「お酒を愛する栗山千明さんだからこそ」キャスティングの決め手と1カットへの情熱「晩酌の流儀5」|ドラマPの部屋
「晩酌の流儀5」を手がける二人に直撃!シリーズの立ち上げから作品を支える松本プロデューサーと、新たにチームに加わった前川プロデューサーに、キャスティングの理由や試行錯誤を重ねたおつまみ試作会の裏側などを聞いちゃいました!
これを読んでドラマをもっと楽しんじゃいましょう!
Q.このドラマを作ろうとしたきっかけは何ですか
テレ東には「孤独のグルメ」をはじめ、グルメドラマなるものは当時既に沢山あって、そんな中で何か新しい方向性のものが作れないかというのはずっと考えてました。
でも、「食べる」「飲む」ってとてもシンプルなことなので、あまり奇をてらわない方が多分いいというのも思っていたことです。そうすると意外に難しいなと、、、そんな時、自分事として考えてみました。
「飲む前に1時間歩く」「サウナに行って体をととのえる」などなど、私自身が「晩酌準備」なるものを日ごろからしていて、こんなことしてるあんなことしてるというのを飲みの席でよく話していました。
そしたら面白がってくれる人が多くて、あ、これはなんか行けそうだなと、、、企画書を書いていたら、すらすら書けて、なんとなくその時点で手ごたえがありました。
Q.絶対この人!と思った出演者やキャスティング全体のポイントを教えてください
主演は悩みました。それまで、男性主役のグルメドラマが多かったので、まず女性がいいなと。
「女性が美味しそうに、豪快に飲む」これをテーマと掲げた時に、実際にお酒を愛する人にやってもらうのが個人的にはマストでした。野球選手の役なら野球経験のある人にお願いするように、、、私もお酒を愛する一人の人間なのでわかるのですが、飲む人と飲まない人では、お芝居とはいえど細部の表現が圧倒的に違うと思っています。なので、ここだけは拘ろうと。
それで「お酒好き・芸能人」で検索していたら栗山さんが出てきて、半信半疑だったんですが、
マネージャーさんに連絡したらほんとですと。栗山さんなら、キャラクターとしての意外性も作れるし、求めていたイメージにぴったりだなと。このドラマのコンセプトをご説明したら、共感して頂けました。
実際食事シーン撮影になり、「こんな美味しそうに飲める人がいるんだ」と感動したことを覚えています。
今でもこのドラマは栗山さんでなければここまで来れなかったと思っています。
©「晩酌の流儀5」製作委員会
Q.脚本や演出で特に力を入れたところを教えてください
「何気ない日常の中にあるコメディ」をテーマにしていて、その先に晩酌があるみたいな方向で台本は作っています。大きくは、「晩酌ブロック」と「晩酌以外ブロック」があり、それぞれがうまくリンクするように構成を考えています。特に順番は決めていなく、全体のストーリーが先に決まることもあれば、料理が先に決まってその逆算でストーリーを考えることもあります。
「今回は登山をしよう」「今回は葵の回にしよう」「今回は鯖を食べよう」みたいなスタートを決めて、そこから色々と枝葉をつけていく感じですね。なので特に力を入れているところという訳ではないのですが、アイデアの数が勝負ですね。脚本家とプロデューサーでひたすらネタを考えます。
演出はあまり過剰なことをせずに、シンプルに美味しそうに、シンプルに面白くといったところでしょうか。
日常のお話なので、あまりデフォルメしすぎないことを意識しています。一番と言われれば、やはり栗山さんの「注ぎ~飲み」の1カットでしょうか。あれは晩酌の流儀の名物カットになったと思います。
Q.セットの裏側、実はあの場所に○○が!などセットの裏話を教えてください
セットの裏側ではないですが、、、これは晩酌の流儀ならではだと思います。
撮影に臨むにあたって、作品の重要な要素であるおつまみを決めるため、フードコーディネーターさんとプロデューサー陣で「フード打ち合わせ」「試作会」を複数回行います。
「この前行った居酒屋でこんな美味しいの食べたんだけど」「SNSでこういうの見たんだけど」「旬の食材は必ず入れよう」など話し合いながら、おつまみの候補を挙げては試作して挙げては試作して、を繰り返しています。
これだけ聞けば楽しそうに聞こえるかもしれませんが、すべての試作がうまくいくはずがなく、日によっては深夜まで試作をしたり、休みなく数十品試食したりと、過酷を極めることも珍しくはありません。
Q.ここだけは絶対外せないシーンやポイントを教えてください
晩酌のシーンはこだわっています。調理シーンはもちろんですが、皿への盛り付けや、箸の上げ方、お酒の飲み方、グラスの映り方など、どうしたらこのおつまみやお酒の美味しさが皆さんに伝わるのか?を試行錯誤しながら撮影しています。
特に、お酒をグラスに注ぐシーンは注力しており、沢山のスタッフが目を皿にしてモニターにかじり付いています。
本当にこだわってこだわって、何テイクも重ねた上で皆様にお届けしている努力の結晶を、ぜひ本編でご覧いただければと思います。
Q.P的推しキャラ・推し出演者とそのキャラクターの魅力を教えてください
・ツルマートの珍山店長
もともとミスターちんさんのお芝居というか空気感が好きで。
晩酌の流儀に登場するキャラクターは、「小物感」を大事にしていて、えらそうにしたり、ふざけたりしても、そこにしっかりと「かわいさ」がある世界観を大切にしています。
このテーマを体現してくれていると思うのがツルマートの珍山店長ですね。こういう人を撮ってるのが個人的に一番楽しいです。
©「晩酌の流儀5」製作委員会
・海野支店長
もはや「晩酌の流儀」には欠かせない存在。元々キャスティングの時にこの役は絶対おかやまはじめさんにやってほしいと思ってました。実際、おかやまさんのコメディ力は本当にすごくて、台本からは全く想像していなかったお芝居が連発します。このキャラがいないと寂しいっていうキャラはどのドラマにもいると思うんですがまさに海野がそうだと思います。
©「晩酌の流儀5」製作委員会
Q.現場が騒然となった重大な出来事を教えてください
騒然となったことはないですね。
料理の箸上げ撮影があるんですが、より美味しそうに見える箸上げを目指していまして、、、シーズン1の年末スペシャルで青椒肉絲の箸上げがテイク47までいったときはみんな死にそうでした(笑)
湯気が必要なので、47回青椒肉絲を作って、もう終わらないじゃないかと思った時、奇跡の1カットが撮れました。
Q.ランチ、ロケ弁、差し入れなど食べ物裏話を教えてください
食べる、飲む、がテーマのドラマなので当然弁当なども拘っていますが、食事シーンの撮影の日は、美幸さん(栗山千明さん)が食べるものと同じものをフードコーディネーターが振舞ってくれるのでみんな喜びますね。
打ち上げではそのシーズンに出てきたほぼ全てのメニューをフードコーディネーターとプロデューサーが作って、役者やスタッフを労います。
▼最後に投稿を読む皆さんに一言お願いします
連続ドラマがシーズン5まで来ることは、なかなかないことだと思います。
素直に嬉しく、そして一層気合が入っております。
ここまで応援してくださった視聴者の皆さま、この番組に関わって下さった方々、本当にありがとうございます。
金曜日深夜の放送は勿論、配信や録画、様々な形で、気軽においしく見て頂く。
そんなやわらかく、あたたかいコンテンツを目指して、今期も制作に臨んでいます。
長いようであっという間の2クール。是非お付き合い頂けたら幸いです!
■「晩酌の流儀5」
毎週金曜 深夜24時52分~25時23分 放送
【公式HP】:https://www.tv-tokyo.co.jp/banshaku5/
【番組公式X】:https://x.com/tx_banshaku
【番組公式Instagram】:https://www.instagram.com/tx_banshaku/
【番組公式TikTok】:https://www.tiktok.com/@tx_banshaku
■動画配信情報
【U-NEXT】:https://t.unext.jp/r/tv-tokyo_pr
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【J:COM STREAM】:https://linkvod.myjcom.jp/
【milplus】:https://front.milplus.jp/top/navi/svod
【Prime Video】:https://www.amazon.co.jp/gp/video/storefront/
■松本プロデューサーってこんな人!
これまで「晩酌の流儀 」「週末旅の極意」「私があなたといる理由」などを担当。
■前川プロデューサーってこんな人!
これまで「能面検事」「人は見た目じゃないと思ってた。」などを担当。