背筋が凍るお芝居と原作者のお言葉「るなしい」|ドラマPの部屋
ついに最終回を迎えた「るなしい」担当の吉川プロデューサーに、演者さんが魅せる迫真の演技や4年越しに夢がかなった秘話などを聞いちゃいました!
これを読んでこれまでの放送を振り返りましょう!
Q.ここは絶対見てほしいベストシーンTOP3を教えてください
第3位「茂木さんの拍手」(第9話)
茂木(正名僕蔵さん)とケンショー(窪塚愛流さん)の商談のシーンで、ここが茂木の一番美しい瞬間だと思っております。
原作を読んだ時から脳裏に焼き付くような悪魔的シーンだったのですが、茂木を演じる正名さんの素晴らしいお芝居で、より不気味さと力強さが加わり、ドラマ指折りの圧倒的なシーンになったのではないかと監督とも話しておりました。
第2位「森尾の信者ビジネスにハマる過程」(第4話)&「和葉のシュプレヒコール」(第12話)
同率なのですが、この2つはぜひ視聴者の皆様にも見ていただきたいシーンでございます。
まず1つ目は、駒井蓮さん演じる森尾が高校時代にるな(原菜乃華さん)と出会い、信者ビジネスにどっぷりとハマっていく過程です。
最初は全然信じてなかった表情から、最後は“自己実現”を実感して完全に沼にハマった瞬間の表情が本当に素晴らしく、背筋が凍りつくような恐怖を感じるまでのお芝居だったと思っております。
2つ目は、火神ビジネスの詐欺行為が判明し、信者たちがデモを行う際に先陣を切り込む和葉(道上珠妃さん)です。
是非、本編を見ていただきたいのですが、腹の底から怒りが湧き上がってくるようなシュプレヒコールは圧巻的で、このシーンを現場で見て、和葉役を道上さんにお願いできて本当によかったなとしみじみと感じました。
第1位「だってパンツ取ってくれたのよ?」(第11話)
スバル(本島純政さん)から「どうしてケンショーに執着するのか?」と問われて、るなが答えるシーンです。
高校時代にケンショーにパンツを取ってもらい、いじめから救ってもらったことは、“神の子”として生きてきたるなにとって、初めて“ひとりの女の子”として接してもらえた瞬間だからこそ、
長い間ケンショーのことが忘れられなかったのではないかと、原作を読んだ時に感じたシーンでした。
ドラマでは、原菜乃華さんの表情やセリフの発し方も含めて、本当に切なく、心に刺さるお芝居をしていただけたと思っております。

Q.このドラマをやってよかった、夢がかなったと思った瞬間を教えて下さい
原作の意志強先生には、毎週ドラマをリアルタイムで見ていただき、個別でも温かい感想のメッセージも各話ごとに頂戴していたのですが、最終話を見ていただいた際に「素晴らしいドラマにしてくださってありがとうございます」と仰ってくださったことが、本当に何よりも嬉しい瞬間でした。
初めて企画書を出してから、ドラマ放送までおよそ4年ほど時間がかかったのですが、大好きな原作を、素晴らしいキャスト・スタッフの皆様で、こうしてドラマとして届けることができたのは、私にとってかけがえのない時間であり、一生忘れられない人生の宝物のような作品になったと思っております。

Q.打ち上げ、クランクアップのエピソードを教えて下さい
今回、スケジュールなどの関係で全体打ち上げはできなかったのですが、その代わりの記念として、「るなしいTシャツ」を作りました。
ドラマスタイリストさんと何回も入念に打ち合わせして、今作の象徴である「火神の炎」「モグサ 」「血」や、セリフをデザインに落としこみ、とても素敵でカッコイイTシャツができたのではないかと思っております。
原作の意志強先生や出演者の方にもプレゼントさせていただいたのですが、皆さん大変気に入っていただけたようで、忘れられない思い出になりました。

▼最後に投稿を読む皆さんに一言お願いします
ドラマ「るなしい」を最後まで見ていただき本当にありがとうございました。
「るなしい」のドラマに携わらせていただき、改めてこの作品の壮大さを感じることができました。
原作が本当にあまりにも面白すぎるので、より多くの方に届くこと願っております。
人生を懸けて払う「代償」とは何か?何を信じ、何を疑い、何に命を燃やして生きるのか?
火神様が教えてくれたことを胸に刻んで、これからも一人でも多くの方の心に響くようなドラマを作っていけるように、 明日からまた頑張って参ります。
本当にありがとうございました。

■吉川プロデューサーってこんな人!
これまで「シガテラ」「家政婦クロミは腐った家族を許さない」などを担当。