カン・ハヌル「日本に来たら1日3万歩」マニアックすぎる“楽しみ方”&『龍が如く』愛、語る

ドラマ「椿の花咲く頃」「カーテンコール」「イカゲーム」シリーズなどで幅広い魅力を発揮する、俳優カン・ハヌルが、7月25日に「KANG HA NEUL FAN MEETING inJAPAN 2026『ALWAYS Season3』」(KT Zepp Yokohama)を開催。
約1年ぶりとなる日本ファンミーティングは、歌声とともに温かな雰囲気で幕を開けた。
【公式サイト】韓国ドラマの情報が満載!「テレ東韓国ドラマポータル」
至近距離コミュニケーションに会場熱狂!
カン・ハヌルは白を基調とした装いで登場し、「今日は楽しい時間を過ごしましょう!」と日本語であいさつ、会場を笑顔で包む。
この日のファンのドレスコードは“白とスカイブルー”。「Always Color」のコーナーでは、カメラを手に客席へ下り、その色に合わせた装いのファンの姿をチェック。自由に客席を歩きながら、ファンと言葉を交わす場面も。
続く「Always 日本語ミッション」は、会場のファン全員が“日本語の先生”となる恒例企画。「街中でファンに声をかけられたら……」などのシチュエーションを想定し、覚えたての日本語で受け答えしながら、実際に客席へ降りて会話に挑戦する。

次回のファンミで「どんな企画をやりたいか」ファンの希望を募る場面では、「腕相撲」のリクエストが。「僕は強いですよ、手加減しません(笑)」と自信をのぞかせたハヌルは、「ファンが勝てば、次回、本番」という約束でその場の勝負を受けて立つことに。
しかし! 結果はファンが勝利。ファンに花を持たせたようにも映る(?)負けっぷりで、「次回、腕相撲やります!」とリベンジを誓い、会場を沸かせた。
後半の「カン・ハヌルお悩み相談室」では、仕事や語学、家族、人間関係など、ファンが抱えるさまざまな悩みに耳を傾ける。「息子をハヌルさんのような男性に育てるには?」という相談が寄せられると、両親のことを思い返し、「信じて尊重して見守ってあげることで、信頼関係が生まれる」とコメント。
韓国語のパッチム(終声)に悩むファンには、「今後のドラマでセリフの発音をより丁寧にする」と約束する一幕も。一人でも多くの声に応えようとする、カン・ハヌルの真摯な姿が印象的だ。
さらに、事前に募った「Your Always Mission」は、ファンの願いをかなえる企画。
サイコロで選ばれたミッションに沿って、ファンとのツーショット撮影やギャルピースでのフォトタイムに挑戦! 照れながらも、サービス精神をたっぷりと発揮した。
今後の活動について話が及ぶと、映画「ファーストライド」(9月25日(金)公開)、精神科医を演じる主演ドラマ「マインド・ドクター(原題)」について報告。
2027年に迎えるデビュー20周年にも触れ、「また会いに来たいです」と、自身の思いをにじませた。

ラストは会場を埋め尽くしたファンに感謝を告げ、尾崎豊の「I LOVE YOU」を日本語で熱唱。会場の一人一人と真っすぐに向き合うその温かな姿勢が、強く心に残るステージとなった。
日本での“意外な楽しみ方”とは――?
――今回のファンミーティングの見どころを教えてください。
「僕がファンミーティングでいつも大切にしていることは、はっきりしています。ただ一つ、“コミュニケーション”です。
僕が歌ったり、特技をお見せしたりする姿は、他のバラエティー番組や放送でもご覧いただけるものだと思います。その中で、ファンミーティングでしかお見せできない姿とは何でしょうか? 僕が思うのは、本当に近い存在になって一緒に言葉を交わし、僕の声と皆さんの声が重なり合う……そんな空間を作りたいということ。それが、僕がファンミーティングでいつも目指していることです」
――BSテレ東では、主演ドラマ「カーテンコール」が最終回を迎えましたが、ズバリ、作品の見どころは?
「このドラマは、韓国の分断の歴史と深く関わっています。この作品が伝えようとしていることは、“人が人にどのように染まっていくのか”ということだと思います。
分断国家ではない日本にいらっしゃる視聴者の皆さまが、どのような感情で作品をご覧になったのか――とても気になります。
僕が演じたユ・ジェホンは、北朝鮮から来た人物という設定なので、話し方や見た目には特に気を配りました。そして、単純に北朝鮮の人を演じるのではなく、“北朝鮮の人を演じる韓国の人”という役どころだったので、どうすれば視聴者の皆さんに面白く見ていただけるかをたくさん考えました」
――ジェホンに共感したところはありましたか?
「彼は最初は単純にお金のため、そして“面白そうだな”という軽い気持ちで、つらい人生を背負ったおばあさんに近づきますが、決して軽くはない歴史の痛みを感じ、自ら気づきを得ていきます。一人の人間が別の人の感情に深く入り込んでいく――そういった人間的な部分に共感しました」
――共演俳優たちから「美談製造機」と言われているハヌルさん。俳優として、現場で大切にしていることは?
「美談製造機……というわけではないですよ(笑)。僕の中では、本当にただ一つだけ、“今日を楽しくしよう!”という、その一つの目標だけを持って毎日撮影しています」
――ハヌルさんは、常に笑顔でポジティブな印象ですが、元気が出ないときや落ち込んだときの回復法があれば教えてください。
「元気が出なかったり落ち込んだりした時は、とにかく休みます。元気が出ない、気分が沈むというのは、体が“休んでほしい”とサインを送っているからだと思っています。
まず、スマートフォンを自分の近くに来ないよう放り投げて、何もせずにゆっくり休んでいると、頭がぼーっとする時が訪れます。僕にとって、その“ぼーっとしている時間”こそが、体が本当にしっかり休めている時間なんです」

――日本の魅力をどこに感じますか? 好きなところや行きたい場所、好きな食べ物などがあれば教えてください。
「日本には魅力が本当にたくさんありますが、僕が日本を好きになったきっかけがあります。日本に来た時は、本当によく歩きます。1日に2万5,000〜3万歩くらい。歩きながらいつも感じるのは、“本当に街がきれいだな”ということです。
そして、一番衝撃を受けたのは、建物と建物の間のすき間です。“あの狭いすき間を一体どうやって管理しているのだろう”と。実は日本を訪れた時は、建物と建物の間のすき間を見るのが楽しみで歩き回っています。そのすき間がきれいに掃除され、きちんと管理されているのを見る度に、日本の国民性や誠実さが感じられる気がします」
――ハヌルさんは、「龍が如く」も好きだそうですね!
「『龍が如く』について話し始めると、このインタビューがとても長くなってしまうと思います(笑)。そして、このインタビューが、『RGGスタジオ』に届いたら嬉しいですね。
『極道の世界を美化しているゲームでは?』とおっしゃる人もいますが、プレイしてみて、むしろその世界の卑怯さや醜さ、その裏側を赤裸々に見せている作品だなと感じました。『龍が如く』は、自分が貫こうとする信念についての物語なんだなと。
間違った信念を持った人は壊れていき、その信念によって動いていく人たちの物語でもあります。
2027年に発売される『STRANGER THAN HEAVEN』も本当にとても楽しみにしていますし、僕も通りすがりの役でいいので、少しでも力になれたら嬉しいです。『RGGスタジオ』の皆さん、応援しています!」
――早いもので、2026年下半期に入りました。今後トライしたいことがあればお聞かせください。
「いつの頃からか、目標と呼べるものがなくなりました。これは決して憂うつな意味ではなく、心から一日一日を楽しむようになったということです。楽しまずに過ぎてしまう一日が、もったいなく感じるんです。だから今日も明日も、楽しく過ごしたいと思っている、ただそれだけですね」
【カン・ハヌル プロフィール】
1990年2月21日、韓国・釜山広域市出身。2006年、ミュージカル「天上の時計」のオーディションに合格し、俳優デビューを果たす。2007年のドラマ「最強!うちのママ」でドラマデビュー。2019年のドラマ「椿の花咲く頃」で「第56回百想芸術大賞」TV部門男性最優秀演技賞を受賞。
主な出演作に、ドラマ「相続者たち」「ミセン-未生-」「麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」「カーテンコール」、映画「二十歳」「ミッドナイト・ランナー」、Netflixシリーズ「イカゲーム」シリーズなど。圧倒的な演技力と親しみやすい人柄で幅広く活躍している。
映画「ファーストライド」(2026年9月25日(金)公開)、ドラマ「マインド・ドクター(原題)」(2027年)など。
(取材・文/斉藤和美)
※このページの掲載内容は、更新当時の情報です。