加藤史帆「自己肯定感が低かった昔の自分と重なる」卒業後の心境と難役への覚悟

12月17日(水)、24日(水)の二夜にわたり、水ドラ25「夫を社会的に抹殺する5つの方法 Re(リ): venge(ベンジ)」(深夜1時)を放送!
※12月18日(木) 深夜1時30分より、「DMMショート」にて、ショートドラマとしても配信開始。

【動画】「夫を社会的に抹殺する5つの方法 Re:venge」30秒予告

夫・大輔(飯島寛騎)から DV やモラハラなどを受けてきた主人公・奥田茜(加藤史帆)が、謎の手紙の指示に従い、大輔を社会的に制裁する中で、自他と対峙し、人生を見つめ直す姿を描く。
Season1、2ともに話題となり、“不倫復讐ドラマ”という新たなジャンルを確立した同シリーズ。本作は、Season1のキャスト・世界線を一新し、再構築したリブート版としておくる。

加藤史帆
「テレ東プラス」は、主人公・茜を演じ、新境地を開拓する加藤史帆を取材。難役への向き合い方や共演者について、アイドルグループ卒業後の変化など、話を聞いた。

茜とはちょっと重なる部分があります


――シリーズ3作目となりますが、今回も脚本が面白く、あっという間に読めてしまいました。加藤さんは、作品の魅力をどこに感じましたか。

「まさかの展開の連続で、私も一気に読んでしまいました。最後の最後まで想像を超えてきます。“誰の心にもいろんな影や背景があるんだ”と考えさせられる作品です」

――20代で挑むには、なかなか衝撃的な内容です。大輔役の飯島寛騎さんが、あの甘いマスクでこのような役を演じるとなると、そのギャップも怖いというか…。

「そうなんです。大輔を演じるには、ものすごく覚悟が必要だと思います。飯島さんの柔らかい雰囲気とのギャップが、恐怖をより際立たせます。実際にこんな夫がいたら本当に怖いです…(笑)」

加藤史帆
――加藤さんは、茜役をどのように捉えて、どう演じようと考えましたか。

「茜は日々大輔に合わせて生活しています。そこから自己肯定感の低さを感じました。
これまでは意志の強い役を演じる機会が多かったのですが、しっかり向き合って挑戦しようと思いました。
私自身も10代でアイドルになった頃は自己肯定感がすごく低く、人の顔色ばかり伺って生きてきたようなところがあるので、茜とは少し重なる部分があります。
胸が締め付けられる場面も多いですが、茜を演じきることができたら、自分にとって大きな経験になると思っています」

加藤史帆
――加藤さんご自身も、アイドル活動を経て、徐々に変わっていったと。

「そうですね。自分を否定し続けていると、疲れてしまいます。そこに気付いてからは、“怖がらずに何でもやってみよう!”という精神になりました」

――茜も強くなって、大輔にさまざまな復讐を仕掛けていきますが、共感するところはありましたか?

「復讐したことはないですが、もし自分が茜だったら、同じことをしたくなるぐらい大輔はひどい夫です。ただ、大輔の過去にもいろいろあって…そこがドラマのキーポイントになっています」

――加藤さんは、普段ドロドロ系のドラマはご覧になりますか?

「ドロドロ系…あまり見ないのですが、今回演じてみて見え方が変わりました。
大輔のパワハラやモラハラで怖いシーンもありますが、それだけでなくスカッとする場面もあって、現場では楽しみながら挑めました。メッセージ性がしっかりとあるところも、この作品の魅力です」

“あー卒業したんだなぁ”と思う1年でした


――グループを卒業してからは、俳優として作品が続いていますが、お芝居の面白さをどこに感じていますか。

「“もっとこうできたな”と毎回毎回反省があり、新しい発見があり楽しいです。
学生時代はドラマを見ることが毎週楽しみの一つでした。そんな自分が今、ドラマのお仕事をさせていただけていることが不思議で、うれしくもあります」

――作品をつくり上げる上で、大切にしていることは?

「毎回“いい作品になるように”と願いながら取り組んでいますが、難しいですね。まだまだ勉強中です。
現場での立ち振る舞いも、先輩方を見て学ばせていただいています。ドラマの現場は、アイドルの現場とは全く違います。
ムードメーカー的存在の方の一言で現場が一気に明るくなって、みんな笑顔になる瞬間がありますよね。
そういう姿に憧れますが、自分はシャイすぎてなかなかできません。いつかきっと…そうなれたらいいなと思います」

――グループを卒業して、間もなく1年たちます。2025年を振り返って感じていることは?

「1年間、いろいろな作品に関わらせていただきました。初めてのことだらけで目の前のことに必死な日々でしたが、一方でお仕事の合間にハワイやイギリスなど、行きたかった国を訪れることもでき、“あー卒業したんだなぁ”と実感する1年でもありました。
ハリーポッターのキングス・クロス駅に行くことが小学生からの夢だったので、憧れの場所で写真撮影ができた時は、本当にうれしかったです」

――プライベートで楽しみにしている時間があれば教えてください。

「教習所に通っているのですが、運転する時間も、新しい知識が増えていく時間も楽しいです」

――2026年はどんな年になりそうですか?

「お芝居が思うようにできず“悔しい”と思う瞬間がたくさんあったので、来年はもっともっと頑張りたいです。プライベートでは英会話教室に通って、英語力を高められる年にしたいです」

――最後に、読者にメッセージをお願いします。

「この作品は、ただの不倫ドラマではありません。さまざまな感情を抱きながら、心を動かしてご覧いただけるとうれしいです。もし自分を変えられずにモヤモヤしてる方がいたら…この作品が、一歩前に踏み出す勇気になればいいなと思います」

【イントロダクション】
結婚して間もなく一年。幸せなはずの新婚生活を送る専業主婦・茜(加藤史帆)は、夫・大輔(飯島寛騎)の家庭を顧みない言動や行動により、次第に歯車が狂っていく。
日ごとに増える暴力や心ない暴言、望まない乱暴なセックス......。
茜は常に夫の機嫌を伺い、少しずつ心を壊し、気づけば夫に従っていく。それでも『子どもさえできれば変わるはず』と信じていた。
そんな中、茜は妊娠する。しかし、そんな念願の子どもも、夫の暴力をきっかけに流産してしまう......。茜はついに夫に対して殺意を覚えるのだった。
そんな茜の元に、一通の手紙『夫を社会的に抹殺する5つの方法』が届く。
指定されたURLにアクセスすると、謎の仮面の男がいて、夫への復讐計画を指南される。
茜は、夫の持つプライド・名声・地位・女関係などを1つずつ奪っていき、夫は愛人や仕事、名声などを失っていく。
二人の関係はどうなっていくのか...!? 茜が復讐の末に、たどり着いた答えとは!?︎

【加藤史帆 プロフィール】
1998年2月2日生まれ、東京都出身。2016年、けやき坂46のメンバーオーディションに合格し、デビュー。2019年、グループが日向坂46へ改名した後も中心メンバーとして活躍し、シングル曲でセンターを務めた。
2024年12月25日、東京ドーム公演での卒業セレモニーをもって日向坂46を卒業。
現在、ファッション誌『CanCam』の専属モデルとして活動するほか、俳優として活動の幅を広げている。12月20日(土)には、主演ドラマ「離魂、トドケ」(CBCテレビ)も放送される。

(取材・文/蓮池由美子)

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