伊藤淳史「三島がクズに見えれば見えるほど、ドラマは面白くなる」子育て秘話も明かす:私の死体を探してください。
9月3日(火)深夜24時30分からは、ドラマチューズ!「私の死体を探してください。」(原作:星月渉)を放送。
【動画】ドラマチューズ!『私の死体を探してください。』60秒トレーラー
ベストセラー作家・森林麻美(山口紗弥加)が自身のブログに突然投稿した「私の死体を探してください。」という文章。謎を残したまま消息不明となった麻美を探す中で、止まることなく更新されるブログと暴かれ続ける秘密の数々—。麻美の存否、その目的とは?
「テレ東プラス」は、主人公・三島正隆役を演じる伊藤淳史をインタビュー!
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――伊藤さん演じる三島正隆は、麻美の稼ぎで贅沢三昧する夫。麻美の担当編集・沙織(恒松祐里)と不倫をしています。ドラマは衝撃的な展開の連続で、演じる上でも難しい部分があったのかなと想像しますが、脚本を読んだ感想からお聞かせください。
「最初に脚本を読み始めたらもう止まらなくて…。連続ドラマではありますが、撮影中は1本の映画を撮っているような感覚がありました。今回僕が演じる三島は救いようのないクズ男なので、ちょっとワクワクして読んだ部分もあります。今まで演じたことがない役なので、“挑戦だな”と思いましたが、振り切って演じようと考えていましたし、現場でも監督と事前に細かい話をさせてもらえたので、あまり難しさはなかったです。正解がなく、ゼロから作り上げていけたので、自分のやりたいことを素直に思いきりできたかなという感じです」
――撮影前に台本も全部完璧に仕上がっていたそうですね。全編、田中眞一監督が1人で担当しています。
「撮影を進めるにあたり、その2つはものすごく大きかったですね。まず、台本が全話できていることで、全体を通して整合性をつけることができますし、監督ともたくさん話をして、伏線についても緻密に作り込むことができました。いろいろな伏線を張っていたにも関わらず、それを回収しきれない最終回になってしまうという危険性がある中で、今回の作品はしっかりと回収できています。
あと今回すごいなと思ったのが、けっこう生々しいシーンがあって、血を映すんですよね。表現が難しくなって、さまざまな制約や厳しいルールがある中で、それでもギリギリまで攻めていく…そのラインがすごいところまで行ってるなという実感がありました。“本気でいこうぜ”という現場のテンションや、作り手の皆さんの熱い思いが感じられたので、それはものすごく良かったなって思います」
――先ほど、“三島はクズ男”と。演じる覚悟みたいなものはありましたか?
「『離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-』(テレビ朝日)の時も、ママ友に『見てますよ』と言ってもらえまして…(笑)。俳優さんって、どこか先行するイメージみたいなものがありますよね。三島のような役は、この作品1本でイメージを変えることができるんじゃないかな? と思っていて、覚悟というよりは、今回そういう作品に出会うことができたという気持ちの方が大きかったです。
三島はぶっちぎりのクズ男。人間界において、これ以上クズな人はいないんじゃないかと思うくらい…。その一方でどこか面白おかしくもあり、“三島がクズに見えれば見えるほどこのドラマは面白くなるんだろうな”と。だから“このお芝居どうしよう”と悩んだ時は、よりクズに見える、より最低に見えるということを意識しました。そういう風に見せていかないと、共演者の皆さんの熱演も殺してしまうので…。あっでも、ほんのちょっとだけ“イメージダウンしたら嫌だな”っていうのは思いました。ちょっとだけですよ(笑)」
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――話が進むにつれ、物語の重要なカギとなる“白い鳥籠事件”、麻美が抱えるつらい過去が明かされます。
「僕はまだそのシーンを観ていないんですけど、つらくて苦しい展開が待ち受けています。そして、それによって説得力が生まれる。時代を越えてつながっていく感じも、もうここまで来ると美しいというか、すごくリアルなんですよね。僕も作品として観ることを楽しみにしています」
――麻美役の山口さんとは、久々の共演になります。
「山口さん、壁がなくてものすごくいい方なんですよ。現場ではずっと笑ってる印象しかなくて、『最低なクズだよね~ハハハ』と言われ続けていて、全然うれしくないんですけど(笑)、そんな冗談を言い合える感じでした。でもいざ芝居になると…っていうところはお互い通じるところがあったように思います。僕もそういうタイプで、どんなにシリアスな場面でも、直前まで関係ない話で盛り上がっちゃうんですよ。だから、そうじゃないタイプの俳優さんからは嫌われてるだろうなと思って(笑)。今回は2人とも、スタートがかかるまで笑っていたかもしれません」
【動画】ドラマチューズ!『私の死体を探してください。』60秒トレーラー
ベストセラー作家・森林麻美(山口紗弥加)が自身のブログに突然投稿した「私の死体を探してください。」という文章。謎を残したまま消息不明となった麻美を探す中で、止まることなく更新されるブログと暴かれ続ける秘密の数々—。麻美の存否、その目的とは?
「テレ東プラス」は、主人公・三島正隆役を演じる伊藤淳史をインタビュー!

ほんのちょっとだけ“イメージダウンしたら嫌だな”っていうのは思いました(笑)
――伊藤さん演じる三島正隆は、麻美の稼ぎで贅沢三昧する夫。麻美の担当編集・沙織(恒松祐里)と不倫をしています。ドラマは衝撃的な展開の連続で、演じる上でも難しい部分があったのかなと想像しますが、脚本を読んだ感想からお聞かせください。
「最初に脚本を読み始めたらもう止まらなくて…。連続ドラマではありますが、撮影中は1本の映画を撮っているような感覚がありました。今回僕が演じる三島は救いようのないクズ男なので、ちょっとワクワクして読んだ部分もあります。今まで演じたことがない役なので、“挑戦だな”と思いましたが、振り切って演じようと考えていましたし、現場でも監督と事前に細かい話をさせてもらえたので、あまり難しさはなかったです。正解がなく、ゼロから作り上げていけたので、自分のやりたいことを素直に思いきりできたかなという感じです」
――撮影前に台本も全部完璧に仕上がっていたそうですね。全編、田中眞一監督が1人で担当しています。
「撮影を進めるにあたり、その2つはものすごく大きかったですね。まず、台本が全話できていることで、全体を通して整合性をつけることができますし、監督ともたくさん話をして、伏線についても緻密に作り込むことができました。いろいろな伏線を張っていたにも関わらず、それを回収しきれない最終回になってしまうという危険性がある中で、今回の作品はしっかりと回収できています。
あと今回すごいなと思ったのが、けっこう生々しいシーンがあって、血を映すんですよね。表現が難しくなって、さまざまな制約や厳しいルールがある中で、それでもギリギリまで攻めていく…そのラインがすごいところまで行ってるなという実感がありました。“本気でいこうぜ”という現場のテンションや、作り手の皆さんの熱い思いが感じられたので、それはものすごく良かったなって思います」
――先ほど、“三島はクズ男”と。演じる覚悟みたいなものはありましたか?
「『離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-』(テレビ朝日)の時も、ママ友に『見てますよ』と言ってもらえまして…(笑)。俳優さんって、どこか先行するイメージみたいなものがありますよね。三島のような役は、この作品1本でイメージを変えることができるんじゃないかな? と思っていて、覚悟というよりは、今回そういう作品に出会うことができたという気持ちの方が大きかったです。
三島はぶっちぎりのクズ男。人間界において、これ以上クズな人はいないんじゃないかと思うくらい…。その一方でどこか面白おかしくもあり、“三島がクズに見えれば見えるほどこのドラマは面白くなるんだろうな”と。だから“このお芝居どうしよう”と悩んだ時は、よりクズに見える、より最低に見えるということを意識しました。そういう風に見せていかないと、共演者の皆さんの熱演も殺してしまうので…。あっでも、ほんのちょっとだけ“イメージダウンしたら嫌だな”っていうのは思いました。ちょっとだけですよ(笑)」

――話が進むにつれ、物語の重要なカギとなる“白い鳥籠事件”、麻美が抱えるつらい過去が明かされます。
「僕はまだそのシーンを観ていないんですけど、つらくて苦しい展開が待ち受けています。そして、それによって説得力が生まれる。時代を越えてつながっていく感じも、もうここまで来ると美しいというか、すごくリアルなんですよね。僕も作品として観ることを楽しみにしています」
――麻美役の山口さんとは、久々の共演になります。
「山口さん、壁がなくてものすごくいい方なんですよ。現場ではずっと笑ってる印象しかなくて、『最低なクズだよね~ハハハ』と言われ続けていて、全然うれしくないんですけど(笑)、そんな冗談を言い合える感じでした。でもいざ芝居になると…っていうところはお互い通じるところがあったように思います。僕もそういうタイプで、どんなにシリアスな場面でも、直前まで関係ない話で盛り上がっちゃうんですよ。だから、そうじゃないタイプの俳優さんからは嫌われてるだろうなと思って(笑)。今回は2人とも、スタートがかかるまで笑っていたかもしれません」
夫婦のやり取りが親子のやり取りにつながっていくと思うので、すごく大切にしています
――伊藤さんは、去年40歳を迎えましたが、心境の変化はありましたか?
「僕の予定では、40歳になったらすごく大人になっていて、周りの人からもうちょっと大人として対応されるのかな? と期待していたんですよ。でも、いざ40歳になっても、全く変わらないなぁと思って。40歳はいいおじさんの部類に入りますし、もっと大人の男の魅力を出せると思っていたんですけど、全然…(笑)。だから今度は、早く50歳になって、大人の味が出せる俳優になりたいなと。まだまだどっちつかずなんですよね」
――今回の三島役もそうですし、前作の「ダブルチート 偽りの警官」シリーズの岩合役もそうですが、それこそ今までの伊藤さんのイメージとは違う役がき始めているのかなと。
「そう言われてみると、岩合も課長でしたし、『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日)も署長だったので、ちょっとずつですけど、偉い役がもらえるようになってきたかも(笑)。
年齢を感じさせる役をもらえるようになった可能性はありますね。
でも、自分の子どもがまだ小さいので、本当の意味で自他ともに認めるいい親父のような男らしさや男の魅力みたいなものにたどり着くには、僕自身も成長が必要なんですよね。
いずれは、髭が似合う男になりたいという願望もあります。現代劇では、髭を生やした役をやったことがないんですよ。でもおそらく作り手の皆さんも、今は僕に髭を求めてないんじゃないかと…ちょっといい目標ができたかもしれない(笑)」
――お子様のお話が出ましたが、ご家庭ではどんなお父様なのでしょう。
「8歳、6歳、3歳と3人の子どもがいますが、こう見えてけっこう厳しいです。父親として言うことは言いますし、子育てはいつも本気です。遊ぶのも楽しむのも、みんなで喜ぶのも、怒るのも本気、全部本気です(笑)。子どもたちも本気で向かってくるので…。
今はまだみんな幼いのでいいんですけど、一番心配なのは、そのやりとりがなくなった時なんですよね。子どもの考えていることが分からなくなるとか、子どもに伝えにくくなるとか、思春期に入ったら恐ろしいなと(笑)。だから今から大切にしていることがあって、親は心配で、よく『今日、何か嫌なことあった?』って聞いちゃうじゃないですか。それももちろん大切なことなんですけど、毎日そうやって聞いてしまうと、子どもも“また嫌なことを聞かれるのか…”と思ってしまうんじゃないかなって。だから僕は、学校から帰ってきたら、必ず『今日は何が楽しかった?』と聞くようにしています。そうすると、『友だちと休み時間に屋上に行って遊んだよ!』とか『掃除している時にこんな楽しいことがあったよ!』とか話してくれるんですよ。そうしているうちに、自然と嫌なことも話してくれるようになるというか。ここはものすごく意識しているかもしれません。
あとは夫婦間でもそうですが、会話はものすごく大切にしています。夫婦のやり取りが親子のやり取りにつながっていくんじゃないかなと思っているので、すごく大切にしています」
【伊藤淳史 プロフィール】
1983年11月25日生まれ。千葉県出身。子役としてドラマに出演し、「とんねるずのみなさんのおかげです」で演じたチビノリダー役が話題に。1997年、「鉄塔武蔵野線」で映画初主演。映画「海猿」、「陰日向に咲く」、ドラマ「電車男」、「西遊記」、「チーム・バチスタ」シリーズ、「離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-」、「ダブルチート 偽りの警官」など、話題作に多数出演。映画「ビリギャル」で、「第39回日本アカデミー賞」優秀助演男優賞を受賞した。
【第1話】
ある事情から小説を書くことができなくなったミステリー作家・森林麻美(山口紗弥加)は、自身のブログに『私の死体を探してください。』という文章を残して姿を消す。麻美の編集担当・沙織(恒松祐里)や麻美の夫・正隆(伊藤淳史)が困惑する中、麻美のブログが更新されたことを示す通知が…。
『告白します』という文章とともに投稿された動画には、正隆の母・みどり(かたせ梨乃)に関する正隆も知らない衝撃的な内容が…!死んだはずの麻美のブログがなぜ更新され続けるのか…その目的は!?
※このページの掲載内容は、更新当時の情報です。