
――あれから4年が経ちました。話題作への出演が続いていますが、ご自身では、今の状況をどう受け止めていますか。

「すごく楽しめています。作品ごとに違う役を作り、向き合う時間がどんどん増えて、自分がまた一歩進めたと思った途端、ゼロに戻ったなと感じることも。どこまで行っても果てしないんですけど、その果てしなさが面白くて。やっぱり僕は、お芝居をしていたいんだなって思います」

――忙しくて大変というよりも、気づいたらいつの間にかこんなに作品をやっていた、という感覚なのでしょうか。

「そうですね。目の前の作品に取り組んできた結果、振り返ってみると、これだけやってきたんだなと。もしお休みをもらったとしても、結局また、“お芝居がしたい”と思うような気がするんです」

――お休みの日は何をしているんですか?

「掃除をしたり、よく着る服を手洗いしたり、好きな映画やドラマを観て、コーヒーを飲んでゆっくりします。洋服屋さんや雑貨屋さんに出かけることもあります」

――服を手洗い? 珍しいというか、マメですね(笑)。

「ビンテージのTシャツなどは、手で洗っています。でもそういうものに限らず、自分が大切に着たい服は、なるべく手洗いするようにしています」

――最後に、鈴鹿さんが俳優として大切にしていることを教えてください。

「今、強く思うのが、共演する相手のお芝居にちゃんと反応することですね。相手をしっかり見た上で、それに対してのお芝居ができるようになりたくて。自分の芝居がどうなのかと考えすぎると、相手に集中できなくなることがあるので…結構マニアックなんですけど(笑)」

鈴鹿央士
――ありがとうございます。鈴鹿さんのさらなる活躍が楽しみです。水ドラ25「君に届け」は毎週水曜深夜1時から放送! どうぞお楽しみに!

【鈴鹿央士 プロフィール】
2000年1月11日生まれ。岡山県出身。。2018年、第33回 MEN'S NON-NO専属モデルオーディション」でグランプリを獲得。2019年、映画「蜂蜜と遠雷」で俳優デビューを果たす。NHK連続テレビ小説「なつぞら」(2019年)、ドラマ「六本木クラス」(2022年)、ドラマ「silent」(2022年)、ドラマ「18/40〜ふたりなら夢も恋も〜」(2023年)など、話題作に多数出演。映画「PLAY!〜勝つとか負けるとかは、どーでもよくて〜」(奥平大兼とW主演)も、2024年春公開予定。

(取材・文/伊沢晶子)

【第2話 あらすじ】
風早(鈴鹿央士)のおかげで、クラスメイトのあやね(久間田琳加)と千鶴(中村里帆)との距離が徐々に近付いてきた爽子(南沙良)。憧れ続けた光景が現実のものになり、夢のように感じる爽子は言葉にならない。
そんな中、あやねと千鶴の悪い噂が校内中に広がりを見せていた。爽子が広めたと聞いたあやねと千鶴は動揺するが、爽子のことを信じる。しかし自分が近くにいるせいで2人に迷惑をかけていると感じた爽子は、あやねと千鶴を自ら遠ざけてしまう。
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