あの「自分を大切にすることって意外と難しい」地上波ドラマ単独初主演作で感じた“励まされる気持ち”:わたしの相殺日記

自己流の“相殺術”でマイペースな日々を満喫する主人公を描く、ドラマ25「わたしの相殺日記」(金曜深夜24時52分~ 全4回放送)。

【動画】あの、地上波ドラマ単独初主演!「わたしの相殺日記」

「孤独のグルメ」の脚本チームが手掛ける完全オリジナルストーリーで、全4話を4週にわたって放送する。

「テレ東プラス」は、主人公・桜庭萌を演じるあのさんにインタビュー。

「自分を大切にすることって意外と難しい」


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――地上波ドラマ単独初主演。オファーを受けた時の感想を教えてください。

「すごく嬉しかったですし、頑張りたいなと気持ちが引き締まりました。
脚本を読んだ時は、とにかく『体、めちゃくちゃ疲れそう!』って思いました(笑)。でも、やる意味がものすごくある作品だなと感じて。自分らしく生きることの大切さがしっかり伝わってくる脚本だからだと思います。それが押し付けがましくなくて、重たくない。生きる術をポップに楽しく伝える感覚が、音楽とも似ているなと共感して、ぜひやりたいと思いました」

――撮影現場で印象に残っているエピソードは?

「本当に濃厚な日々で、印象的なことばかりです。東京タワーを階段で登るシーンがあるんですけど、本当に全部登ったんですよ。途中でエレベーターを使うのかなと思っていたら、『本当に登るよ』って言われて『マジか』って(笑)。でも、スタッフさんは機材を担いでいて、僕よりもっと大変だし、僕も頑張らなきゃと思って登りました。

あとは、共演した竹中直人さんが、アドリブでオナラをされて(笑)。僕の素のリアクションが映っていると思います。竹中さんはものすごく面白くてエンターテイナーで、『これは絶対に素敵な作品になる』と確信しました」

――「頑張らなくていいけど、諦めてはいない」スタンスの萌。あのさん自身と重なる部分はありますか?

「自分が『こうしたい』と思ったらそう動く、というところは似ていると思います。劇中でも、あまり行きたくない飲み会に行った後、それをどうやって“相殺”しようか考えている姿は、僕自身も同じような経験が何度もあるので、とても共感しました。
自分の欲望に正直に生きることって、一見楽そうに思えますよね。でも、実は自分を大切にすることって意外と難しい。萌はそうやって自分を解放して、結局はちゃんと頑張っている。そんな萌の姿を見て、すごく励まされました。

萌と違う部分は、僕は運動が本当に苦手で。運動をして相殺しようという発想は全くないので、萌はすごいと思います」

――役作りで工夫したことや、苦労した点は?


「撮影しながらみんなで役を作っていく自由さや、縛られない感覚がすごく楽しかったです。
萌はだらけている部分もあるけれど、しっかり社会人として働いていた過去もあるので、ハキハキ喋る長台詞も多くて。普段の僕の喋り方とは違うトーンで、噛まずにしっかり喋ることを意識しました」

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――主題歌には、anoさんの楽曲『KILL LOVE』が起用されました。

「僕が作詞作曲をして去年リリースした、ファンの方からも愛されている楽曲です。このドラマのために書き下ろしたわけではないのですが、自分が嫌いな自分を殺して、しっかり自分を愛して包み込んであげるという世界観が、このドラマに奇跡みたいにぴったり合っていて。
主演をやらせていただいて、自分で作詞作曲して歌った曲が後からこうして主題歌になるのは珍しいですし、ご縁を感じています」

――劇中の萌のように、日々の中で「今、自由だな」と感じる瞬間はありますか?

「やっぱりライブをしている瞬間が一番自由です。ステージの上は本当に自由で、自分本体しかいない感覚になれる。ライブに失敗はないし、全部自分が正解にできるので、大切にしています。

日々の生活に関してだと、家の中ではずっと自由です。外はあまり出歩かないので、その分、家の中だけは誰にも監視されずに好きなように過ごせる自由な空間にしています」

――萌は大変な現実に直面した時、自身なりの方法で乗り越えようとします。あのさん自身はどう乗り越えるタイプですか?

「子どもの頃は夏休みの宿題をギリギリまでやらないタイプだったんですけど、ここ4〜5年でガラッと変わって、とにかく先に早く終わらせたいと思うようになりました。ゲームしたいなとか別の欲があっても、仕事や曲作りをバーッと先に終わらせてから、ようやく違うことをする。大人になったというよりは、単純に時間がなくなったという感覚です。

時間がないからこそ、隙間時間をどう効率的に使うかを意識するようになりました。今、もし突然何も予定のない休みが舞い降りたら…遠出をしてみたいですね。1日じゃ足りないかもしれないけど、沖縄に行ってみたいです」

――どんなに忙しくても「これだけは諦めずに続けている」というご自身のポリシーがあれば教えてください。

「自分の好きなものや、可愛いなと思うものを集めて部屋に飾ることです。最近だと、好きなキャラクターのシールやキーホルダーを集めていて。自分のための空間作りは、どんなに忙しくても大切にしています」

――最後に、視聴者にメッセージをお願いします。

「地上波ドラマ単独初主演という、ものすごくありがたいお話をいただけて感謝しています。
ドラマの質感も映像の面白さもこだわって作られていますし、メッセージ性はいろいろありますけど、基本的にはコミカルで気楽に観られる作品です。皆さんも美味しいご飯を食べたり、ゴロゴロしたりしながら、何も考えずに解放された気持ちで観ていただけたら嬉しいです。
現場でもみんなで話していたんですけど、抱負としては…『シーズン2』があるといいなと思っています」

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【あの プロフィール】
9月4日生まれ。現在は、ソロアーティスト「ano」として音楽活動を行う。
2022年にメジャーデビュー曲「AIDA」をリリースし、アニメ「チェンソーマン」(テレ東)のエンディングテーマ「ちゅ、多様性。」が大ヒット。2023年、「NHK紅白歌合戦」に初出場。ドラマ「惡の華」のために書き下ろした新曲「愛晩餐」も解禁された。
俳優として、ドラマ「民王R」(テレビ朝日系)や「惡の華」(テレ東系)、映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」(声の出演)、「赤羽骨子のボディガード」、「【推しの子】-The Final Act-」などに出演。「あのちゃんの電電電波♪」(テレビ東京毎週火曜深夜2時)ほか、バラエティー番組でも、唯一無二のキャラクターで人気を博している。

(取材・文/みやざわあさみ)
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