「赤楚衛二」という人|「キンパとおにぎり」月曜夜11時6分【ドラマプレミア23】
主演・赤楚衛二さん×ヒロイン カン・ヘウォンさん「キンパとおにぎり〜恋するふたりは似ていてちがう〜」担当の中島プロデューサーに、言葉の壁を越えて現場をひとつにした、赤楚さんとの撮影秘話についてお話を伺いました!
これを読んでドラマをもっと楽しんじゃいましょう!

こんにちは。
ドラマプレミア23『キンパとおにぎり〜恋するふたりは似ていてちがう〜』プロデューサーの中島叶です。
ここまで作品を追いかけてくださっている皆さん、本当にありがとうございます。
放送のたびに届く感想も、SNSの言葉も、海外からのリアクションも全部見てます!!!
第6話「季節外れの恋人たち」
正直に言うとこのドラマの中でもかなりしんどい回です。
大河(赤楚衛二さん)が元カノの真澄(深川麻衣さん)と会っているところをリン(カン・ヘウォンさん)が見てしまった第5話。その空気をわりとガッツリ引きずったまま始まります。
信じたい気持ちはあるのに信じきれない不安もある。なんか引っかかるのにうまく言葉にできない違和感。そういうのが少しずつ積み重なっていく時間です。
大河は「元カノだからもう何もない」と言います。
まあそれも分かるんですが、でもリンからすると「元カノだからこそ、また好きになるかもしれなくない?」って思ってしまう。どっちも間違ってないんですよね。温泉旅行は本来なら楽しいはずなのに、スマホが鳴るたびに「元カノ!?」と、空気がピリっとして…100%善意で言った言葉が結果的に相手を追い詰めてしまう。あの感じを見て、正直分かるってなる方も結構いると思います。
「日韓の文化の違いを描きたかったんですか?」ってよく聞かれます。
でもそこはちょっと違くて、描きたかったのは文化そのものじゃなく、好きだからこそ起きるズレとか、分かろうとすればするほど逆にうまくいかなくなる瞬間です。これは国とか誰とか関係なく誰でも一回は経験してることだと思います。
「この枠ってドロドロ系多いのになんで純愛モノなんですか?」って質問もめちゃくちゃ多いのですが、最近は刺激が強めで、分かりやすくて、一瞬で心をつかむ作品がたくさんあります。でも仕事が終わってちょっと疲れた夜とかに「今日はこれ観たいな」って思える恋愛ドラマって意外と少ないなって思っていて、そういうドラマをやれたらいいなと思ってこの企画をやることにしました。一緒にやっている小嶋志和Pもそう言ってました。
『キンパとおにぎり』は派手なドラマじゃないかもしれませんが、毎週ちょっとずつ大河とリンを応援したくなる。そんな小さな作品を日韓チームで作って、世界に届けたいと思っています。
初回放送の少し前に韓国・ソウルで制作発表会をやりました。その模様はこちら
正直あの日は緊張してました。言語も文化も違う場所で日本発のオリジナルドラマを発表することにプレッシャーを感じていました。でもその空気をほぐしてくれたは赤楚衛二さんでした。
「赤楚衛二」という人
ソウルの記者会見で赤楚さんが話された言葉があります。
「言葉が違っても、想いや気持ちは通じる」
不慣れな韓国での制作発表会で話された言葉なので、用意した言葉ではなく、日本での撮影現場で赤楚さんがずっとやってきたことや思ってきたことがそのまま出てきた言葉だったと思っています。
撮影現場は日本と韓国の合同チームでした。言葉も文化も仕事の進め方も違う。通訳を挟む場面も多くて、正直時間がかかることもありました。でも赤楚さんはその「違い」を一回たりともネガティブに扱いませんでした。韓国のスタッフの方にも自分から声をかけて、覚えたての韓国語を使いながら冗談言って、現場の空気を柔らかくしてくれて、気づくといつも人の中心にいる。でも前に出て引っ張るタイプっていうより「この人の周り、居心地いいよね」という感じでした。
ヘウォンさんが日本語のセリフやニュアンスで悩んでいたときも、親身になって話を聞くけど差し出がましさはなく、でも絶対に一人にはしない。
その距離感が俳優というより、同じ作品をつくってる仲間という感じがして本当にありがたかったです。
プロデューサーとして主演俳優の方に求めることはたくさんあります。演技力、存在感、タフなスケジュールへの体力。でも一番ありがたいのは「この人がいると現場が前を向く」ことだと赤楚さんの姿をみて思いました。このドラマが国や言葉の違いを描きながらも、あたたかさを持った作品になっているとしたら、それは間違いなく赤楚さんが真ん中に立ってくれたからです。俳優としてだけじゃなく、人としてキンパとおにぎりの現場にいてくれたことに本当感謝しています。
※ちなみに韓国記者会見の模様も近日中にお見せできると思います!
もしかしてこのドラマってバッドエンド?
第6話まで来て「このドラマってラブラブのままでは終わらない話なの?」って思い始めた方もいるんじゃないでしょうか?鋭いですね。どうなんでしょうか。でも人を好きになるってたぶんこういうことだよな、だったよな、ってふと思い出してもらえる作品になっていたら嬉しいです。
違いがあるから知りたくなる。知ろうとするから自分もちょっと変わる。キンパとおにぎり。似ていてちがう。でも両方おいしいです。この先も大河とリンを、少しだけ自分たちのことみたいに見守ってもらえたら嬉しいです。
